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2015年01月13日 イイね!

来るべき時が来た

来るべき時が来た。

1月10日、父が86年の生涯を終えた。

昨年6月、父が倒れたと聞いたときから覚悟はしていた。
そして入院してからも、会うたびに弱っていく姿から
その覚悟はよりいっそう確かなものになっていた。

私が生まれ育った家が跡形もなく消えたとき、
自分の中でこの日が来る準備が出来ていたのかも知れない。

父は少々わがままで気難しい面もあったが
私はそんなことをほとんど気にしたことがなかった。
実家に帰ったときは、よく遅くまで二人で飲んだ。
父は私の良き理解者であり、人生の大先輩でもあった。

確かに父との間でイイことばかりではなかったが
何もない親子なんてあるはずがない。
ネガなことも含め、すべて父との思い出であり
今ではどれも笑って思い出せることばかりだ。

だからこそ、この日が来る覚悟ができていたとしても
やはり寂しいもの。

ただ、母のときのような悲しみはそこにはない。

父は幸せな人生を送ったと思う。
心からそう思えるからだ。

痛みや苦しさに悩まされたわけでもなく、
何か心配事を抱えて逝ったわけでもない。

最後まで伯父と叔母に世話をしてもらい、
病院のスタッフの方々にも良くしていただいた。


86年の生涯を、眠るように閉じたとのことだった。

それは紛れもなく幸せな終わりだったと思う。

泊っていたホテルの窓から函館の景色を眺めた。
父が生まれ、根を下ろし、86年間の生涯を終えた街。
さびれていく印象は拭えないけれど、
やっぱり函館の街には愛着がある。
そりゃそうだ。
父も自分もここで生まれたのだから。

これで自分には「親」と呼べる人がついに一人もいなくなった。
それではしっかりした大人になれるか?と言えばそんなことはなく、
相変わらず大人になり切れない未熟な自分のままだ。

新しい年が明けた。
今年もこれまでと同じような仕事に明け暮れ、
忙しいと言いながら時間が過ぎて行くだろう。
そしてまた同じようにクルマも人間もカッコつけながら走り続けるに違いない。

『死というのは理屈で説明できるものではない。
   死とは受け入れるものである。』

これはアイルトン‐セナが亡くなったときの
館内正氏(レーシングカーデザイナー)の言葉だ。
自分は父の死を受け入れている。
そう思えるのは幸せなことであり、
あとに残る者にそう思わせた父は大した人だと感じている。
Posted at 2015/01/13 22:05:24 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2015年01月07日 イイね!

嗚呼~物欲のシーズンオフ

嗚呼~物欲のシーズンオフみなさん、遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

毎年のことながら、あわただしい年末年始を過ごしていた。
ようやくここにきて落ち着いたといったところ。

今日は本当なら函館で入院している父の見舞いに行こうと思っていたのだが、ニュースになるほどの大荒れ。
今回は見送ることにした。
10年ほど前だったろうか、函館へ向かう高速を走っていたときのこと。
風は今日ほどではなかったが、やたらと雪が降っていた。
それこそホワイトアウトな状態で前は見えない。
すると飛行機の滑走路みたいな感じで、道路上に等間隔の光が見えた。
発煙筒だった。
明らかに自分は誘導されているのが分かった。
誘導されるままに走ると、高速を降ろされていた。
早い話、このまま高速を走るのは危険ですよということなのだろう。
しかしそれだけ雪が激しく降るのはだいたい山間部。
高速を降りただけで見通しの良い景色が待ってるわけではない。
今度は山道をホワイトアウトと格闘しながら走る羽目に。
こういう場合、冗談ではなく「止まろうかな」と思うほど目の前がまったく見えないときがある。
しかし止まったら追突される危険性がある。
そっちのほうがはるかに恐ろしいので30~40km/hくらいでゆっくり走る。
このときはなんとか無事に平野部まで降りて事なきを得たが
もうあんな目には遭いたくない。
そういうわけで父の見舞いは天気と相談してからになりそうだ。

さてシーズオフ。
いつもならアレやコレやとクルマをどうするかと考えるところだが、
今年のオフは特に予定していない。
しかしそれではつまらないので、前から欲しかったモノを色々と探してみたら
なんとも面白そうなモノがあるではないか。

まずはコレ。

PUMA Triofo Mid PrpⅡである。
以前もコレを使っていたがサイズが明らかに大きく、フィッティングが悪かった。
それで今のFURIOを買ったのだが、今度はやや小さい感じ。
サイズ変更をショップにお願いしたが在庫ナシ・・・難しいものである。
窮屈で履けないわけではないのだが、
好きなモデルであるこのTrionfoがセールになってると、やはり欲しくなるというもの。
モータースポーツ大国イギリス万歳!である。

そして次・・・

Betaの工具セット!
今もBetaのそれを使っているのだが、15年くらいも使っており
工具そのものはまだ大丈夫なのだが、オレンジ色のボックスが今にも壊れそう。
それに小さい工具などは紛失してしまったものもある。
工具と言えばSnap-onなのだろうが、
あの工具を使うほどヘビーな作業はしない私には「宝の持ち腐れ」というもの。
それにやっぱり70年代のマーチF-1のスポンサーにもなった
イタリアを代表する工具メーカーには惹かれる。
それに得意の海外通販を利用すると、恐ろしく安値で買えるのである。
便利な世の中になったものだ。

そして最後はこちら。

携行缶、いわゆるジェリ缶である。
サーキット走行には欠かせないのだが、今はごく普通の赤い缶を使っている。
ここはやはりカッコに拘る私としては、ひと捻りしたいところ。
以前から欲しかったこのステンレス製の缶がカッコイイ。
今の赤い缶も悪くはないのだが、ノズルがすぐに壊れてしまった。
他の人のノズルを借りようとしたことがあったが、微妙に形状が違う。
灯油などを入れる手動ポンプで入れているが、けっこう面倒。
しかしこのステンレス缶だとノズルをはじめとする個々のパーツも別売りしている。
もしノズルが壊れたりしても安心というわけ。
カッコの面でも実用性でも、是非とも今シーズンから導入したいアイテムである。

まだまだ他にもクルマ関連のみならず、欲しいモノはたくさんある。
そんなこんなですっかり物欲のシーズンオフと化している。

さて、今日も市場調査に出るとするか・・・
Posted at 2015/01/07 18:54:51 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@ぼうんのう さん、バッテリーとエアコンまでやれば、走り出してすぐに効果を体感できますよ(^^)」
何シテル?   06/04 11:05
アルファ156 2.5V6で走ってます。 家内用にGTV3.0V6。
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