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なとりのブログ一覧

2025年04月29日 イイね!

サクラでロング?ドライブ(その1)

■今回も”サクラ”からスタート

「納車1ヶ月レビュー」の3回目はまたの機会にして今回は・・・

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この日は4月11日(金)。今回は(今回も)佐倉市からスタートってことで、やってきたのは佐倉市役所
サクラだけに佐倉・・・てのは、我ながらもういいよ(^^;
まぁ今回は「サクラ合わせ」が目的ではなく、

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佐倉市役所食堂でお昼ごはんを食べるためにきました。
下記のyoutubeを偶然見て、美味しそうで俄然食べてみたくなってのです(^^)



お昼どきを外して13時到着。予想通りピークは過ぎて店内はかなり余裕がありました。

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人気で定番のから揚げ定食かな、と漠然と考えていたのですが、食券機の前に立った瞬間、魚が食べたくなり、サバ定食をチョイス
サバがデ~ン!と一尾載ってくるとは! もちろん脂がのっていて美味しかったです。
つけ合わせもカボチャやカブなどフライなどもあってバラエティ豊か。
あとお味噌汁は最近ではめずらしい、色濃い目のお汁(赤味噌系?)。地産地消のこちらの食堂なのでこのお味噌も?と思ったら、市役所の目の前におみそ屋さん(ヤマニ味噌)がありました。白味噌系の我が家としては、塩味強めに感じますが、しっかりした風味がクセになる美味しいお味でした。

あっという間にお昼を食べ終わり、いよいよ今日のメインイベントへ。

今日は家族が旅行に行き、あいにく自分は仕事があって留守番でしたが、若干時間が確保できそうだったので、サクラで一泊二日のロング?ドライブに行くことにしたのです。
そこには以前から試したかった『とある目的』がありまして・・・

■佐倉から印西、手賀沼へ

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佐倉市役所から、印旛沼へ、さらに千葉ニュータウンに。そして印西の企業団地を通過。
数年前の開発段階で通りかかったことがありましたが、さらに新しい業者の建物が沢山できていて全く景観が変わっていてびっくりしました。まさかgoogleやAmazonもここにくるとは

詳細は”千葉ちゃん”こと「千葉チャンネルさん」の以下が詳しいかも(2:00あたりから)



印西を抜けて手賀沼へ。

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numa cafe の近くの公園に寄りました。
(橋の向こうの赤い屋根の建物がnuma cafeが入る「手賀沼フィッシングセンター」です)
numa cafeはお店のコンセプトが良い感じだし、カフェの席からの手賀沼の眺めがよさそうで、以前から寄ってみたいなぁ、と思いながら今回もタイミング悪くスルー(^^;
(何しろご飯食べたばっかりで。「カフェ」とはいえコーヒーだけ、てのもなんか気が引けるし(^^;

その後、手賀沼公園に。桜がまだ残っていて、とても綺麗だったので寄ってみました。

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桜は満開の時期を過ぎていたけれど、ギリギリ良い雰囲気を撮れたかな。
ということで、この日は夕方から雨の予報の通り、だんだん雲行きも怪しくなってきたので、そろそろ頃合い、ということで宿泊先を目指して野田へ。

■サクラで一泊二日の目的は

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宿泊先は 野田のHOTEL R9 さん。

さてさて今回の『とある目的』とは、初の外部設備を使っての充電に挑戦 することでした(^^)
「いやいや、充電ステーションなんてどこにでもあるでしょ」とツッコミがありそうですが、なにしろ自分に甘い人なので(^^; 自宅充電できる環境ではいつまで経っても外部充電しないことが明らか、「何が何でも外部充電しないと電欠になる状況」に強制的に自分を置かないと。てなわけでサクラを道連れに一泊二日の旅行に出た次第。

初めてなので宿泊先に充電設備があるところがいいなぁ、と漠然と考えて探しているうちに、HOTEL R9さんでも充電設備の設置を始めていることを知り、その1つが野田だったというわけ。以前からこのコンテナ利用ホテルを利用してみたかったこともあり、決定。

夕方に予定通りにチェックイン。
幸いウイークデーで17時前にチェックインしたためか、駐車場はガランとしていて充電設備も空いていたので、何はともあれチェックイン後にさっそく充電開始

バッテリー残量は30%そこそこ、走行可能距離は60㎞程度を残していました。
万が一のときに充電なしで自宅に戻れるようにしておいた(^^;)

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こんな感じで充電開始。ちなみに急速充電ではないものの、6kW/hの少し高めの充電性能。それでも(そこそこ残量があるので)今回は2時間くらいでほぼ満充電になります。

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 この日はあいにく夕方から雨の予報。ホテルについたころには冷たい風が急に吹いてきました(前日には、埼玉で落雷で中学生の被害がありました)急遽、対策として充電口のカバーを購入しておいたので養生。
 すると、なんと充電開始からものの数分でゲリラ豪雨に! 部屋に入ってひと息ついたところで屋根を打つ激しい雨音にビックリ。間一髪で濡れずに済みました。肝心の充電口もこのカバーのおかげで何も問題ありませんでした。
 EVは雨天の充電が悩みどころですね。

 充電完了したら一般の駐車場へ移動。自分の部屋の前のスペースにもってきました。
窓ガラスごしにサクラをパチリ。

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サクラの向こうにR16の結構な交通量が見えますが、窓ガラスの防音性能はバッチリで、よほど神経過敏な方でなければ気にならないと思います
(起きている時間帯はね(後述))

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 ちなみに充電設備はプラットチャージ。充電料金は2時間で660円でした。
クレジットが使えず(使えるのかもしれないけれどぱっと見は決済方法が分からず)、PayPayで支払い、まさに”実地研修”じゃないと分からないこともあって、試して正解でした。

 HOTEL R9さんで充電できなかった場合には、柏の葉のENEOSで急速充電することも想定してアプリも用意はしていたのですが、今回は使用することなく。このあたりはまた別の機会に試そうと思います。

■サクラと外部での充電について

 ともあれ充電自体は無事予定通り実施完了・・・でしたが、今回の経験で、個人的には(あくまで私見です)継ぎ足し充電をしてまで遠出はしたくないなぁ、というのが正直な感想です(^^; 
 すべては慣れの問題ですが、「充電までの手続きが面倒」そして「充電時間の問題(時間を潰すイベントを用意しておく必要がある)」etc・・・これらを考えると、数少ないシチュエーションとしては、今回のような宿泊先で充電が現実的かな、と。

 もちろん急速充電を使えば、待ち時間も大幅短縮できる、というのは判ります。公式的な見解でも、またyoutubeでの先達の方々の実験でも、急速充電を多用してもサクラのバッテリーに悪影響はほぼ見られないようです。
ただ、やはり精神衛生上は気持ちのいいものではないというが私見(^^;
ということで、自分の中では急速充電はあくまで緊急用、の位置づけです。

 てなわけで、我が家のサクラの運用について、また1つ勉強になったドライブでした。
さてさて、翌日のドライブは、というと・・・(長くなったので「その2」へ続く)

Posted at 2025/04/29 19:42:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | サクラアレコレ | クルマ
2025年04月20日 イイね!

ヒョンデ INSTER Lounge 試乗

サクラの納車1ヶ月の感想の続きを書く前に別の話題を。

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時期外れの暑さだった昨日4月19日、やってきたのはファミリーマート千葉旭町店。
ここで行われていたのがこちら↓


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ヒュンダイあらためヒョンデからこの度日本に導入されたINSTER、いかにも輸入車(というかアジアンメーカーならではの)アク強めの外観ながら、個人的にはダイスキーなクロスオーバールックに加えて、何しろ車両本体価格300万円代で400㎞を超える航続距離は魅力大

ただご存じの通り、日本再展開後のヒョンデは店舗が少なく、気軽に試乗ということはできません。
・・・とwebページを見ていたら偶然今回の試乗キャンペーンを見つけ、その上千葉県での試乗会会場となっているファミリーマートも自宅から比較的近い! これはもう自分のためのキャンペーンと言っても過言ではない(いや言い過ぎだから(^^;) これは申し込みしない手はないぜ! 
というのが1ヶ月くらい前でした(^^)

そしてついにきた試乗当日。予約時間の14時半の30分くらい前に到着。

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2台のINSTERが待機。ともにグレードはLOUNGE。
試乗前の書類にサインしてスタッフさんと少し会話。すると、自分の前の時間帯は予約がなく、試乗を前倒しでスタートして良いと。これはラッキー! その上、試乗コースは一応設定されているけれど好きなように走って良いよ、ということでこれもラッキー!
自分はオレンジの方のINSTERをチョイスさせて頂き、まずは操作系回りの説明を受けました。

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ちょっと感心したのは、ウインカーレバーとワイパーレバーの向きを日本に合わせてきたこと。あとナビはゼンリンのデータだそうで、このあたりも抜かりなし。「ウチの国のクルマが売れてねぇのは日本が悪い」とか言う前に、日本の事情に合わせる企業努力はしてるのかい、とツッコミされまくりだろうなぁ>某Tランプ氏、てな話しはさておき。

それと右側のウインカーレバーの下にあるのがギアのレバー

(公式ページより)
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今まで体験したことないインターフェースでしたが直感的かつ合理的。特に違和感なくすぐに慣れました。理にかなった仕様だと思います。

ということで早速スタート!(助手席にスタッフさん同乗)

まず真っ先に感じるのがボディのガッシリ感ドアを閉めたときの重厚な音とともに、内装の樹脂の質感ともども、方向性は完全に欧州車、もっといえばドイツ車のそれです。
そして足回りもゴツゴツ感は少なくしなやか17インチのタイヤを履きこなして路面のザラツキ・凹凸をいなし、不快な振動も基本的にありません。
静粛性も高く、ロードノイズも最小限。
サイズはコンパクトカーですが、そのドッシリした走り味もあいまって、より上位のカテゴリを思わせる出来の良さ・質の良さにいっぺんに気に入りました。

ステアリングは結構太目ですが握りやすく、程よい重さ。パワステの味付けも自然で質感高いです。

肝心のEVとしての走行はスムーズで制御がよく練られています。ドライブモードを「スポーツ」に設定すると日産の「e-pedal」に相当する「i-pedal」が使用できます(回生ブレーキの強さも何段階かに調整可能ですがスポーツモードはデフォルトはMAX。ハンドルのパドルシフトでのマニュアル設定でも起動可能)。回生ブレーキが強くて最初戸惑いましたが、これも比較的すぐに慣れました(e-pedal車を運転しているヒトはすぐ慣れると思います。)INSTERの場合、i-pedalはゼロkm/hつまり完全ストップまでをサポートしているのも嬉しい仕様。(サクラのe-pedalは最後の最後はドライバーがブレーキペダルで停止)

スタッフさんと話しをしつつ、写真を撮りたかったので、いつものH公園に到着。
駐車スペースに停めて撮影しました。

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日本人の目にはアクの強さは相変わらず・・・ですが、実車を間近でみると、カタマリ感のなかに独特の造形が非常にうまく練りこまれていて、長く生活を共にできそうなデザインの完成度の高さを感じました

フロント・リアと比較してサイドビューは、比較的オーソドックス
そこに変化を付けているのが、Bピラー回りのフロントとリアのドアで変えているデザイン処理ですが(フロントドア側はピラー根本のコーナーを曲線に、リア側はコーナーをスクエアに)、実車では思いのほか自然というか違和感がありませんでした。下のweb画像では結構、主張の強さを感じましたがボディカラーのせいかもしれません。

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それとリアドアのノブはヒドゥン形式ですが、個人的にこのノブを採用した過去のモデルはいずれも使いにくく、デザイン性は高いけれど実用性は・・・という感想でした。

しかしINSTERのノブはノブを握りやすく、引き出しやすく、実用上問題ありませんでした。ノブの形状がシンプルで窪みのスペースを大きくとってある、などよく考えられています。その上のワンポイントのニッコリマークのお遊びとともに、非常にポイント高い箇所と思いました。


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この角度からが良く分かりますが、リアのフェンダーとバンパーの処理が連続性をあえて設けていないですね。このあたりの処理も日本の国産車ではまず見られない特異な処理で好みの分かれるところかな。個人的には面白いと思います。

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少し離れてややサイド寄りの角度から。この眺めが自分としては好みです。

そうそう、右左折時にメーター部に曲がる側の横後方が映し出される「ブラインドスポットビューモニター」機能、これは実用的でした。

(下はコナの同機能の画像です)
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ということで土曜午後で道路が混んでいて距離はそれほど乗れませんでしたが、INSTER、非常に完成度高いクルマで、出来の良さを堪能させて頂きました。

■嬉しい装備

試乗車のLOUNGEは革シートが標準。
自分は革シートは大の苦手なんですよね。汗っかきなのでシートがぐっしょり、となってしまい、試乗のときは、毎度、販売店のスタッフさんに大迷惑かけてしまっています。

ところが、INSTERのLOUNGEは、シートヒーターとともに、ベンチレーションが装備されていました。

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 スタート前の装備の説明を受けているところからシートに触れているところが気持ちイイ!! 当日は異常な暑さでしたから、実用性も高く、大変助かりました。
 高温多湿の日本にあって、革シートには真っ先に必要な装備と思いましたが、はてさて、これを装備している現行販売の革シート車ってどれくらいあるんでしょう(特にもっともこの国の気候を熟知している筈の国産メーカーのクルマ)。革シートにはセットで標準装備になって欲しいですね。

■自分が購入するとすれば

 自分が選ぶとしたら中間グレードのVoyageで装備的にも十分満足。タイヤも15インチなのがむしろ好印象。
 航続距離が400㎞以上あるというのは実用上、従来のガソリン車の感覚で使えるので、マイカーを1台のみ保有のご家庭にも現実味ある選択肢になってくるのではないでしょうか。

定員が4名ですが、5名定員でもフル乗車する機会が殆どなければ実用上の犠牲も基本的にはなし。

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生活を共にしてその充実度が上がること」が最優先条件の自分にとって、このINSTERというクルマ、正直ネガなポイントがありませんでした。
自分は「良いクルマ」であればブランドは関係ない人なので、サクラを購入していなかったら、コロッと契約に動いていたかもしれません。アブナイアブナイ(^^;

■アフターサービスも充実しているけれど・・・

 そんなINSTERの唯一にして最大の問題は、やっぱりヒョンデの販売網の貧弱さですね。
 千葉県の場合、もっとも近いディーラーは横浜になるそうです。(今回の試乗車も横浜からもってきているそうで)
そうなると購入後のメンテはどうなるんですかねぇ、と試乗ドライブしながら確認すると、スタッフ氏曰くメカニックが横浜から取りにくる、て感じですかね」と。

 殊にINSTERは電気自動車です。メンテが気軽に受けられないのは購入検討のうえで大きなハードルになるのではないかなぁ、と思います。
やはり各都道府県に1店舗くらいの直営店か、少なくとも代理店を設置するだけでも、ユーザーの拡大に大きな効果を産むのではないでしょうか。

 前回の展開時には三菱が代理店業務を担っていましたが、日産傘下の今はそれも無理でしょうね。例えばテスラのディーラーに代理店業務を委託する、とか・・・は現実的に難しいのかな。

■かつてのあのクルマの後継?

以前のヒュンダイ日本展開時に試乗して衝撃を受けたのが、コンパクトカークラスのTBでした。

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クリーンなデザイン、ボディの剛性感、足回り、シートの出来 etc スズキのスプラッシュの先を行く、まるでドイツ車のような味付けで、非常に出来の良いコンパクトカーでした。その上、車両価格もすこぶる安い。まさにコスパ最強のクルマで、当時、我が家でコンパクトカーを探していたら購入検討していたと思います。

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今回のINSTERはコンセプトこそ違いますが、クラスは同じですし、全体のまとめ方からしてもTBの後継のように思えてなりませんでした(価格帯だけはまったく違いますが(^^;
その上、国産メーカーでは同カテゴリのEVモデルをリリースできていないなかで投入してきた意義も大きいと思います。

INSTERの出来が非常に良いだけに、販売網の弱さが台無しにしかねず、本当に勿体ないですね。

■サクラ vs INSTER

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試乗終わって我がサクラをドライブすると・・・
INSTERに負けるかと思いきや、あらあら、結構互角なフィールで嬉しくなりました。

航続距離こそINSTERの圧勝ですが、その他のボディ剛性感であるとか足回りのしなやかさであるとか、ドライブフィールであるとか、軽自動車規格故キャパの点で不利なサクラですが、INSTERに勝るとも劣らない出来。
そして、走る・停まる・曲がるの挙動については、細部の煮詰めのきめ細やかさは、僅かにサクラに軍配が上がるかな、と。INSTERも基本的に高いレベルでまとめ上げられているので高次元での戦いですが、僅差でサクラが上回っているように感じました。このあたりが「制振制御」として長年培ってきた日産の一日の長だな、と。そのあたりで、全体の扱い易さで「(なぜかは判らないけれど)なんとなくサクラを好ましい」と思うユーザもいるかもしれません。クロスオーバールックが良いとなれば、(航続距離が気にならなければ)ekクロスEVを選択する、ということもできます。

とまぁ、とにもかくにも収穫の多い試乗会イベントでした。BYDなどほかのメーカーも企画されたら、ぜひ参加してみたいものです。

■BYDといえば

そうそう、BYDといえばこのカテゴリの「シーガル」というどストライクのモデルがあるのに、INSTERに先を越された格好。今からでも導入してこないかなぁ、と思ったりもします。

(シーガルの試乗記は例えばこちらをご参照ください)

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Posted at 2025/04/20 18:13:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2025年04月19日 イイね!

サクラ納車1ヶ月の感想(その2)

さてさて、サクラ、大変気に入っていますが、気になる点はあるもので。

先に書いてしまうと、デイズ・ekワゴン系の自分の中では最大最強クラスの致命的ネック(大袈裟)だったリアシートの平板座面は、サクラ・ekワゴンEV発売時にだいぶ改良されました。

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具体的にはほぼ水平だった座面に、若干の後ろ下がりの角度がつけられた(形状も変更)ことで大幅に成人男性でも座り易く・疲れにくくなりました。参考に下は改良前のekクロスのリアシートです。

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分かりにくいかな(^^;

サクラのリアシートでもまだ太腿裏が浮いてしまいますが、腰の収まりが改善されたことで楽になっています。改良前は「居間の床に置いた座椅子」状態でしたので(^^;、最善ではないにしても、ここは一定の解決になっているかな、と。

■残念な点は主に装備面に集中


さてリアシート問題は一応解消されたうえでの残念ポイントは・・・いろいろ装備が削られてしまった点ですね。「え!?」と思う装備が削られていて、もはや笑うしかない、という状態(^^;

・充電ケーブルがオプション(^^;

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充電ケーブルが別売りオプション。カタログ見て苦笑(^^; 「充電設備が自宅にないので、最初から最後まで外の設備を使います」というなら不要ですが、そんなオーナーはひと握り(か皆無)では、と思います。ちなみに我が家のサクラは中古車だったので付属していました。

・オミットされた安全装備の数々

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デイズ&ルークス(ekワゴン・デリカミニ etc)系は軽自動車にも関わらずニーエアバッグを加えた7エアバッグを装備していることが自分としては大きな特徴と思っています。で、サクラは(少なくとも価格から)高級車だけに7エアバッグはデフォルト装備と思っていましたが、Xグレードは6エアバッグでニーエアバッグはメーカーオプション
まぁ、未だに新車で2エアバッグが買えてしまう日本車市場、6エアバッグ装備しているだけラッキーと思わないといけないんでしょうけれど、価格を考えると・・・ですね。

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また後席シートベルトについて、ロードリミッター付プリテンショナーシートベルトもオプション装備になっているのも残念


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デイズすらロードリミッター付なのに、サクラは標準装備されていない。ここもオプションで装備可能ではあるので、今後新車でXグレードを購入する方は、オプション選択にご注意ください
日産には次回マイナーチェンジでは標準装備にして欲しいですね。

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・他にもいろいろ
他にも助手席側のサンバイザーからバニティーミラーを削ったり助手席側のドリンクホルダーがなかったり(センターコンソールに用意されているけれど、結果的にデイズ・ルークスからは1つ減らされている格好)。

 また見えないところではエンジンノイズがないせいか、インパネ裏の静粛材が削られているようで、オカンが初めて乗った時にウインカーの音が耳障りだと。自分や家人には気にならない程度ですが、後期高齢者の彼女にはかなり気になる音量の様子。たしかにekクロス・スペースと比較すると明らかに音量が大きい。
 せめてもの対応でダッシュボードマットとセンターの開口部をトレーマットを置いて塞ぎました。電源ON時の音の音量は明らかに下がりましたが、ウインカー音は気持ち下がった?というくらい。

■航続距離はネガにならない

ちなみにサクラのインプレでは必ずテーマに上がる、「1回の充電で航続距離が短い」問題ですが、我が家はここは問題になりません。なぜなら航続距離がネガになる使い方をしないから、と身も蓋もない理由になります。サクラの航続距離が気になる場合、つまり遠出するときはもう1台の愛車、ekクロススペースを駆り出します。

我が家のケースで考えると、サクラを購入する条件は、
・2台持ちできる家庭。片方の一台はガソリン車もしくはハイブリッド車で。
・その上自宅に充電設備が設置できる
というのがあるかな。
これだけでもユーザー層は相当に絞られるのに、そもそも論としてサクラのデザインが好みでなければ振り向かれないわけで、実際はかなりニッチな市場だった、と。販売が苦戦しているようですが、欲しかったユーザには行きわたった、ということんじゃないでしょうか。

■コストカットにはワケがある

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日産デイズ
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日産サクラ

つまりはこのサクラというクルマ、軽自動車として成立させるには、リチウムイオンバッテリーの高コストが相当なハードルになっていたのでしょうね。

 デイズ + リチウムイオンバッテリー = サクラの値段 

というふうに真っ当にコストを積み上げると非現実的な値段となってしまう。
そこでデイズと同等の装備から1ひき2ひき・・・として今の値段と折り合いをつけてる感じ。

 デイズ ー デイズの基本装備 + リチウムイオンバッテリー = サクラの値段

ということかと。
ありていに言えば、パワートレインを除いた車両にかけたコストは実はデイズより(かなり?)安いんじゃないでしょうか。

リチウムイオンバッテリーのためにコスト管理はデイズ以上に厳しくその上で価格相応の高級車としての質感を実現する必要がある・・・上述のように安全装備のオミットなどはあれど、日産の開発陣はこの難問によく応えたとは思います。逆に言えば、
ルノーとの共同アーキテクチャーやNMKVの枠組みでコスト戦略などが進められたからこそサクラが実現し得たのでしょう。ある種の”奇蹟の一台”なのだと思います。

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そういう劇的なストーリー性をもっとアピールすれば良いのに、日産の社風故なのか、マーケティング戦略に反映されず勿体ないですよね。松たか子氏を起用した一連のCMのシリーズはクリーンですが、シロモノ家電感が強く、どちらかといえば女性層に迎合し過ぎ(しかも微妙に失敗している)なように思えます(失礼)。なので、バランスをとる意味で、メカニックを全面にフィーチャーしたバージョンの広告も展開してもよかったんじゃないでしょうか。このあたり、マツダはうまいですよね。マツダがサクラを売っていたら、もっと違う路線もあったかも、と妄想してしまいます(^^)。

話しを戻して、その奇蹟の成果?はここにあらわれてるね!というのを第3回に採り上げたいと思います(まだ続く(^^; )
Posted at 2025/04/19 21:20:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | サクラアレコレ | クルマ
2025年04月13日 イイね!

サクラ納車1ヶ月の感想(その1)

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あっという間にサクラ納車から1ヶ月経過して納車1ヶ月後点検を受けてきました。
ここまで乗った感想を。
結論としては我が家にとっては非常に良い選択になったと感じています!

もちろん残念なところありますが、そのあたりも含めてインプレを。
どんどん長くなってしまったので(苦笑)何回かに分けます。
今回は良かったところを。シルバーのサクラ以外の写真はwebサイトからのリンク画像です。

■良かった点

・明確に感じる新鮮なドライブフィール

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 率直にいって「走る・停まる・曲がる」に関しては不満はありません
 高い剛性感、しなやかな足回り、明らかな低重心からの走行安定性、EVらしいスタートからのスムーズな加速・・・EVの特性がいかんなく発揮された乗り味はたまらないですね。
 軽自動車規格ですが従来の軽自動車とも、言ってしまえば普通車とも違う新鮮なフィールを、多くのユーザが感じられると思います。
 それとともに、特にこの足回りは・・・・日産車というより往年のルノー車のフィールを思い起こさせます。というのは大袈裟かなぁ。でも実際そう感じさせます(^^)。
 CMFAプラットフォームは伊達ではない、ということかと感じました。

・操作に対する全体の挙動の質の高さ。
 停止から動き始める瞬間、加速から減速に移行する瞬間、直進から回頭に入る瞬間・・・という別のアクションに移る瞬間の挙動がマイルドかつスムーズ。
 EVなのだから何を当然な・・・と思われる人もいるかもしれませんが、EV車は従来のガソリン車、ハイブリッド車と異なりパワートレインと駆動機構までがシンプルでダイレクトなため、従来と同じセッティングをしていたら、もっとギクシャクした違和感をもってしまうと思います。サクラの場合、基本的にそういった違和感・不快感を感じることはなく、かといってダイレクト感は強く、ドライバーの意志が損なわれているわけでもありません。
 日産で「制振制御」と呼称する技術の面目躍如、ですね。これはオーナーになって長く乗るほどその特性の恩恵を感じると思います。実際、自分も「これほどのものか!」と日々感動しています。

・クルマとしてのデザインの完成度
 詳細は改めて書きますが、実はサクラは愛車に出会うまで、まったく興味の範疇外(失礼)だったんですが(^^;、
 ところが!販売店で後に愛車となるサクラを見たとき、張りのある面構成とそれでいて無駄のないラインに気付いて印象が180度変わりました。これはボディカラーがシルバーだったことも大きいと思っています。

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自分が一番好みなのがこの角度からのルックです。カラーリングの組み合わせでルーフが黒の2トーンになったり、Aピラーからリアに向かって金色のラインが入ったり、タイヤハウスがグレー系に塗装されたりもしますが、個人的にはこのなんでもないシルバー単色がソリッドでカタマリ感が高くて大変気に入っています。「サクラ」というネーミングやキャラクターイメージにはそぐわないかもしれませんが(^^;
そうそう、「水引をモチーフに~」というアルミホイールも、むしろこの黒い14インチのデザインの方が好みです。

このデザインについてはまた改めて書きたいと思います。

もちろん布張りのインパネも質感の高さは(軽自動車としては高いにしても)そこそこですが、むしろ非日常感の演出がすばらしく、魅力的ですね。

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・完成度高いe-pedal

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 その昔は「ワンペダルドライブ」と称していたシステムですが、初期の大味感はサクラのそれにはなく、細かい制動もアクセルペダルの調整ででき、慣れるととにかく楽です。ベストはプロパイロットのACCですが、サクラの場合XとGの価格差や、普段サクラで遠出を想定していない我が家には高い投資で、最初から範疇外でした。そんな中にあって、e-pedalは運転の負荷を下げる有用なツールになっています
 それとこのe-pedalのおかげでブレーキペダルを踏む回数が明らかに減りましたので先輩オーナーの皆さんの書かれている「ブレーキディスクがあまり減らない」というのはその通り!と実感しています(^^)
反面、前述したようにダイレクト感が強いEVの特性もあいまって、高いトルクを受け止めるタイヤの摩耗は明らかに従来の軽自動車より高そう、交換頻度が上がりそうです(^^;

そんなわけで我が家では満足度が高いですが、次回は残念なところを(^^;
Posted at 2025/04/13 22:05:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | サクラアレコレ | クルマ
2025年04月11日 イイね!

【お花見その2】「ほぼ満開」の桜と出会えました(^^)

サクラで佐倉に行った翌日に我が家のおなじみのH公園の桜を見に・・・行く筈がお昼前からあいにくの雨に。

・・・と、15時頃に雨が上がったのでさっそく行ってみました。

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路面は濡れているものの雨が上がり、ゆっくり桜を眺められる天気に。
そして雨天だったので人も殆どいない状態!こりゃラッキー!

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路面もしっとり落ち着いた感じ。そして花散らしの雨にはならなかった様子。思ったほど散っていませんでした。

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正確には「ほぼ」満開の状態ですが、いやいや、絶好のタイミングでした!

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そのままでも素晴らしいお花見なのに、やがて、雲も切れて陽がさしてきました。

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青空が見えてきて、陽光が! やっぱり桜は晴れの光に映えますね!

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・・・と、このタイミングを待っていたんでしょう、続々とお花見の人たちがやってきました。

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夕方にも関わらず、待ってました!と家族連れのクルマが続々と(^^;
最後にek~のリアと桜並木を一緒にパチリ。

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混み合う前に撤退しました(^^)
ブログには割愛しますが、いつもの”桃源郷”の桜の集落にも行ってこれましたし(以前のページにリンクしておきます(^^;
今年も愛車たちとともに、いいお花見ができた春となりました(^^)


Posted at 2025/04/11 18:31:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | ekクロススペースあれこれ | クルマ

プロフィール

「待望の新型ムーヴに試乗! おかえりなさいダイハツ!て感じ(どんな?(^^;  新車市場にダイハツ車がある安心感。インプレはいずれ。スバル版ステラも気になります(^^)」
何シテル?   06/08 16:43
なとりです。よろしくお願いします。 クルマの話大好きです。暇さえあれば試乗に行って研究してます。 写真はそのうちに(^^;
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