NHGT開幕を控え、今年はオフの間の変更点が多かったので4N枠を利用してテスト走行をすることに。
結果から先に言えば非常に有意義な、いやいや、有意義過ぎるテスト走行となった。
朝、0541RACINGジュニアチームのNoieクンを拾って一路TS(十勝スピードウェイ)へ。
順調に高速を走っていたが、十勝清水のインターをくぐってすぐ、
ちょっとレッドまで回してみようとアクセルを踏む。
しかし、ここで最初のトラブルに見舞われる。
5,000を超えたあたりで「ボンッ!」という音と共に回転が鈍る。
チェックランプが点灯し、アクセルを踏んでも反応しない。
緊急事態なので路肩に156を停め、ボンネットを開ける。
恐らくオフに作ったエアフロ一体型サクションパイプに埋め込んだ塩ビ管が
ついに耐熱温度を超えて変形したのではないか。
サクションパイプを外し、中を覗く。
しかし、なんら変形はしていない。
さて困った・・・原因は???である。
もう一度エンジンを始動させるが、すぐにエンスト。
「上が回らないのはだいたいエアフロ」by監督さん
予備として積んであったエアフロのセンサー部だけを交換。
あっさりエンジンは始動し、チェックランプも消えた。
エアフロの突然死ということなのだろうか???
いずれにしても事なきを得た。
十勝地方は晴天で、多少風が強かったが非常に良いコンディション。
手続きと準備を済ませ、12時からの枠でコースイン。
まずはタイヤの熱入れと前後共に新品のブレーキを馴染ませるべく
スローペースで周回・・・の予定だった。
しかし2周目から少しペースを上げただけなのに、またしてもチェックランプ点灯。
アクセルは反応なし・・・久しぶりにこの症状が出てしまった。
こうなるともう即断である。
オフに作ったエアフロ内蔵型のサクションパイプは断念することに。
こんなこともあろうかと用意しておいた旧型に変更。
この時点で時間切れで1本目終了。
「また、つまらぬモノを作ってしまった・・・」
やはりエアフロ周辺の環境は変えるべきではないと痛感した。
そして満を持して13時からの2本目へ。
今度はもう少し走って、少しは新しい仕様に慣れておきたい。
しかし、走り出して3周目くらいだったろうか、またしてもチェックランプ点灯。
昨年までまったく問題のなかった旧式に戻してもトラブルとは???
ピットに戻りエアフロ周辺をチェック。
すると、エアクリーナーを固定するボルトを締め忘れていた。
最初はそれでも大丈夫だったようだが、
徐々に外れて最後はエアクリーナーが左右に振られていたと考えられる。
がっちりと締め直してコースに戻る。
今度は不具合もなく、ある程度のペースで走る。
徐々にペースを上げ、挙動を探りながら迎えた2周目、
最終コーナーを立ち上がったところで「ご~~~~ごりごりごり~~~」と
リア周辺から凄い音がした。
来る途中の「ボンッ!」やら「ごりごりごり~」やら、にぎやかな日だ。
新しくしたスタビリンクが外れて何かと干渉したか・・・そう思いながらピットへ戻る。
リアタイヤを外し、リンクをチェックするが、問題はなかった。
「おかしいな・・・?」と思いながら、ふとブレーキローターを見ると・・・
なんと!割れている!
もう完全にハブ部分とディスク部分が分裂してしまっている。
3本目をあきらめるとか、そういう問題ではなく、自宅に帰ることすら危うい。
経年劣化なのか、見事に分離してしまったディスク部。
ハブ部分は今も一応クルマに付いている。
詳細は割愛するが(良い子も悪い子も絶対マネしちゃダメよ~的な方法を使ったので)
結果としては無事に戻ってくることができた。
関係各位には心より感謝申し上げます!
ありがとうございました!
さて、問題はここからである。
リアのディスクを調達しなくてはならない。
明日、朝イチで注文すれば、スリット入りなどの贅沢を言わなければ
5月6日の開幕戦には間に合うだろう。
ところが、今回のリアブレーキの問題は以下のような点で厄介だ。
これまで書こうと思ったこともあったけれど、
なかなか面倒というか、けっこう複雑な話なので避けてきた。
でも自身の考えを整理する上でも書いておくことにする。
1:156B(フェイズ1)・・・・リアローター径251㎜ キャリパーは156前期用
2:147(除GTA)・・・・・・・リアローター径251㎜ キャリパーは147用(現在156Bはこのキャリパー)
3:156後期型・・・・・・・・・リアローター径276㎜ キャリパーは156後期用
4:156&147GTA・・・・・・リアローター径276㎜ キャリパーはGTA用
まず上記の表が前提。
そこで悩ましいのが、現在156Bに使っている147用のキャリパーを156B(フェイズ1)に
ポン付け(多分付くはず。今はTAROXのブラケットで310㎜対応になっている)した場合、
ローター径は276㎜になるのか、251㎜になるのか?という点。
普通に考えれば「147も251㎜なんだから、251㎜なのでは?」となるのだが、
私が少し調べたところ147用も156後期用もGTA用もキャリパーの形状は同じに見える。
つまり、例えば156後期用は147と同じキャリパーなのに
ローター径は147の251㎜に対して276㎜と大きい。
そうなるとナックルの形状(寸法?)が違うのか?
それとも本当はキャリパーの形状が一見同じに見えても、実はわずかに寸法が違うのか?
みんカラでも156フェイズ1にGTA用のキャリパーと、276㎜のローターをポン付けした例がある。
もしGTA用と147&156後期用のリアキャリパーが共通なら、
156ファイズ1に276㎜ローターがポン付けできることになる。
これが理想なのだが・・・
明日、会社の創立記念日で休みなので、
TAROXのブラケットを外し、147のキャリパーを装着した状態で採寸し、
251㎜か276㎜か判明したらすぐに注文するしかないか。
まずは5月6日に走れることを最優先に考えなくてはならないようだ。