今日から施行！高齢の違反者に新技能検査義務付け

高齢運転者による交通事故対策が柱の改正道交法が今日施行された。
一定の交通違反歴がある７５歳以上が免許を更新する際、
これまでの「高齢者講習」と「認知機能検査」に加え、
新たに「運転技能検査」が義務付けられた。
高齢ドライバーによる交通事故は後を絶たたいので、
身体の衰えに起因する悲惨な輪禍を防ぐための対策ですね。
２０１９年４月に東京・池袋で起きた乗用車暴走事故をきっかけに、
高齢運転者の技能を確認すべきとの声が多数ありましたからね。

運転技能検査は、
普通免許の更新を迎えた７５歳以上のうち、
過去３年以内に
信号無視・逆走・速度超過など計１１種類の違反をした高齢者が対象で、
拒否は出来ません。
免許証の有効期間満了の６カ月以内に受験しなければなりません。
＊１１種類の違反は、
『信号無視・逆走などの違反・追い越し車線などの走行・速度超過・Ｕターン禁止などの違反・踏切不停止や遮断機内進入・交差点右左折時の違反・交差点進行時の違反・横断歩行者妨害・前方不注意など安全運転義務違反・携帯電話を操作しながらの運転』
らしいです。
人為的な操作ミスや判断ミスが原因の違反が多いですね。

おそらく運転免許センターなどのコースで普通自動車を運転し、
指示速度での走行や一時停止、段差乗り上げといった課題を行い、
１００点満点の減点方式試験を行う。
７０点未満だと不合格となり、免許を更新することが出来ません。

個人的な考えとしては、
この制度も大事だが、身体検査のほうが大事なような気がします。