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前回まででヘルメットとグローブのことを書いたが、このふたつがあれば急にサーキットで走ることになっても装備面で慌てることはない。

そして今回はちょっとステップアップして、いよいよレーシングスーツ！

「ちょっと待って！いくらなんでもいきなりスーツは・・・・なにより高いでしょ！」

そう思った方、確かにおっしゃるとおりです。
しかし半分正解、半分ハズレです。

確かにNOMEX仕様の本格レーシングスーツは入門用でも5万円くらいはする。
もちろん探せば格安NOMEXスーツもあるが、残念ながらカッコ良くない。
やはりイタリア車乗りならスーツのディテールにも拘りたいところ。

そこでお奨めなのがカートスーツ！

カート用なのでNOMEXを使っていないだけ。
その造りやデザインは上級モデルとほとんど同じ！って言うか、パッと見区別できない！
画像のスーツはSPARCOのルーキーというモデルのカートスーツ。
私も以前はコレのホワイトを愛用していた。

そこで気になるお値段は・・・

なんと1万7～8,000円で買える！
この値段でレーサー気分が買える！
お買い得じゃ～ありませんか～！？

カートスーツはスパルコやOMP、Sabelt、アルパインスターなどなど、
ほとんどのメジャーブランドでリリースしているのでいろいろ選べる。

なので「自分は走行会がメインだし・・・」という方にはカートスーツがお奨め！



ただ・・・・
「今後はレースも考えている」という方には、ちょっと値は張るがやはりNOMEX仕様をお奨めしたい。
詳細は割愛するが、今年HSPでシャレにならない炎上事故が起きた。
ドライバーは一命を取り留めたらしいが重度の火傷を負ったとのこと。
聞いた話だがNOMEX素材のスーツやグローブではなかったらしい。
恐らくFIA規格のスーツやグローブだったなら、「いや～ビックリしたよ～！」で済んだかもしれない。
我々が乗っているクルマのレベルでは車輌炎上の心配は少ないが、何があるか分からないのがサーキット。
自分の走るステージと相談しながら、安全装備も選んでいきたいところ。

ヘルメットと来れば次はグローブ。
何故なら、どこのサーキットでもこの2点は必須となっているから。
グローブもヘルメット同様、厳格な規制はないが、まさか軍手というわけにはいかない。
実際に軍手はNGというコースもある。
そうかといって手持ちのゴルフ用やスキー用では（私はどちらも持っていないが）操作性がちょっと？？？

というわけでこの際グローブも揃えましょう。

気になるお値段は・・・・コレもピンキリ！
下はカート・走行会用の数千円から、上はNOMEX（耐火性繊維）FIA公認のン万円まである。
ただ、走行会や草レースレベルならカート用で充分だと思う。
FIA公認の本格モデルはNOMEXを使っているが、カート用はそういう生地を使っていないというだけ。
グローブとしての操作性などはほとんど変わらない。

私が今使ってるのは3,000円ほどで買った走行会用のモノ。
RECAROのノベルティグッズだったらしいが、思いの他造りがしっかりしているので実戦でも使っている。

カート用ならスパルコやOMPといったイタリア車にも似合うブランドが3千円代で手に入る。
カラーもだいたいブルー、レッド、ブラックとあるから、お好みに応じて選べばいい。
ただサイズには気をつけたほうがいい。
向うの製品はサイズが大きめで、Mサイズが日本で言うLだったりする。
しかしモデルによってはそれが当てはまらなかったりと、なかなか手強い。
参考までにスパルコは07年モデルから造りが小さくなった。
手が小さい自分には嬉しいことだが、こういうことに注意しないといけない。
この辺は購入するお店で聞いてみると失敗はない。
それにサイズが合わないという場合はだいたい返品・交換に応じてくれる。

私は素手よりもグローブをしているほうが運転しやすいと感じている。
安心感もあると思うけど、習慣になってるので走行会でもグローブは必ずする。

ヘルメットやグローブを持っているというだけで、気分は大いに盛り上がる！

明日はいよいよレーシングスーツ編です！

ほとんど押し売りだが、来季からサーキットを本格的に走ってみたいという人達の参考になればと思い、新連載開始！

気軽な走行会ならばノーヘルOKだが、実はけっこう・・・いや、かなり危険だ。
もちろん何かあっても自己責任となるが、何もないに越したことはない。
気分の問題もあるが、今ではどんなにお気軽な走行会でも必ずヘルメットは被ることにしている。


今年の春、大クラッシュを経験したときに思ったことがある。

『安全装備にオーバークオリティはない』

自分の安全装備は平均的なレベルだが、フルバケはRECARO、ベルトはWILLANSの最上級Type-S4、ヘルメットは4輪用のアライGP-2K。
そこそこお金はかかってる。正直、草レースにはちょっと贅沢かな？などと思ったこともあるが、前述のように安全装備に充分過ぎると言うコトはない。
あれほどの大クラッシュでムチウチひとつなかったというのは、上記のキチンとした安全装備のおかげに他ならない。

というわけで、今日はヘルメットについて。

通常の練習走行などは必ずヘルメット、グローブ、長袖の装着が義務付けられる。
ヘルメットは自分用にひとつ持っていたいところ。
私は「まずカッコから・・・」というタイプなので、3年前ちょっと奮発して4輪用を買った。
70～80年代のF-1ドライバーに憧れた自分にとって、4輪用のヘルメットを持つのは夢だったので長年の夢が叶った感じ。

とはいえ、別に4輪用を用意する必要はないと思う。
バイク店などで手軽に買える2輪用で充分だろう。
値段はピンキリだが、アライやショウエイのようなメジャーどころはけっこう高価だ。
4輪用とあまり変わらない値段になってる！
今では安くても国内規格をパスしてるヘルメットがあるので
そういうのを買うというのもアリ。
あまりに安い粗悪品はお勧めできないが、10,000円以内でもそこそこ使える物はある。
カラーも豊富だし、スモークやミラーのシールドも揃ってる。
何より2輪用だと試着することができるメリットも大きい。
北海道GTでも2輪用のヘルメットで走ってる人はけっこういる。
好みのステッカーを貼れば、気分も盛り上がるというもの！

あるとないとでは大違いのヘルメット。
是非ともひとつは持っていたい。

仕事の上では既に年末進行とやらに突入している。
一年でいちばん忙しい時期となる。
といってもまあ、大した仕事をしているわけじゃないので淡々と日々を過ごそう。

というわけでしばらく中断していた「07シーズンを振り返って」を再開。




　　　　　　　　　　　　【Ciao!Peperoncino2007】

チャオペペについては既にブログに書いているので、今回は書かなかったことを。

このイベントはまったくの手作りだということは、ほとんどの方がご存知のとおり。
北海道ではこういう輸入車のみ、ましてやイタリア車だけのイベントなんて夢のまた夢と思っていた。

しかし現実になった。

表現のしようがないが、いちエントラーとして今思い返しても感慨深いものがある。


ではそういうイベントにどういうスタンスで参加しようか・・・？
迷うことなくそれは決まっていた。

『120%全力疾走』

「誰よりも速く」などと考えたわけではない。
今、北海道で草レースに参加しているアルファは自分とまっしーだけ。
自分が全力で走る姿を見てもらって「アルファでもあのくらいは走るんだ」と他のエントラーにも感じてもらおうと思ったわけ。
ひょっとしたら「レースをしてみたい」と言い出す人もいるかもしれない。
そういう人が一人でも増えれば、輸入車だけの、イタリア車だけのレースが北海道でも開催されるかもしれない。

本州ではアルファロメオチャレンジをはじめ、輸入車だけのレースがいくつかある。
北海道ではそういうレースがまだ存在しない。
向うで開催されているようなレースが北海道でも行われるには、それなりに時間もかかると思うが、何かのきっかけになればと思う。

別にレースでなくてもいい。
イタリア車に乗ってる人達でサーキットに行けるだけでもいい。
サーキットを走りたいけど、一体どうすれば？？？という、ちょっと昔の自分と同じ人がいたら、何かしらの手助けをしたい。
そんな思いであの日HSPを走った。


さて、来年は何人のイタリア車ユーザーと一緒にサーキットに行けるだろうか。

白老耐久の興奮もようやく落ち着いてきたところ。

耐久レースは今まで4回ほど走ったことがあるが、やはり耐久ならではの面白さがある。

作戦や準備の面白さについては以前書いたが、なんといってもスプリントと違うのは、サーキットに慣れることができるという点じゃないだろうか。
スプリントだとフリー走行から決勝まで、絶えずタイムを削るために走る感じがあるが、耐久は７～８割のペースで走ることが多い。
周囲のペースを気にしなくてもいいのも大きい。
スプリントはひたすら前のクルマを抜くことが唯一最大の目的だが、耐久においてはバトルしないほうがいいときがある。

いくらサーキットに慣れてなくても、連続で20周以上走ったらだんだんと慣れてくるもの。
もちろんそこで調子に乗っちゃうと痛い目に遭うけど、落ち着いてペースを守れば実に面白い。

今回参加した低燃費耐久はレギュレーションも緩いしラップタイムも遅いので、
レースとしてのレベルは最低ラインだが、そこは市民マラソンみたいなもので敷居は低い。
でも取り組み如何によっては、レースの面白さや難しさを勉強するには最高のレースだ。

ナンバー無しのクルマでもOKだから、あとはスタッドレス4本と仲間を集めればエントリーできる。
スプリントが中心になってからは低燃費耐久は気にもしていなかったが、
久々に参加してその面白さを再確認した。