
現在ファスティング中であることは先日のブログに書いた通り。
しかし今回は2日で切り上げることにした。
眠気や空腹等のファスティングによる症状はこれまでと同じなのだが、手足の冷えは想定外だった。
もちろん以前やったときもこの手足の冷えはあった。
ただ、過去2回のときは半袖で過ごせる時期。
真冬の今ではまったく感覚が違う。
早い話、空腹や眠気よりはるかに辛いのである。
そんなわけで、今回のファスティングは2日間、計7食を抜いて終了。
終了後の気持ちよさは「3割減」という印象だが、それでもやっぱり気持ちイイ。
さて、この時期から毎年シーズンレビューをしているところだけれど、
今年から始めた自転車に関して書いてみたい。
【100㎞ライド】
気温が34℃まで上がった日に往復80㎞のコースを走り、
熱中症になりかけたという失態は以前書いた通り。
そして装備も改めリベンジしたことも。
そのリベンジから少し自信をつけたこともあり、100㎞ライドに挑戦した。
夏季休暇最後の平日、これまで同様、朝9時に自宅を出た。
この日も気温は30度を超え、なかなかハードなコンディション。
しかし、これまでかなりのストレスになっていた市街地を抜けるルートは
それまでの経験でかなり走りやすい道を見つけたので、
ビィンディングペダルを導入したこともあり順調な滑り出しとなった。
ドリンクも補給食も先手を打って口にした。
計画したルートは80㎞を走ったときの延長のようなものにしたが、
80㎞のときはけっこうなヒルクライムチックな道路があるので、
体力の消耗を考えてそこは避けることに。
その分緩い登りがあるルートにした。
思っていた通り若干距離が短い分、
80㎞のときよりも早くチェックポイントにしていたコンビニに着いた。
この時点で約30㎞チョイ、片道50㎞が目標なのだからあと20㎞である。
ところが、ここからの20㎞がなかなかキツかった。
緩い、しかし長~い坂がいくつもある。
しかも走ったことがないからイマイチペース配分も分からない。
地図上での下調べで見落としていたトンネルまである。
さらに平日とはいえ時期が時期なだけにクルマやオートバイがビュンビュン通る。
私が走ったオロロンラインはクルマで走る分にはとても気持ちがイイのだが、
それが自転車となるとまったく違う顔を見せた。
自転車は当然道路の左端を走る。
これがひどい路面なのだ。
デコボコガタガタがとにかくひどい。
仕方なくやや中央寄りを走るが、そうなると後方から来るクルマにいっそう注意しなくてはならない。
本来気持ちのイイはずの下りも、速度の上昇もあってさらに緊張を強いられる。
今回のルートは、長い下りなら軽く50㎞/hは出る。
ちょっと踏めばもっと速度は上げられるが、怖いのでブレーキで抑えた。
片道50㎞目前でトンネルが見えた。
このトンネルを抜ければ50㎞突破である。
トンネル内は怖いので歩道を走ることに。
進行方向左の歩道は広く、走りやすかった。
難なく抜け、めでたく50㎞突破である。
と、ここまではよかった。
さて、それでは戻るか、とUターンしたが今度は反対側の歩道は狭い。
人ひとり歩くのがやっとというくらい狭い。
まあ、なんとか・・・と思い走り出したのがいけなかった。
直後、思い切り転倒。立ちゴケである。
幸い後方からクルマは来ていなかったが、今思えばかなり危険。
冷静に振り返ると、ある種の達成感と疲労で判断力が鈍くなっていた。
早くこのトンネルを抜けたいと、後方のクルマを確認し全速力で車道を走る。
あっという間に空が開けた。
最初からこうしておけばよかった。
これも経験か。
往路よりも復路のほうが下りが多く、ラクなはず。
そうなると気持ちも少しはラクになるというもの。
スイスイと来た道を戻る。
途中かなり長い登りがあったので、途中で休憩。
時間は正午過ぎ、かなり暑い。
再びサドルにまたがるが、ふいにバランスを崩し2度目の立ちゴケ。
思ったよりも疲れている。
そしてこのときから、バイクのほうにも異変が。
ディレーラー(変速機)がおかしい。
走っていると勝手に変速する。
これには参った。
直そうにも直し方が分からないし、降りてなんとかしようとする気力もない。
なんとかだましだまし札幌までたどり着いた。
100㎞を走破した充実感、達成感はあったけれど、一抹の疑問が残った。
なんだか苦しいことばかりで、あまり楽しくない。
一瞬の達成感や景色の美しさを見るために
その何倍もの苦しさに汗を流すのか?と思った。
しかし、これは経験不足によるものに他ならない。
結論から言えば、もう一度100㎞ライドはしてみたいし、
来年の目標は100マイル(160㎞)ライドだ。
なぜそこまで考えるようになったかというと、それには理由がある。
100㎞ライドのあとの9月に平日に休みが取れた。
そのとき、また80㎞のルートを走った。
バイクに乗るようになってから4度目である。
確かに真夏よりは涼しくなったのは確かだが、
過去3回よりもはるかにラクに走ることができた。
特にキツイと覚悟している登り坂で明らかな違いを感じた。
そうなると気持ちも全然違う。
経験することによって、体力の消耗も気力も疲労感もすべて変わってくる。
「苦しいだけ」と感じたのは準備不足や技量、体力の問題でしかなかった。
そんなわけで目標達成するべく、このオフはローラー台(固定式)で汗を流している。