• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Hataのブログ一覧

2020年12月07日 イイね!

F1雑感~サクヒールGP

 昨日のF1サクヒールGP。
ん?サクヒールってどこだ?
え?1周56秒台!?ジュニアコースか!?
(しかし、もしF1がCMコースを走ったら1分を切るだろう)
とはいえ、なんだか非常に面白いレースだったようだ。
「ようだ」と書くのは、リアルタイムでは観られなかったから。
さすがに深夜2時のレースは、ちょっと翌日のことを考えると観戦できない。

  
 そして今日になって観たダイジェスト。
最後の最後まで波乱のレースだった。
最後は10年選手のセルジオ・ペレスの初優勝で幕を閉じるなんて、
やっぱりF1にはドラマがあるというもの。
古くはクリス・エイモン、ジャンピエール・ジャリエなど
「勝てそうで勝てないドライバー」という人はいたが、
ペレスはその名前をF1GPの歴史に刻むことができた。
今年は若いピエール・ガスリーと大ベテランのペレス初優勝という、
過去を振り返っても珍しいことが起きたシーズンとも言える。

 レースはオープニングラップから大波乱の予感満載だった。
まずはルクレールがペレスにヒットし、
そのあおりを食らってなんとマックス・フェルスタッペンがコースアウト。
我が国のホンダファン、フェルスタッペンファンの悲鳴が聞こえるようだった。

 私はルクレールは久々の逸材、将来のチャンピオンだと思っていたが、
その評価は少々訂正しなければならないようだ。
今回の接触は明らかにドライバーのミスである。
確かに車載映像を観ると、ルクレールの前にはスペースがあり、
あそこで引くのはF1レーサーではない。
ただし、フロントタイヤをロックさせ、
被せてくるペレスを避けられなかったのはミスと言えるだろう。
マシンがコントロール下にあれば、ゼブラを跨いでもよけ切れただろう。
あのくらいのスペースがあれば、
仮にゼブラを跨いでもトラックリミットはギリギリセーフだったと思う。
 
 今年のフェラーリは大不振である。
しかしこういうときこそ、ドライバーの力量が試されるのではないか。
環境が悪いときこそ、悪いなりになんとかする・・・
これが一流アスリートの条件のように思う。
アルファロメオエンジンの信頼性が低いときのラウダ、
ホンダエンジンを失ったときのセナ、
フェラーリ移籍1年目のシューマッハ、
これらレジェンドたちは環境が悪いからといって、
自らつまらないミスをするようなことはなかった。
ルクレールにはまだもう少しだけ経験が必要かも知れない。

 そしてハミルトンという現在の絶対王者が不在のレースで、
波乱が起きたことにより、普段よりも鮮明になったことがある。
同じチームでの実力差である。
レッドブルの2人に関しては既に周知の通り。
ストロールとペレスはタイム以上に実力差を感じる。
ペレスはレース全体を見渡して走ることに長けている。
一方ストロールはウェットコンディションでポールを獲る速さは持っているが、
レースディスタンスでその速さを活かせない。
レースは1周のタイムを競う競技ではない。

 メルセデスの2人も実はタイム以上に開きがあると言えるのではないか。
普段は予選からかなり接近しているように見えるが、
レースは常にハミルトンが勝っている。
ハミルトンに何かが起きない限り、ボッタスが勝つのは難しい。

 そして、興味深いことに、ハミルトン不在のレースで、
ハミルトンの実力を知ることになる。
もしハミルトンがいつも通り走っていたら、
またしても退屈なレースになっていただろう。
ハミルトンより後方でいくつかの波乱があったにせよ、
恐らくいつものようにスタートからフィニッシュまで
まるで何事もなかったかのようにトップを守っただろう。
そこにはハミルトンのペース配分やタイヤマネジメントや
そしてチームをコントロールする技量がある。
ただただマシンを速く走らせるだけではチャンピオンにはなれない。
やはりF1ドライバーに求められるすべての点において、
ハミルトンは他を上回っている。

 昨日のレースを観て、これまでほどメルセデスが強く感じなかった人も多かったのではないか。
メルセデスピットの信じられないミスもあったが、
恐らくハミルトンが走っていたらあんなことは起きなかっただろう。 
マシン自体のポテンシャルはメルセデスと他チームは徐々に接近しており、
その中でエンジンサプライヤーのホンダが撤退するのは惜しい。
これでアルボンに変わって
フェルスタッペンを脅かすほどの速さを持ったドライバーが加入し、
さらにフェラーリが復調すれば、間違いなく来年は面白くなると思うのだが。

 さて、今シーズンもあと1戦。
私の予想では昨日のレースがウソのように、
復帰したハミルトンが「いつものように」勝ち、
ボッタスがそれに続きフェルスタッペンが3位フィニッシュという、
今シーズンを象徴するレースになる予感がする。
(ボッタスとフェルスタッペンの順位は入れ替わる可能性アリ)
Posted at 2020/12/07 21:11:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@ぼうんのう さん、バッテリーとエアコンまでやれば、走り出してすぐに効果を体感できますよ(^^)」
何シテル?   06/04 11:05
アルファ156 2.5V6で走ってます。 家内用にGTV3.0V6。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2020/12 >>

  12345
6 789 101112
13141516171819
2021222324 2526
272829 3031  

愛車一覧

アルファロメオ 156 アルファロメオ 156
サーキット専用車(ナンバー付き)。 カラーリングのモチーフは、ニキ・ラウダがドライブした ...
アルファロメオ 156 アルファロメオ 156
98年に新車で購入した145が天寿をまっとうしたため156 2.5V6へスイッチ。 15 ...
アルファロメオ 145 アルファロメオ 145
98年に新車で購入。10年まで12年15万キロ走破。モデファイにサーキットに、思い出はた ...
アルファロメオ GTV アルファロメオ GTV
家内のクルマ プジョー205GTi×2台→アルファロメオ145→アルファロメオGTV 2 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation