
RX-8のシートを純正レカロからBRIDE ZETA Ⅳに交換しました。
ホールド性の向上だけでなく、HANSデバイス導入のためにもフルバケは必須です。
身長163cm、体重51kgというかなり小柄な私が実際に使用してみての印象です。
小柄な人や女性の参考になればいいですが。
先に結論だけ言いますと、ペダルの位置は純正と変わりませんが、角度が変わるので半クラ位置は再学習が必要です。ステアリングが遠くなります。
標準位置だと3点式シートベルト装着にコツが要ります。シートベルトのために座面を右にずらすとステアリングの中心からずれます。
では本題。
まず純正での状態を説明。
シートポジションは一番前、バックレストはかなり起こしています。実際に測ってはいませんが、座面と背面の角度はおそらく10~15度くらいではないでしょうか。
腕が短いのでステアリングはかなり近く9時15分の位置で肘は80度程度曲がっている状態です。自分の感覚では180度ぐるっと回しきるにはこれくらい近づかないとダメでした。
ここまでバックレストを起こしていると、4輪用ヘルメットを着用したらサンバイザーギリギリです。ロールケージを入れられなかった最大の理由が、頭上クリアランスでした。
さてZETA Ⅳではどうかというところですが。
純正比でシート位置はほぼ変わりません(後述)。
装着位置は前後一番下で、アイポイントはかなり下がります。
一番下に装着した理由は、一度アイポイントを下げてみたかったからです。
今までかなり高い位置で運転していたので、下げてみたらどんなものかを試してみたかった。
マツダがオートサロンか何かで提言した正しいドラポジで言うと、一番下でもちょうどいいくらいかもしれません。
あくまでCX-3は、という前提の話ですが、ボンネットの後端から1/4辺りまでが見えるのが理想とのこと。
ちなみに純正シートとZETA Ⅳでのボンネットの見え方はこんな感じです。

おそらくほぼ適切な視界、もしかしたらもう少し上の方がいいかもしれません。
CX-3のようなSUVとRX-8とでは適正な視界は異なるでしょうから、実際に公道・サーキットを走行して調整していく予定です。
さて、シート位置について。
装着当初、足が届かないと思いました。
しかし座り方の問題で、シートバックが寝て座面が前上がりになっている関係からお尻の位置を少し前に出して寝た状態で座る必要があるようです。
こんな感じ。
するとその分足を投げ出す形になるので、股関節の位置が前になりペダル位置については純正の時と同様の感覚で操作できます。
フルバケ換装で一番の懸念がペダルに足が届くか、だったのでここがクリアできたのはかなり大きいですね。
一方でその分上体が後ろに行くので、ステアリングは遠くなります。
9時15分で肘関節はだいたい120度程度まで伸びました。
ステアリングを150度切った辺りで肘が伸びきっている気がします。サーキットでの操作に影響がないといいですが。アイポイントのことも併せて考えると、後ろだけ一段上げようかな。
BRIDEイベントで購入したのですが、BRIDEの方曰くRX-8のシートレールは車種専用品なので標準位置でステアリングセンターが出るようになっているようです。
この画像を見てわかるように、シートはかなりセンターコンソールに近づきます。
するとシートベルトバックルがサイドサポートに隠れてしまうので、バックルを起こした上で横へ引っ張る、またはシートベルトをセンターコンソール側から斜めに挿入する必要があります。

最初は戸惑いましたがコツを掴めば片手でできます。
まぁ街乗りオンリー派は利便性や見た目も考慮してステアリングセンターを捨てるのも選択肢としてありかもしれません。自分でシートを取り付ける技術のある人は、バックル移植の段階でワッシャー挟んでオフセットした方がいいかもしれません。ただその分耐久性が低くなることには注意する必要があります。
この画像撮影していて、RX-8を初めて運転したとき「めっちゃ左向き」な違和感を感じたことを思い出しました。純正シート、どんだけ右に寄ってたんだ・・・
改めてまとめると、160cm程度の身長でもペダル操作は可能です。(自分の)サイズの問題で取り付け困難なことはありません。
座席が純正より中央に寄るのでサイドシルとの間に空間が空き、そこに傘とか差しておけます。便利。
でもハンドル遠い。
Posted at 2020/09/30 22:56:58 | |
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