③のつづきでございます。
③でお話しした
「コップの水をこぼさない…理論」を
利用して、それぞれの
タイヤの特長を考えたいです。
すどじんの好みのフィーリングの
欧州系スポーツタイヤを基準に考えます。
この手のタイヤは、
コントロール性、情報量も重視します。
そのため
「前荷重(減速)」から
「横荷重(コーナリング)」への
変化の仮定が、非常に解りやすいです。

ちゃんとタイヤを潰していれば、
ロールスピードも抑えられ
気持ち良く旋回に入れます。
「コップの水も回しやすい!」
一部では
「曲がらない」「スベル」
と言う声も良く聞きます。
潰れていくときは、
滑っている感覚に近いです。
潰して(荷重移動)いないと、
曲がりません。
国内スポーツタイヤとは
性格が違いますので、
使い方のスイッチを切り替えないと、
「スベル」印象になると思います。
国内メーカーのスポーツタイヤ。
個人的な感覚です。
赤の実線が、欧州系との
限界、特性の違いだと思ってください。

サイド剛性が高いため、
旋回時の限界スピードは、
高くなると思います。
また、横方向への移動が早い!
「スパッ」と切り込めるため、
一気に荷重移動(ロール)が発生しやすいと思います。
しかし、欧州メーカーと比較し
横の最大値は大きくなります。
コップの水は
「こぼれにくい!」と思います!
問題のコイツです。
欧州での販売を考えた商品です。
サイドは比較的柔らかく
積極的にタイヤを潰さないと
横グリップが発生しにくいタイプです。
…が、
欲張って国内販売を考えたからか…
コストの問題なのか
何なのかはわかりません。
縦、横の最大値は
そこそこあるのですが…
縦から横に移動する過程の
手応えが無いんです!!
欧州系と比較し、
コップの、縁が内側にえぐられたような
感じの特性かと思います。
故に、「なぁんか、滑ってる??」
みたいな印象が強く残るんです。
でも、曲がってみると、
イメージ通りなんです。
ちょっと、掴み辛いタイヤです。
コップの水は…
「こぼれた!と思ったら、あれ?平気!」
っと、焦る感じでしょうか?
サイドが硬くないハズなのに、
なぜか、タイヤがバタバタします。
4駆じゃなければ、滑るんでない?
って思っちゃいます。
もしかすると、車重がVABより
更に重たいハイパフォーマンスカーに
合わせてあるタイヤ剛性かもしれません。

それなら、コッチもそのはずだよなぁ…。
スポーツMAXXのあやふや?な
グリップ感で、
WRXの公道では速すぎるリスクを、
抑え込んでいるかもしれません(^^;
まぁ、とにかく、
このような性格の違いがあります。
スバルは、「走り」だけのWRXを、
「走りの質」を高めた、
「プレミアムスポーツセダン」に
昇華しようと努力していると感じます。
その走りの質感に沿ったタイヤは、
すどじん的には、ミシュランなのです。

こちらも興味は有ります。
が、実際に使用したことがないので
なんとも言えません(^^;
だから、ミシュランが好きなのです!
Posted at 2020/02/27 22:10:37 | |
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