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不惑の"デミ助" [マツダ デミオ]

整備手帳

作業日:2012年11月23日

デミオ☆フラット形状ボンピン取り付け ~その1~

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 12時間以上
1
みなさまご存知の通り,カーボンやFRPの軽量ボンネットは走行風や振動で純正のキャッチが外れてめくれ上がり,ドライバーの視界を塞いだりフロントガラスを叩き割ってとんでもない大トラブルになることがあります。私も実際にサーキットでそういう場面を目にしたことがあります。

そういうトラブルを防ぐと同時に軽量ボンネットをしっかり車体に固定するアイテムがボンネットピン(通称:ボンピン)です。競技屋さんの場合はたいてい車両規定で装着が義務付けられてますよね。

ところが最近,ボンネット上にボンピンのような突起物があると歩行者をはねてしまった際の危険性から車検に通らないようになってきていると聞きました。

車検の時だけ純正ボンネットに戻す...なんていう手もあるでしょうが,ここはどうせなら最初からきちんと車検を通るパーツをセレクトするのがオ・ト・ナ(笑)。

ということで今回,車検に問題なく通ることで有名なフラット型のボンピン(製品名:エアロキャッチ)をDEデミオに装着しましたので,今後装着を検討される方の参考になればと思い,作業工程をアップしました。


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最初は普通にみんながボンピンを装着するラジエーター上部にピンを立てて装着するつもりでした。

しかし!

エアロキャッチが手元に届いてから,実際に製品をボンネットにあてがってみると,ボンネットのカーブがきつくて製品の縁がボンネット表面から大きく浮いてしまい(隙間ができてしまい)装着不可であることが判明。ガーン!
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もう一度デミオのボンネットをよく眺め回します。

社外品のカーボンボンネットになっていても,基本的にはノーマルから型をとっているので,ノーマルのデザインと変わりません。全体が大きくうねった複雑な形状から,このクルマを作ったマツダのデザイナーさん達の熱い情熱が伝わってきます。

しかし,ことフラット型のボンピンを装着しようとすると,これほど難しいボンネットも少ないでしょう。ボンネットを開けたり閉めたりしながらボンネット表面の形状と,エンジンルーム内の構造を見比べて小一時間悩みます。

すると...答えは一つしかないことに気がつきました。

ここ,つまりヘッドライトユニットの後,ここしかエアロキャッチを装着できそうな場所はありません。

しかしそこにはピンを立てられそうな構造物は存在しません。自分でステーか何かを作って,そこからピンを立てるしかありません。そんなこと素人にできるのか???

エアロキャッチをオークションに流してクスコのフラットボンピン(こちらの方が平面の面積が小さい)を買い直そうかとも思いましたが,その時,自分の心の中でDIY魂が燃え上がるのを感じました。

よーし! ステーを自作してやろうじゃん。その方がピンの位置や角度を調整しやすいかもしれん。

このカーボンボンネットは大きなダクトがついているため,前から走行風でボンネットを巻き上げようとする力は働きにくいでしょう。キャッチもしっかりしています。しかも競技車両規則では「可能な限り左右に離してボンピンをつけること」となってます。少なくともデミ助の場合はここに装着する方が好都合かも。

しかも,よく見るとここにステーを立てられそうな穴が開いてます。これを何とか利用できないかな。
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しかしこのままですと穴が大き過ぎてボルトを通してもガバガバですので,写真のように適当な大きさのワッシャーを2-3枚かませて隙間を調整,両側から大きいワッシャーで挿んでステーを装着することにします。
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とりあえずエーモンの汎用ステーを装着したところです。

あわよくばこのステーから直接ピンを立てられないか,とも考えましたが,位置的にも角度的にも強度的にも無理!

やはりオリジナルのステーを作るしかありません。この汎用ステーはその支えにしましょう。

後で長さや角度を調整するため,今はこのままの状態で放置しておきます。
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職場で使っているクリアファイルを一つ拝借(笑)。オリジナルステーを設置する予定の場所にあてがって,ステーの大体の形をスケッチします。

クリアファイルを使うと,本来見えない部分の形状を確認しながらあれこれ考えることができるので好都合。
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そのままだとピンを立てた時にナットやワッシャーが干渉するため,ヘッドライトを留めている樹脂製のステーを丸く削ります。

ドリルで小さい穴を並べて開けてニッパーで切り取り,後をヤスリで整形します。リューターを持ってる人はそれで削って下さい。

ヘッドライトユニットの上部にある(おそらく補強のための)フィン状の出っ張りも,ステーが当たって浮いてしまいますので,サンダーやヤスリを使って平らにします。

ただし,後々でステー全体の角度をあれこれ調整しますので,完全に平らに削り取らず,若干残しておく方がベターです。
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クリアファイルのスケッチを切り抜き,それを型にしてアルミ板からステーを切り出します。

もちろんステンレス板を使った方が強度はありますが,格段に加工が難しくなります。元々ボンネット本体が柔らかいものですので,そこまでの強度も不要でしょう。

アルミ板でも,もちろん板厚がある方が強度が上がりますが,加工しやすさとのバランスをとって2mmのアルミ板を使いました。

それでも素人がアルミ板から形を切り出すのは思ったよりも大変です。サンダーを使ったり,糸鋸を使ったり,ヤスリで削りまくったりしてやっとこさできました。

早速車体に合わせてみます。ふむふむ,まあ,こんなモンでしょう。何となく形が「鳩サブレ」してますね。アルミ板の表面が傷だらけなのはご愛嬌(笑)。

しかし左右のステーが出来上がったところでもう半日以上が経過。先が思いやられます...

→デミオ☆フラット形状ボンピン取り付け ~その2~ に続く

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