![2007年 神奈川~四国・原付ツーリング ヤマハJOG 5日目(高知県高岡郡梼原町~愛媛県今治市伯方町) 2007年 神奈川~四国・原付ツーリング ヤマハJOG 5日目(高知県高岡郡梼原町~愛媛県今治市伯方町)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/490/200/47490200/p1m.jpg?ct=358cbf0aa496)
2007年の夏に神奈川県から四国へスクーターでツーリングした記録です。
当時のバイクはヤマハのジョグ(2001年式 5KN2)で、昨冬にエンジンを65ccにして原付2種登録を済ませています。
(1日目のリンクはこちら)
以下は当時のツーリングレポート5日目の高知県高岡郡梼原町~愛媛県今治市伯方町です。
8月15日、ヤマハ・ジョグによる四国ツーリング・5日目を紹介します。
ライダーズイン「雲の上」をスタートし四国カルストを越えて愛媛県に入ります。
そして、四国と本州を結ぶ「しまなみ海道」を目指します。
5日目の朝。起きたときはまだ曇り空でしたが、朝食を済ませ出発の準備を整えていると天候が回復。前2日雨に降られたので今度こそと思い出発。
四国カルストに向けて東津野城川林道を使い山岳道路を進みます。この林道はセンターラインのある非常に走りやすい道です。もちろん全線舗装路です。
林道を進むと天狗高原に到着します。 この周辺一帯は標高1000mを超える場所で周りの山よりも高い位置のため非常に景色がよいです。
これより先は標高1400mに達するカルスト台地を進みます。
カルストとは
石灰成分の多い大地が雨などの浸食されてできた特徴的な地形のこと。
四国カルストは秋吉台(山口県秋芳町)、平尾台(福岡県北九州市)と並び日本三大カルストのひとつ。
緑の牧草地に白い石灰岩が点在しています。
こんな場所に牛が放牧されていました。
高原の気持ちのよい風が吹いています。思わず“青く澄んだ空であれば”と思いました。雲が多いですが雨の心配はなさそう。
カルスト地帯を過ぎると道は山深くに続きます。国道440号、33号で松山を目指します。
440号は狭く、カーブの多い道ですが概ね下り坂なのでストレスなく走ることができます。33号まで出ると整備された快走路となり三坂峠を越えて松山に入ります。松山市街に近づくほどに気温が上昇していくのが分かります。
ヤマハ純正オイルはどこ~。
松山市内で昼食休憩を取り今後のルートを確認しつつバイクのエンジンオイルが気になり、 携帯でYSPを検索すると近くに見つかり早速出発することに。
ジョグは2ストロークエンジンのため1000~1300kmでオイル量警告灯が点り補給の必要があります。ツーリング出発前に補給しましたが1000kmを越えたのでそろそろ警告灯が点くころです。
しかし、残念なことにYSPは夏休み休暇中でした。ここでバイオ缶 or 赤缶の入手絶望的に!
ホムセンに行けば青缶があるだろうと探すとなぜかヤマハのだけ売り切れ?仕方ないので国道196号のルートで今治まで向かう途中のバイク屋に立ち寄ろうと試みたがなぜかバイク屋が見つからない。196号はシーサイドラインなので一時はヤマハマリンショップに駆け込もうとも考えた。
しまなみ海道 ・ 来島海峡大橋
とうとう四国の脱出に使う「しまなみ街道」まできました。四国と本州を結ぶ橋は他に瀬戸大橋ルート、大鳴門橋・明石海峡大橋ルートがあるが、しまなみ海道は歩行者・自転車・125cc以下の二輪車が通行できる専用道を併設しています。
四国と本州・広島間の瀬戸内に浮かぶ6つの島を、7つの橋で結ぶ道路で、本線の西瀬戸自動車道は広島まで一直線で走ることができます。ただし、原付道は橋のみで各島の中では一般道を走ることになります。
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大島側の原付道入り口。
来島海峡大橋は世界初の3連吊り橋
馬島などがある来島海峡を跨ぐ来島海峡第一大橋、来島海峡第二大橋、来島海峡第三大橋の3連吊り橋で、 四国・今治からの最初の橋が第三大橋です。
写真中央の島が馬島、その先に第二、第一大橋がある。
3連の吊り橋はあわせて4105mもあり、ひたすら真っ直ぐで、橋からの景色は抜群。馬島の真上には原付・自転車のための料金所(200円)と、馬島インターチェンジがある。ここで馬島に降りることができるのは緊急車両や島民の許可車両のほか歩行者・自転車・原付のみで 一般の自動車(もちろん自動二輪も含む)は利用できません。
大島に入ると原付は一般道に降ろされ国道317号で島内を走ります。
島の中にある小さなホムセン「コメリ」でオイルの調達。まだ警告灯は点いていませんでしたがここでチャンスを逃すと後悔しそうなので青缶をジョグに補給します。とりあえず安心! ホントはバイオ缶ほしかったけど。
伯方・大島大橋
大島と(伯方の塩でおなじみの)伯方島を結ぶ橋で、身近島をはさんで2つの橋からなっています。
橋に入る手前に料金所があり、賽銭箱のような通行料金を入れる箱が設置されています。ここは50円です。しまなみ海道を原付・自転車で走る時には50円玉を余分に持っていないと 無人の料金所で立ち往生しますので事前に小銭の準備を!
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伯方島から眺める船折瀬戸(ふなおりせと)の潮流
伯方島に入ってすぐの道の駅「伯方S・Cパーク」でキャンプサイトを申し込む。キャンプ地は市営の「伯方・船折瀬戸キャンプ場」。
早速キャンプサイトに向かうときれいに整備されてしかも目の前は海。そして自分以外に誰もいないのでこのロケーションは独り占め!
そういえば申し込みのときに、“テントはどこに張ってもかまわない”といっていたので本当に独り占めです! しばし、目の前の海を眺めていました。ここは船折瀬戸という名前で潮の流れが速く小さな渦潮がいくつもできていました。その昔、ここは海の難所で、あまりにも強い潮流で航行する船が真っ二つ折れたらしい。
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日が暮れる前に寝床と夕食の準備。
キャンプサイトの設備は充実。炊事場と水洗トイレを完備。
さらには各区画にAC100Vの電源が付いていました。すばらしい!
船折瀬戸キャンプ場
基本使用料 大人1名 300円 テント1張 1,000円
※追記 2022年6月より船折瀬戸キャンプ場は閉鎖中
夕食のメニューは、近くのスーパーで仕入れたレトルトカレーと惣菜の海老フライ&イカ団子、そしてカットパイン。
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食事も終えたころ、突如現れたカニ。
大きさは握りこぶしよりは小さいが立派なハサミを持ち、海から上がってきたようだ。
この後、海を眺めながら明日のルートを確認しテントに入って5日目も終了。
5日目のルートは、
ライダーズイン雲の上 ― 東津野城川林道 → 四国カルスト ― R440 → R33 → 愛媛県松山 ― R196 → 今治 ― しまなみ海道 → 伯方島 船折瀬戸キャンプ場
5日目の走行距離は 195.3 km
平均燃費は 26.7 km/l
6日目へつづく。
1日目のリンクはこちら
※ 当時のレポートよりGoogleマップに落とし込みました。
作成 2007/9/17
再編集 2024/2/2