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2016年09月18日 イイね!

これぞ「サイコーにちょうどいいHONDA」・・・かな? ホンダ フリード 試乗

ホンダからついに登場、新型フリード。

フリード

発表翌日の土曜日、試乗車があるわけない(実際検索しても千葉市周辺は展示車のみ)と、展示車目当てに立ち寄ったディーラーに試乗車が!

それもハイブリットばかりが試乗車となると思いきや、ガソリン車のGグレードでした。(ハイブリットは10月に入ってからだそうです) さっそく試乗させてもらいました。

先代より5cm拡大しただけですが、ずいぶん大きくなったなぁ、というのが第一印象。
乗り込んでも、広いですねぇ。特に横方向の広がりに唖然。5ナンバー車に思えない・・・というのは大袈裟かな。でも正直そう感じました。

■ここが良かった!

「1.5Lコンパクトミニバン」クラスにしては全体に漂う高い質感。
内外装はもちろん、ボディの剛性感、足回りのシナヤカさ、パワートレインのパワフルさ、どれをとっても質感の高さが印象的でした。
エンジンは力強く、カタログ通り一昔前の1.8Lくらいの馬力・トルクを発生し、それを伝えるCVTのダイレクト感にも感心。基本エコモードでの試乗でしたが、それでも十分な感じです。

シートは形状は良いしクッション圧も基本的にはしっかりしたもので長距離運転も行けそう、なキブンにさせてくれます。
先代同様、ステアリングがテレスコ付きなのは嬉しい。ジャストなドラポジが取れる印象。
足回りも高いボディ剛性感を活かし、よく動いている印象。柔らかめですがふら付く感じではなく、凹凸をよくいなしていて快適でした。現行ステップワゴンに近い印象です。あのフィールは好みが分かれるので試乗して確認して見てください。
そうそう、静粛性もこのクラスとしては十分満足ではないでしょうか。

インテリア

それと好みのど真ん中ではないですが、エクステリアデザインも個人的には良いと思いました。
現行フィット以降、ホンダのデザイン基本テーマの「エキサイティングHデザイン」の文脈が、これまではイマイチ判り難い印象をもっていましたが、今回のフリードは各部のプレスラインも整理され、ようやく開発陣もコツをつかんだのでは、という気がします。


エクステリア


とうことで、総じてまさに1クラス上の出来。8年遅れてやってきた「This is サイコーにちょうどいいHONDA。そんな感想を持ちました、が・・・・

■ここが残念

・お値段も正直に1クラス上
とにかく車両販売価格の高さに驚き。
同乗したセールス氏曰く、オプション・諸経費込み込みで、試乗車のガソリン車Gは300万円、ハイブリットEXは350万円程度、と。

・総額に比して彼方此方に漂うチープ感
その総額を考えると、今度はむしろ質感の乏しい箇所が気になってきます。
例えば、総額300万円もするのに、後輪タイヤハウス内側にカバーがないので、バンパー裏まで素通しで興醒め。このクルマ、廉価版の軽自動車ですか?
それに、インパネの樹脂のプラスチッキー感は良いのですが、微妙に曲面の造形がパネルとパネルの間で繋がっていない部分がありますね。そこでチープ感を演出しなくても・・・。

・曖昧なステアリングフィール
先代から継承されている部分ですが、ステアリングが軽めで、特に直進時、中立付近での安定感がなく遊びが多いのが気になりました。「女性が運転する機会が多い=軽めの操舵感 」 が判り易い”記号”として実現されてないと、というのも判らないではないですが、もう少しドッシリ感が味付けされていても悪さはしないと思います。


■今の国産新型車市場を支えている商法

かつてトラヴィックを乗っていた自分にしてみると、フリードはそのディメンション、コンセプトなど、「今一度ミニバンを所有する機会があれば購入対象かも」と思わせる説得力に満ちた内容でした。

とはいえ、総額のお値段には絶句。クルマの販売台数が激減している国内市場では、1台あたりの利益を上積みするのは当然なのかもしれませんが、純粋1.5Lガソリン車グレードも総額300万円とすれば、その総額に対して翻って質感を考えると、やっぱり高いと感じてしまいます。
質感の高さが印象的ながら先日「高すぎ」と評したアクセラも十分射程圏内ですし。

改めてセルフ見積もりをやってみると、たしかにそういう計算に。車両販売価格は210万円前後。諸費用が20万円ほど、で残りがオプション他で60万円から80万円ですね。

メーカーオプション:20万円
ディーラーオプション:40万円
その他コーティングやらメンテパックやら:20万円

つまり、総額費用の1/4近くがオプション費用なのですね(@_@)
上記のオプションで、値引きが幾らになるかにも興味ありますが・・・

もともと10年前よりもっと以前から「車両本体価格は安くてもオプション付けた総額は高い」という傾向はどこのメーカーにも見られましたが、ここ数年はその傾向がさらに顕著になってしまったようです。
今後のクルマ購入方法も再考させられる、貴重な試乗となりました(^_^)


Posted at 2016/09/18 09:38:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ

プロフィール

「待望の新型ムーヴに試乗! おかえりなさいダイハツ!て感じ(どんな?(^^;  新車市場にダイハツ車がある安心感。インプレはいずれ。スバル版ステラも気になります(^^)」
何シテル?   06/08 16:43
なとりです。よろしくお願いします。 クルマの話大好きです。暇さえあれば試乗に行って研究してます。 写真はそのうちに(^^;
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