ちゃんと伝えてるか

　FAOの主席獣医官の発言が、日経新聞で報道されたんですね。



　でも、こういう報道ってあんまり大きく取り扱ってもらえないんですよね。政府としては、宮崎県がエゴで種牛５頭を生かせているって結論にしたいんでしょうね。

　実際には、全頭処分になった農家の再興のため、どうしても即戦力の宮崎牛の種牛が必要なわけですが。血統のいい雌牛も、児湯地区には残らないのですから、せめて種牛だけでも残って欲しいと。それで知事も必死に種牛を守ろうとしてるんです。

　昭和２６年に制定された法律で、昔は大規模農場もなかったから、殺処分後自分で埋めたりできたけれども、現在のように大規模化した農場では、自己負担で埋却が勧められるワケが無いでしょう。だからこそ、処分が遅れ感染拡大につながった。つまり、宮崎県は初動で法律通りの殺処分と埋却を進めたが、土地確保が困難を極め、処分に遅れが生じ結果大規模の感染拡大につながったと思われます。

　で、法律通りに「ちまちま」やっててラチが空かないから、東国原知事は国に陳情したわけです。法律は、知事レベルじゃ変えられませんからね。

　それなのに、法律に従わねばならないとか、対策の最高責任者は県知事だとか言って逃げまくってたアカマツさんは、本当に自分に責任はないと思ってるのかな？

　しかも、FAOの調査の申し入れも断ってるし。国際機関の専門家の調査が入って、なんかまずいことでもあるのかな？