• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

なとりのブログ一覧

2016年11月19日 イイね!

日産 ノート e-POWER X 試乗

発売前から雑誌でe-POWERは目にしていたものの、「またハイブリットでしょ」と
興味がわきませんでしたが、「エンジンは発電専用のEV」というのは面白い!
ということで試乗してきました。

ノート エクステリア

ノート インテリア


■e-POWERの走行性能

もちろん走行はEVのそれ。アクセルペダルに反応してスーッと加速。
が、ペダルの踏み込みに呼応してエンジンも始動し、エンジンの回転数も上がっていきます。
アクセルペダルはモーター制御に繋がっていてエンジンは関係ないはずが、エンジンも反応するのが不思議な感じ。でも、
ペダル踏み込む→加速する→モーター出力上昇→バッテリー減→エンジンで充電
と走行と出力の需要関係は繋がっているので、当然といえば当然ですよね。
「なら通常のエンジン車と変わらないじゃん」て感じですが、「EV走行の方がエンジンよりもロスが少ない=燃費効率高い」ということですね。

実際、モーターによる加速はリーフ譲りで力強く、ストレスありません。
もちろんアイドリングストップもあるのでガソリン消費は抑えられていますし、静粛性が高いのか、エンジン始動時の音も小さいのも良いですね。

■良いところ

・しっかりした足回り
従来のエンジン車の車重に加えてEVのパーツを積載するので、
それに見合って剛性を高める必要があったのか、
足回りはしっかりかつ重厚、ボディの揺すられ感も非常に少なく、
国産コンパクトカークラスでは現状最良の印象でした。
欧州車に近いといえるかもしれません。

・質感の高まったシート
シートのクッション圧の配分を変更したか座った質感がアップした印象でした。
ただシートバックの角度が決まりにくい気が。このノッチとノッチの間がピッタリなんだけど~と
思いました。

・感触の良いウレタンステアリング
Xグレードはウレタンステアリングですが、握った感触がしっくりして「革巻きじゃなくていいなぁ」と思いました。加えていえば、革巻きや専用シートにこだわらなければ、試乗車のXグレードは装備も充実していて「お買い得」とさえ思いました。

・良く出来たSモードのワンペダルドライブ
一番感心したのがここ。「Sモードにするとアクセルペダルだけで速度制御ができる」というフレコミで、「本当かいな」と思いましたが、これが素晴らしい。
ペダルから足を離すと制動がかかり、それがブレーキペダルを踏み込んで減速しているかのような自然さ。
加減速にバタつくかと心配でしたが思いのほかスムーズで快適。試乗後半はずっとSモードでディーラーまで運転。思いのほか完成度の高い「1ペダルドライブ」です!
ただし、アクセルペダルから足を離すとグンと減速するので、空走距離が比較的長い国産車に慣れていると違和感があるかもしれません。自分はC4の4速ミッション「AL4」を思い出して「懐かしい」フィーリングでした(^^)


■残念なところ

・クルーズコントロール非装備
ライバルのコンパクトカーでは装備しているモデルもあるのに、最上位グレードでも非装備なのは勿体ない。
高速での燃費UPにも有効だと思うのですが、日産の上位ラインアップへの「配慮」でしょうか。

・テレスコが欲しかった
アップライトな姿勢ではないせいか、ステアリング位置がもう少し近ければ・・・と思いました。テレスコ装備だとなおピッタリとドラポジを合わせられて良かったと思います。

・若干違和感あるスマート・ルームミラー

スマートルームミラー

リアの後方視界をクリアに見ることができるスマート・ルームミラーですが、やや液晶のパネルの品質がイマイチなのか、夜間の対応もするためか、画質がイマひとつで、「リアルな映像を見ていない」人工的な違和感があります。

・この期に及んで”4”エアバッグ

ノート 4エアバッグ

このクルマのある意味最大の残念ポイント。
カーテンエアバッグは当然のように装備可能(標準装備ではないけど)と思ったら、
サイドエアバッグは省略されています。何がしかの省略できた根拠はメーカーとして持っているのだろうけど、コストカットにしか思えません。

・フロントフェイスが・・・
これは個人的な印象ですが今回のフロントデザインはややアンバランスに感じます。ヘッドライトとフォグランプの間が空いていて、見る角度によって間延びした印象になるときがあります。「写真写りが悪い」パターンかと思ったら、実車を間近で見たときの方がその印象が強いような・・・

■e-POWERは完成度が高いですが・・・

e-POWERのシステムはもちろん、内外装や骨格にまで手が入ったビッグMCで、日産ノート、相当力の入った熟成が行われました。
価格もハイブリット並みで”リーフ”が乗れる。しかも充電設備不要、というのはお得ですし、コンパクトカー随一の広さで使い勝手も抜群。
ということで、残念なところもありますが、これは売れるのでは!と思いました。
(ハイブリットと言ってしまえばそうなんですが(^^;;)

ただ、運転していてドキドキワクワクさせるものがもう少しあれば、、、というのは贅沢過ぎる希望でしょうか。
その意味で、フレーム補強が入るモードプレミアや、「ダウンサイジングターボ」的なDIG-Sの熟成がどうなったのか、ぜひ確認してみたくなりました。特に後者はe-POWER全面推しのなか、いつカタログ落ちするか判らないので早急に試乗してこようと思います。
Posted at 2016/11/22 06:31:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ

プロフィール

「待望の新型ムーヴに試乗! おかえりなさいダイハツ!て感じ(どんな?(^^;  新車市場にダイハツ車がある安心感。インプレはいずれ。スバル版ステラも気になります(^^)」
何シテル?   06/08 16:43
なとりです。よろしくお願いします。 クルマの話大好きです。暇さえあれば試乗に行って研究してます。 写真はそのうちに(^^;
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/11 >>

  12345
6789101112
13141516 1718 19
20212223 242526
27282930   

愛車一覧

三菱 eKクロススペース ekxs (三菱 eKクロススペース)
ステラを手放すタイミングで見つけました。走行距離4000㎞で評価書のキズはなし、という程 ...
スズキ スプラッシュ スズキ スプラッシュ
C4の後に相棒となったクルマ。アップライトで硬めのシート、オペル風味の足回り、1.2L+ ...
日産 サクラ 日産 サクラ
以前から思うところあってEVを見てはいたのですが、充電設備の設置工事など我が家にとっては ...
シトロエン C4 ケロロ (シトロエン C4)
2013年5月にトラヴィックを惜別の思いとともに手放し、とはいえ、これでじっくり次の愛車 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation