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2022年08月06日 イイね!

ダイハツ ムーヴキャンバス ストライプス Gターボ 試乗

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ムーヴキャンバスがフルモデルチェンジ!
・単色系でもシックなグレード「セオリー」が追加!
・ターボグレードが追加!
・6エアバッグ装備!
しかもデザインもさらに洗練度をアップ! 
自分が先代に感じていたネガな部分がそっくり払拭された新型、俄然、次期購入候補の上位に挙がってきました。ということでようやく試乗車が多くの店舗に配車された先週、試乗してきました!

モデルはタイトルにも書きましたように、ストライプスのGターボのFFです。
店内にはセオリーが展示してあり、そちらの雰囲気もつかめました。内外装、特に内装の色合いやシートの風合いはかなり好みです。
もともとやたら背高過ぎないスタイルがウリのムーヴキャンバス。現行も乗って、運転して、解放感高く、とはいえ空気を運んでいる空虚感も少なく、の絶妙な程よい感じが好印象でした。

■良かったところ
・ターボによる余裕ある走り
・程よいパッケージング
・全周ガラス UV/IRカットの威力
・高い静粛性
・視認性の良さ
・油圧パワステチックなハンドリング
・キャラクタにあったゆったりしたドライブフィール

■残念なところ
・中立付近の遊びが大きいステアリング
・BピラーにSハイトワゴン系と同様、後席乗降用の手すりは欲しい。
・やや強めのラバーバンドフィールのCVT
・クッションがつぶれやすく惜しい出来のフロントシート
・実用性のかなり低いリアシート ★今回の最大の残念ポイント

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試乗したのは先週の40度に近い炎天下でしたが、空調の効いた車内は快適そのもの。フロントガラスの角度が立っていることも功を奏していますが、全周UV/IRカットガラスがとにかく効果絶大だと感じました。
ホンダが始め、スズキ、そしてダイハツと全周UV/IRカットガラス装備の車種も増えてきました。最近の強い日差しを思うと、もっと車種を拡大して欲しい装備だと思います。(コスト的になかなか厳しいらしいですが)

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クルマとしてみたときにどちらかといえばネガティブな領域にあるダルなフィールも散見されましたが、先代に比べてさらにコンセプトにあったハンドリング、パワートレインのレスポンスでターゲットユーザー層の多くが満足する味付けと思います。また「居間のソファのようなクッションのシート」的な、残念なポイントもありますが、長く沁みついたユーザの固定観念もあるので覆すのはもはや困難なのかもしれません。

■人より〇〇様を優先するクルマ

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とはいえ、とにかくリアシートの出来に不満です。
ヒール段差が少なく、腿が浮いてしまい不快。またクッション圧もペラペラ感が強く、長時間の使用に耐えない感じ。
これは当然、シートバックを倒した時に荷室がフラットになることを考えての設計だと思います。
つまり、相変わらずムーヴキャンバスも、人より荷室を優先するクルマ でした。
人が最優先ではないのも哀しいですが、荷物ですらなく荷室を優先、というのがさらに残念。
クルマは、何をおいても乗員最優先で設計・開発されるべきもの、と思う自分にとっては、どうやら買い替え候補にはなりませんでした。

ムーヴキャンバスに限らず、最近は優先順位が自分の基準に合わないクルマが多くて残念です。

■ダイハツさん、リアシートの再考を

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ちなみに、現行ダイハツの軽のなかでは自分の評価高い車種、タフトのシートにも着座させて頂きました(酷暑下でのスカイフィールトップの車内を確認したかった。当然ながら天井のIRカットガラスが熱をもって暑かったですね(-_-;)
「バックパックスタイル」と称してリアシートの乗車より荷室アレンジを重視しているタフトですが、リアシートは座面の形状が良好で、前後長が極端に短いにもかかわらず座り心地がことのほか快適。デビュー時の試乗で好感触だった記憶が蘇りました。シートバックは平板ですが全体としてクッション圧が高めかつ着座姿勢が比較的マトモな印象。シートはサイズでは判断できないんだ、と改めて痛感しました。

つまり多人数乗車を見越した車種より、基本二人乗りで荷室重視の筈のクルマの方がリアシートの出来が良い、というなんとも皮肉な状態です。

そうそう、全くの推測ですが形状や座面長の短さからも、タフトのリアシートって、ミラトコットのリアシートのシートフレームの流用ではないかな、と思ったりしてます。

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ミラトコットも実際の座り心地は良いですよね。しかも、ミラトコットもどちらかといえばパーソナルユースで、フル乗車メインを想定していないクルマ。なんとも歪んだ商品構成です・・・

今後リリースされる新世代ムーヴのリアシートも不安しかありませんが、設計思想のドラスティックな変更で、「荷室様より人様を優先したリアシート」で登場して欲しいと願わずにはいられません。


Posted at 2022/08/06 14:16:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「祝!両角岳彦氏が自動車評論に復帰! https://www.as-web.jp/car/1229879?all 個人的に信頼するヒョーロン家の一人でしたがBMWだかBOSCHだかの研究所所属になって隠遁状態で残念でした。往年のように歯に衣着せぬ評価に期待してます(^^)」
何シテル?   07/12 09:55
なとりです。よろしくお願いします。 クルマの話大好きです。暇さえあれば試乗に行って研究してます。 写真はそのうちに(^^;
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