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　先日のNHGT最終戦で今シーズンが終わったばかりだが、すでに気持ちは21年シーズンだ。シーズンレビューもしないまま来シーズンのことを考えるのはちょっと気が早いようにも思うが、今年は世の中全体が不測の事態である。例年通りでなくていい。

来シーズンに向けて始動することにした。

このブログで何度も書いているように、
今年は「タイムや順位にこだわらない」という考えで臨んだ。
コロナショックの影響で十勝スピードウェイのオープンはずれ込み、
その後も「いつどうなるか分からない」という時期が続いた。
それならいつもと違ったアプローチもいいのではないかと考え、
まずタイヤチョイスからある種のチャレンジをした。

そこでチョイスしたのがミシュランのパイロットスポーツカップ２である。
まずはこのタイヤのチェックをする必要がある。
サーキットでのインプレに関しては、
非常に平凡な表現しかできないがグッドイヤーイーグルRSスポーツに比べて
「一長一短あり」としか言えない。

文章で書くと長くなるので、以下のグラフにしてみた。
（5点満点）
MICHELIN Pilot sport Cup2
グリップ：縦４
　　　　　横３
コントロール性：５
ライフ：５
温度依存：３
ウェット：評価不能
コスト：５（ただし現在は４）

GOOD YEAR Eagle RS Sport S-Spec
グリップ：縦４
　　　　　横４
コントロール性：４
ライフ：４
温度依存：５
ウェット：４
コスト：４

上記のような結果となったが、これはあくまで私の印象であり、
客観性に乏しいという見方もできる。
ではタイムはどうか？

まず今シーズンのベストタイムを見ると
ジュニアコース、クラブマンコース共に0.2秒落ちた。
さらにベストとワーストを除いた平均ラップと計算したところ、
クラブマンコースで0.4秒の差がついた。
つまりスポーツカップ2を使った今年のほうが、
ベストで0.2秒、平均ラップ（CMコース）で0.4秒遅かったことになる。
　
　数字で考えるとグッドイヤーに軍配が上がるけれど、
これは私の使い方に問題があったのではないかとも思える。
もう1年カップ2を使うか、グッドイヤーに戻すか。

　そこで、今週末に外したタイヤをよく見ることに。



もっとも摩耗したタイヤ。
先日も書いたように一部ラバーが剥離している。



拡大するとこんな感じ。
かなり「こじってしまった」結果ではないか。
ここ一か所だけでなく、他にも・・・・



コマメにローテーションし、もう少し丁寧なドライビングをすれば、
ここまでの状態は避けられたかも知れないと思うとちょっと悔やまれる。

　一方、ダメージの少ないタイヤはまだまだ状態は良い。





このくらいの摩耗ならばあと1～2回は使える。
ちゃんとローテーションしてやれば、
ミシュランのほうが長く使えるだろう。

正直、来年もこのタイヤを選ぶかどうか、かなり迷っている。

グリップ、タイムで判断するならグッドイヤーなのだが、
カップ2でもう少し走り方を工夫すれば詰められる気もする。
ライフもカップ２のほうがやや長く使える。
ただ、昨年末に購入したときはグッドイヤーより2割程度も安く買えたが、
今ではカップ2のほうが高値となっている。

このあたりの事情が事態を複雑にしている。

しかしオフは長い。
もう少し時間をかけて悩んでみるとするか・・・・。