今回のGLC購入にあたり、色々な車を試乗・検討・交渉したので、備忘録的に経緯を残してみようと思っています。
あくまで個人的な感想ですので、ご了承ください。。。
2018年10月中旬から
5週連続で毎週以下のモデルの試乗を重ねてきました。
GLC → NX → Evoque/F-Pace/E-Pace → X3 → Q5
そして記念すべき(?)
第6週目に選ばれたモデルは・・・
Alfa Romeo Stelvio です!
実はこれまでアルファロメオは
全くノーマークのメーカーでした。
それまでにラインナップにSUVがなかった
というのが大きな理由ですが、
アルファロメオといえば・・・
・走りが良い
・イタリアのクルマ
・真っ赤なボディーカラー
・特徴的なエンブレム(蛇のようなヤツ?)
・・・くらいのぼんやりしたイメージしかなかったです。
そこで突然舞い込んできたニュース:
アルファロメオに初のSUVが登場!
これは1回乗っとかないとー、でしょ
という単純な理由だけで試乗に行くことにしました。
まずは試乗前にリサーチ。
どんなグレードや装備・オプションがあるのか見てみました。
あまり情報がなくて、結構苦労しました(苦笑)。
例えば、
内装のトリム。
ネットで見かけたウォールナットやオークウッドの
木目トリムが良さそうだなー、と。
カタログでトリムを見てみると・・・
"Matching Trim"ってなってる。
これは一体どのトリムの事を指すのだろうか・・・。
シートカラーも、
このレッドレザーがカッコいい!
(エクステリアカラーもレッドだと若干やりすぎ感ありますが。。。)
チョコレートというブラウン系のシートカラーもあるようで
これもブラックよりはオシャレ。
でも、これが希望グレードに選択肢として用意されているのかがわからない。。。
それならディーラーに聞いてみよう!ということで、
試乗予約をしたディーラーの営業マンにメールで
不明点を質問。
・・・が返事が返ってこない。。。(汗)
この営業マン、試乗予約を申し込んだら、すぐに電話をかけてきて
その後も何度かフォローアップの電話を、結構頻繁にかけてきていました。
それなのに、メールでこちらから質問したら
・・・音沙汰がない。
こういう顧客に対する対応って結構大事だと思うんですけどねぇ。。。
結局時間だけが過ぎ、メールの返信が届いたのは
2週間後、でした。
(ハイ、のんびりオーストラリア時間でのご提供とさせていただきました、ということでしょう笑)
ディーラーからの返信では
・ディーゼルモデルは、ファーストエディションのみ。
・シートは、シートヒーターは標準装備だが、
ベンチレーションシートの設定はなし。
・ヘッドアップディスプレイの設定もなし。
・アクティブクルーズコントロールは、
最上級グレードモデルのみに標準装備で
それ以下のグレードでは普通のクルコンのみ。
・赤色/茶色レザーシートも、
最上級グレードモデルのみでしか選択できない。
カタログやディーラーからの返信で
試乗までに判明(もしくは予想)した情報をまとめてみます。
まずはオーストラリアでのステルヴィオのグレード展開。
これは以下の3つです。
・Stelvio 2.0L Petrol (ガソリンモデル)
・Stelvio 2.2L Diesel (ディーゼルモデル) - First Edition
・Stelvio Ti 2.0L Petrol (ガソリンモデル)
ガソリンモデル(ハイオク仕様)は
・ベースモデルの2.0L
・最上級グレードのTi 2.0L の2つで
ディーゼルモデルは
・2.2Lでファーストエディションのみ。
つまり、ディーゼルモデルを選びたい場合は
ファーストエディションしか選択肢がない、ということです。
装備については、
希望リストを全部クリアすることはできずに
以下のようになっています。
装備があるもの:
・シートヒーター
・ナビ
・クルーズコントロール(オートクルコンではないもの)
・サンルーフ
・Apple CarPlay
・ハーマンカードンサウンドシステム
・パワーテールゲート
装備がない、もしくは最上級グレードのTiしか設定がないもの:
・ベンチレーションシート(設定なし)
・ヘッドアップディスプレイ(設定なし)
・360度カメラ(設定なし)
・オートクルーズコントロール(Tiのみ設定あり)
・レッド/ブラウンのレザーシート(Tiのみ設定あり)
グレード展開が全部3つで、ディーゼルモデルが1つしかないので
必然的に今回ステルヴィオで狙うグレードは
2.2L Dieselのファーストエディション。
ただ、装備が一番充実している最上級グレードのTiに比べると
諦めないといけない装備がその分多く
特に他の候補車モデルでは設定のある
・ヘッドアップディスプレイ
・360度カメラ
・オートクルコン
がファーストエディションには選択肢として存在しない
というのが結構痛いところです。(苦笑)
ステルヴィオは候補車モデルにはとりあえず残ってはいるものの
本命かどうかと聞かれると、答えは「No」
ただ、試乗してみて、すごく気に入ることだってあり得るし
何せ新しくて注目度の高いモデルなので是非乗ってみたい
というのもあって、「とりあえず、行ってみよー!」と。
何はともあれ、クルマは乗ってみないとわからない
迷ったら試乗してみるに限る! です。
【2018年11月18日(日)14時 アルファロメオ ステルヴィオ試乗】
試乗当日、ディーラーに到着すると、外装工事中。
顧客用駐車場入り口がちょっと分かりにくかったですが、
無事到着。
今回アルファロメオを扱っているディーラーは
他にも複数のメーカーのクルマを取り扱っていて
マセラティやフェラーリ、フィアットなど
色んな高級車が展示してありました。
余談ですがマセラティのSUV、レヴァンテ、
すごい高級車ですが、街中で結構ちらほら見かけます。
お金持ちの人っているんですねぇ・・・(しみじみ)
駐車場からエレベーターでアルファロメオのショールームフロアへ。
エレベーターを出て、すぐ目の前の受付に到着しました。
が、誰もいない。。。(汗)
ショールームを見渡してみると
どうやらちょうどスタッフが一人しか居らず
そのスタッフは別のお客さんを接客中の様子。
結構長い間放置(?)されていましたが、
そのおかげでその間に、
3台ほどショールームに展示してあった
ステルヴィオの実車をじっくり見ることができました。
展示車のエクステリアカラーは、
黒
グレー内装については、どれもブラックレザーにアルミのトリム。
ほんとは見たかったのは、
レッドのエクステリアカラーと
内装はブラック以外のレザーシートと木目トリム
でしたが、実車がなくて確認できーず。(残念)
でも、このダークグリーン("Racing Green"というみたいです)の
エクステリアカラーは、なかなか見ないカラーでオシャレ。
この色はアリだな、と。
内装の印象としては、全体的に黒い!
ステアリングにあるエンブレム、
白黒なんですね?
と思いました。
(カラフルなアルファロメオのロゴがステアリングにも付いてるものだと思ってました)
今回選択するグレードは
ファーストエディションになるので
レッドやブラウンのレザーシートの設定がなく(最上級グレードのTiのみ)
おそらくこれらの展示車の内装と同じ組み合わせの
ブラックレザーにアルミトリムのコンビネーション。
内装で使われているカラーがブラックとグレーのみで
さらに加えてステアリングのロゴも白黒なので
モノクロな内装 といった印象です。
(内装オタクとしてはあまりテンション上がらずー。。。)
サンルーフは開くタイプで、これは解放感あってヨシ。
トランクルームは横幅が狭め?そう見えるだけかな?
先客の接客がなかなか終わらず、
長い間ウロチョロしていたところに
やっと別のスタッフが登場。
風貌的にはちょっとお偉いマネージャーさんかな?
こちらに気づいてコーヒーを入れてくれました。
やっと接客が終わり、担当営業マンKimと初対面。
電話攻撃がスゴイ割には、メールのレスポンスがスローで
若干心配していましたが、実際会ってみると
落ち着いた感じのアジア系のお兄ちゃん、といった印象。
簡単な世間話をしたあとに、さっそく試乗へ。
一緒にエレベーターで1階まで降り、
試乗車を取りに行ってくれました。
登場した試乗車は、真っ赤なステルヴィオ!
めちゃカッコいいじゃないですか。
顔のセンターにある三角形のフロントグリルは
いかにもアルファロメオという感じ。
またヘッドライトのアイラインのデザインも
結構特徴的で、街中で見かけると
あ、ステルヴィオ!
と分かる程です。
まだ街中で見る機会もそれほど多くないので
他とカブることもほぼなくて特別感があり
その点はいいかも。
(その分売れてないってことになりますが苦笑)
エレベーター前で待っていると
ちょうど目の前に試乗車が停止。
エンジンのかかった状態で車外から聞こえる音は
いかにもディーゼル車、というエンジン音。
GLCやイヴォークもディーゼルモデルは
このディーゼルエンジン特有の
カラカラというノイズがします。
ただこの辺りのクラスのモデルになると
一旦車内に乗り込んでしまうと
車内の静粛性がしっかりしているので
このエンジン音が遮断されていて
ディーゼル車に乗っている、と感じないほど静か
というのが、それまで試乗したディーゼルモデルの共通点でした。
ステルヴィオの場合、
車内に乗り込んでみても
トラックのようなディーゼル音
ガラガラというノイズが
・・・消えませんでした(涙)。
ひょっとしたら、走りを重視しているアルファロメオの味付けで
車内でもエンジン音が聞こえるような設計にしてるのかも?
個人的には、このクラスの車は車内が静かなものだと思っていたので
GLCやイヴォークとは異なるこの感じに、最初若干戸惑いました。。。
走りについては、
ひと言でいうと・・・
楽しい!
ドライブモードが3つ選択できるようになっていて
「DNA」とわざと文字ってあります。
・D:Dynamic
・N:Natural
・A:Advanced Efficiency
スポーツモードのダイナミックモードにして走りましたが、
速い!
まさにドリカムの「うれしい!たのしい!大好き!」状態です。(??)
加速が良く、ハンドルの切れも素早い。
運転していると、ついつい
アクセル踏みすぎ
ハンドル切りすぎ
になります(笑)。
良く言えば
SUVというよりスポーツカーを運転しているような感覚。
悪く言えば
ゴーカートのような乗り心地?
昔一度ミニクーパーを試乗したことがありますが、
ほんとそれに似た感覚でした。
高級感というのは、正直あまり感じませんでした。。。
試乗中、一つ確認できていなかった機能について
営業マンKimに質問してみました。
「この車ってブレーキホールド機能は・・・?」
「付いてないです。」
・・・でしょうね(涙)。(薄々気づいてましたよ。うん)
ステルヴィオのディーゼルモデル
ファーストエディションは
それまで試乗したモデルの中で
一番運転していて楽しいと思ったクルマでした。
ただ、ステルヴィオにはブレーキホールド機能がなく
このファーストエディションでは
オートクルコンの設定がなく
内装もトリムは希望の木目ではなくアルミで
シートカラーもレッドやブラウンはなくブラックのみ。
なかなか悩ましいところです。
試乗が終わってディーラーに戻り、見積をお願いしました。
在庫が結構あるようで、赤のエクステリアカラーでも
即納車可能とのこと。
値引額も提示してくれて、HR-Vの下取りも含めた
最終支払金額も大体判明しました。
手ごたえとしては、これからまだ値引も頑張ってくれそうな感じ。
感想としては、
ステルヴィオは走りを楽しむためのクルマだなーっと。
運転していて「楽しい」と感じたのは初めてのモデルでした。
カタログ値ですが、0-100km/hの加速は6.6秒(2.0L Diesel First Edition)と
検討モデルの中ではかなり速い方で、ポルシェのマカンとあまり変わらないレベル!
燃費も20.8km/ℓ(4.8ℓ/100km)と、これも検討モデルではトップクラス。
速いのに燃費も良いというのはスゴイですよね。
ただクルマに高級感を求める場合には、ちょっと方向性が違うかも?
車内で聞こえるガラガラというディーゼルエンジンのノイズや
やっぱり何といっても装備面で、ブレーキホールド機能や360度カメラ
オートクルコンやヘッドアップディスプレイ等の設定がない、という点は
かなり痛いところで、残念ながら今回は候補から外れるかなー、と。
ということで、ジャガーに続いて
人生初のアルファロメオの試乗が終了ですー。
続く。。。
イイね!0件
メルセデス・ベンツ GLCクラス オーストラリアでGLC250dに乗っています。 GLC 250 d 9G-TRONIC ... |
|
ホンダ V-TWIN マグナ 2002年(?)~2015年まで保有。 人生初の念願のバイク。中古で購入しましたがほとん ... |
|
マツダ デミオ 1997年~2002年頃(?)に保有。 人生初の車でした。 |
|
ホンダ HR-V 2002年~2005年頃(?)に保有。 当時のデザインとしては画期的で、個人的には正面か ... |
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!