EJ20は、完全ノーマルでも
条件によっては
ピークブーストが1.5程度かかります。
ところで、
「ブースト圧」って何者なんでしょう?
答えは
遠心式圧縮機(コンプレッサー)で
圧縮された空気の圧力
です。
このブースト圧を測定している部位は
手書きの綺麗な下図の
②の吸気タービンの後ろから、
⑥のサージタンク周辺
までの間の空気の圧力かと思います。
一般的な「ブースト圧」です。
ここから先は
すどじん2号の推測と妄想です。
技術的な確証、保証はありません。
あくまでもイメージです。
では、
「ブーストがタレル」とは、
どのような状態なのでしょうか?
純正タービンが想定している
仕事量(タービンの回転数)の
安全使用限度を100とします。
4000回転でピークブーストを迎えます。
この時タービンは許容回転の
100の仕事をしているとします。
(注意:
実際は80くらいでピークブーストを迎え
高回転域で100になるよう制御されているかもしれません)
その仕事量を維持したまま
最高回転の8000回転まで、
エンジン回転が上昇。
エンジンが吸い込む空気は
単純に2倍になります。
ターボの仕事量が一定のままなら、
吸い込まれる空気が増えるので
圧力は下がっていきます。
これが
「ブーストがタレル」
と言われる現象かと思います。
回転の上昇とともに
排気エネルギーも上昇します。
ターボが
オーバーワーク(ブロー)しないよう
④のブローオフバルブが開き
過剰圧力を吸気タービン前に逃がします。
⑧のウエストゲートが開き
排気エネルギーを逃がし
タービンの仕事量を抑制します。
もぉおわかりですね!
「タービンの仕事量=ブースト圧」
ではないんです!!
ノーマルは、
各種ガスケット、メタル、
ピストンリング、冷却能力
等の耐久性を考慮し、
ピークトルクとバランスさせた、
安心安全な制御をしています。
社外製品では、
この「ブーストのタレ」を
消すような制御が
出来るものもあります。
が、しかし…
すどじん2号は、
経済状況、運転技術力を考えると、
ノーマルで充分満足です。
↑立ち上がりでターボラグ発生する
コーナー旋回中の
アクセルコントロールで
ターボラグを消して、
立ち上がりで「ドカン!」と
ブーストをかければ速いですから!
ドッカンターボのEJは、
ツボにハマるとやっぱり楽しい!
おしまい
Posted at 2020/10/18 14:42:49 | |
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