ロアアームの交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
3月にスペアとして作成した画像の強化ロアアームに交換しました。
この強化ロアアームには、
・レイルロアアーム補強プレート
・ZSS製ロールセンターアジャスター
・クスコピロボールブッシュ前後
を組み込んでいます。
この強化ロアアーム作成の詳細は、文末のURLから過去の整備手帳を参照ください。
2
現在、装着している強化ロアアームを取り外します。
ロアアームを外すには、緑矢印の3箇所を外す必要があるのですが、黄矢印のレイルフロントパフォーマンスバーが邪魔なので、先にこれを外します。
3
画像の回しているボルトと緑矢印のボルトを緩めておき、仮固定状態にしておきます。
4
ボールジョイントトップのクリップを先に外します。
5
緑矢印のナットを緩めて、ボルトの先端とツライチにしておきます。
ここは、ボールジョイントがテーパーになっていて、ブラケット(ナックル)にガッチリはまっているのでボルトを緩めるだけでは外れません。
6
今回は、このタイロッドエンドプーラーが使えそうなのでこれを使用します。
※このプーラーは、ネット購入で1,500円くらいの安物ですが、十分使えます。
7
タイロッドエンドプーラーをセットします。
※プーラーがない場合や上手くセットできない場合は、ロアアームに下方向のテンションをかけておき、小さいハンマーを緑矢印の箇所にあてがい、中くらいのハンマーで小ハンマーにガツンと横方向の衝撃を何回か加えると外れます。
このハンマーでの作業はナックルのアジャスターが入る穴を痛める可能性もあるので自己責任でお願いします。
8
プーラーを締めこんでいくと、バチンと比較的大きな音とともに画像のようにボールジョイントが下方に外れます。
※プーラーを締め込んでも外れない場合は、そのまま、ナックル部に横方向から中ハンマーで軽く衝撃を加えると外れます。
あとは、メンバーに仮固定にしていたボルトを抜くと外れます。
9
外したロアアームの新旧比較です。
奥側の外したロアアームは、また塗装してピロブッシュをオーバーホールしてスペアとしてストックする予定です。
10
新旧ロアアームの裏面です。
結構、飛び石で塗装が痛み、溶接した箇所に錆が出ています。
今度のオーバーホールでは、手前のロアアームのようにチッピング塗装をしようと思います。
11
メンバーに固定するボルトは前後共通で、今まで何度か脱着しているので、今回は新品に交換します。
※パーツナンバーは、45861-52R10 ×4本(左右2本ずつ)です。
カジリ防止のため、スレッドコンパウンドを塗ります。
12
先に緑矢印の2箇所にボルトを入れて、仮固定をしておきます。
13
アジャスターをブラケット(ナックル)の穴に入れて、仮固定します。
14
アジャスターから本締めしていきますが、ソケットが入らなくてトルクレンチが使用できないので、画像のクローフットレンチを使用します。
この部分は、締め付けトルク55Nですが、クローフットレンチを使用するため、レバー比で減算し53Nで締めました。
15
規定トルクで締め付けると、上手いこと割ピンを差し込む穴がバッチリ合いました。
16
緩み防止の割ピンを入れて曲げておきます。
※曲げ方にセンスがないですね、、、。
17
あとは、メンバー側への固定ボルトを95Nで締め付けるだけです。
18
組みつけ完了です。
19
同じように左側も組みつけて完了です。
20
外したロアアームを見てみると、リア側ピロは、ガタという程ではなかったですが、軽くクラクラ動くので替え時だったと思います。
21
Beforeです。
ロアアームが少しバンザイした状態です。
※ZSS製ロールセンターアジャスターのレビューにも載せていますが、アジャスター装着前のロアアームの角度です。
22
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( ロアアーム交換 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク