先日整備手帳に上げた『CEP間欠ワイパーキットの取り付けとレバー一体化』ですが、細かいアレコレが結構たくさんあり整備手帳に書ききれなかった😅ので、ブログにダーッと書いておきます。
黒:GNDへ
赤:リレーの黄と結線
青:間引く
緑:ワイパーコネクタの#8(緑)と結線
紫:ワイパーコネクタの#7(紫/白)と入れ替え
青/白:なし
緑/白:なし
紫/白:なし
茶:ボリュームの#3に繋いだ白黒(プラス)と結線→コネクタの#5(空き)に接続。ボリュームの白黒は裏から接続
灰:車速信号線へ(今回は接続していない→後日接続しました)。ヒューズボックス左下にある青いレバーが付いた64ピンカプラーの#19(青黒)
黄:間引く
エーモンコンパクトリレー(3234)はこんな感じ。
青:IGN電源へ
黒:間欠ワイパーキットの紫線と結線
白:接続なし
黄:間欠ワイパーキットの赤線と結線
赤:IGN電源へ
ボリューム(100kΩ)についてはエーモンの0.2sqダブルコードをはんだ付けし、UVレジンを盛って端子とはんだ付け部分を補強しておきました。なお、軸を上にして真ん中(2番)が黒(マイナス)、右(3番)が白黒(プラス)としました。
白黒:間欠ワイパーキットの茶と結線
黒:コンビネーションスイッチ内にあるTRIPスイッチのマイナスに接続
■ボリューム(可変抵抗)について
スイッチ付きボリュームが付属していますが結構大きくてワイパーレバーに入りません。このため、みん友のJaianさんから譲っていただいた小型ボリューム(100kΩ)を使いました。ボリュームと動作間隔の関係ですが、抵抗値が小さいと動作間隔が長く、大きいと短くなるんですが、これの『どこからどこまでを使うのか?』が結構キモかもしれません。理由は、キャップとレバーを留める『強度』に関係してくるからです。
また、ちょっと50kΩの場合を試してみたくて購入してみました😅が、個人的に動作間隔が割と長い感じだったので、いただいた100kΩのボリュームをそのまま使用しました。
【2022/04/14追記】
車速連動線と接続してみたところ、取付時に確認したこの動作間隔は『停車時の間隔』で走行時の動作間隔はこれの半分になりますので注意です。ここ、超絶勘違いしてました😅動作間隔が半分になるならもうちょっと長くても良かったかもです。
■ワイパーレバーの加工について
ちょっとずつ試しながらやったので、結構時間がかかってしまいました。。。😅
・ボリュームの固定整備手帳にもありますが、レバー内部の6箇所の出っ張りに引っかかるようなパーツを作りそのパーツにボリュームをナット留めする方法を採りました。
想定している深さのレバー内径をざっくり測ったところΦ20~25mmだったので、とりあえずΦ20mm✕3mm厚のアクリル円盤をダイヤモンドカッターで削ってプロトタイプを作って確認。
ボリュームをナット留めするとこんな感じ。
これをレバー内部に埋め込み、目的とする深さで固定されるかどうかを確認。
その後、みん友のばじぽんさんに3Dプリンタでこのパーツを作っていただきました😊最終形は次のような感じです。左右の凹みはレバー内部に出っ張りを避けるためとTRIPスイッチのケーブルを通すためのスペースです。いやー、3Dプリンタ欲しくなりました😁
・キャップ
キャップとボリュームの結合ですが、キャップの軸に開けられた穴とボリュームのつまみのサイズがかなり近かったので、ドリルで若干広げることで割としっかり目に挿し込めました。穴径はΦ6mmにしました。最終的にはプラリペアを穴の内側に塗ってから挿し込んでいます。
ばじぽんさんに作っていただいた『ボリューム固定パーツ』が、上の写真の状態で内部6箇所の出っ張りにうまくハマってボリュームが固定されるような状態になります。
キャップのマーキングについては、パーツクリーナーやネイル用のエナメルリムーバー(アセトン系・ノンアセトン系)を使ってマークをある程度まで擦り落としてから行いました。タッチペン用のやり直しスプレーやシリコンオフ、コンパウンドではイマイチでした😥
一度、白のボデーペンで塗装してみたんですが簡単に剥がれてしまった😥ので却下。
ということで、(そこそこ)消したマークを隠すようレタリングシートでマーキングを入れました。SMARTさん、ホントにありがとうございました。めちゃ使わせてもらってます😊
ちなみに、「INT TIME」のところが元々『◯』があった箇所、『↓↓↓』はリアワイパーマークだった箇所です。消しきれなかった元々のマークが薄っすら見える。。。😅あと、『◯』のところが『MIN』でも良かったかも。
・キャップの回転
今となっては『なーんだ』なんですが、オートライトの時の経験がある意味邪魔をしてなかなか難儀しました。。。😭
オートライトの時はピンクの凹み部分を回転させたいだけ削れば回ったんですが、今回は黄色い穴の空いたところ(ここにキャップのツメがハマる)も拡張する必要がありました。
キャップ内部のツメがちょうど180度の向きにあり、キャップの回転も150度ほどを予定していたので、最終的には結構な範囲を削りました。削る工具は当然伝家の宝刀『OLFAのカッターナイフ』。あと強度が落ちそうなので、適宜『梁』を残して削るか、プラリペアの『振りかけ法』で成形してます。また、削りすぎたところはプラリペアで埋めたり補強し、リューターで整形します。
【2025/02/09追記】
キャップスイッチをクリック加工しました。ちょっと面倒ですが、これはやっておいたほうが良いと思います。
■TRIPスイッチのケーブル
TRIPスイッチはそのまま残しますが、キャップが今まで以上に回転するのでレバー内部でケーブルが上下方向にスムーズに動くようにする必要があります。また、このケーブルをコンビネーションスイッチ裏側に接続する必要があるので、今まで通りレバー外まで出す必要があります。
まずはケーブルを延長するため、途中でカットしておきます。で、『ボリューム固定パーツ』の脇を通した際にスムーズに動くよう、『ボリューム固定パーツ』の両サイドをちょっと凹ませて外径4mm内径2mmのシリコンチューブをプラ用瞬間接着剤で接着し、ケーブルを中に通し、シリコングリスをチューブに充填しておきました。もっと粘度の高いグリスのほうが良かったかも。。。🤔
その後、ケーブルを0.2sqのダブルコードではんだ付けしてちょっと延長し、メス型端子を圧着します。この端子ですが、Jaianさんからボリュームと一緒にいくつか譲っていただいててめちゃ助かりました😊サイズとか形を調べてみると、JSTのBXFシリーズですかね。。。?🤔
【2022/03/11追記】
JST製VHシリーズコンタクトだそうです
ボリュームのマイナス側もTRIPスイッチのマイナスに接続することにしました。そうすれば、コンビネーションスイッチから外に出るケーブルは、ボリュームのプラス1本になります。
TRIPスイッチのマイナスは裏カバーの外側(黄色い丸)です。テスターで、こことライト側コネクタの2番(一番中央寄りでGND)で導通することが確認できると思います。
あとは組み立てて、念のためTRIPスイッチを含めた導通やキャップを回転させると抵抗が変化することを確認しました。なお、ワイパーレバーの中心に入っていた金属の棒パーツは(当然ですが)入れていません。また、ケーブルがレバーから出る辺りに黒いスリーブがあったのですが、組立時に迷子になった😭ため、代わりに熱圧縮チューブを圧縮させない状態で付けておきました😅
上の写真で1本だけ出ているケーブルはコネクタに統合してあります。
■コンビネーションスイッチの補修
ヤ◯オクでゲットしてしばらく遊んでいたコンビネーションスイッチですが、実はステアリングコラムカバー下のタッピングが留まる台座部分が片方が最初から欠損、もう片方の根元も割れてました😭タッピングを取らずに無理やりバキッと外したような感じじゃないかな。。。😢
落札前にしっかり写真を見ておけばよかった(欠損した箇所にピンクのマークも入っていた)んですが、同時に出品されていたものより2,000円ほど安かったんですよね。この『2,000円』のおかげで結構めんどくさいことになりました。。。😭
根元が割れていた『まだ生きてる方』はプラ用瞬間接着剤で圧着。欠損していた方はダイソーのシリコン粘土で『生きてる方』から型取りをしてプラリペアで造形することにしました。
シリコン粘土は湯煎するとグニャグニャになります。なんかお餅っぽい。。。😅
熱いうちに『生きてる台座』にギュウギュウに押し込んで貼っつけ、そのまま冷めるのを待ちます。
冷めたら、プラリペアを充填して硬化するまで待ちます。
とりあえず、型を取る向きを変えて2種類作り、使えそうな方を採用しました。
タッピングを留めるスピードファスナーですが、サイズが特殊なのか、そのものズバリは見つからなかったので、サイズが近そうなものをモノタロウで見つけて購入。20個もいらないんだけど仕方がない。。。😅
あとは、コンビネーションスイッチにフィットする、かつ、スピードファスナーがいい感じにハマるよう、リューターで整形。
コンビネーションスイッチとは最初プラリペアだけで付けてみたんですが簡単に剥がれてしまったので、プラ用瞬間接着剤で固定してからプラリペアで補強することにしました。
■ついでにライトレバーも補修
コンビネーションスイッチを入れ替えるので、ついでにライトレバーも補修しておきました。オートライトのレバー一体化の際にお試しで加工したんですが、レバー側をちょっと削りすぎてて若干余計に回転してしまってたんですよね。。。😅
これもプラリペアの『振りかけ法』で一度埋めてからリューターとカッターナイフで調整しながらいい感じに削りました。
キャップの『AUTO』マークも『若干左が上がってる』のが気になってたので、しっかり位置合わせしてからレタリング。トップコートは半光沢クリアー。
■取り付け
コンビネーションスイッチを交換して配線して完了です。補修したタッピングの『台座』もうまく行ったようで、下側のコラムカバーもしっかり留まっています。
換装後のワイパーレバーこんな感じになりました。なかなかいい感じです😁
ライトレバー側。やっと『AUTO』の文字が真っ直ぐになった。。。😅
■まとめ
今回の加工は試行錯誤しながらやったので大体1ヶ月程度かかりましたが、なかなかいろいろな経験値が溜まったんじゃないかと思います(スキルアップとは言ってない😅)。間欠ワイパーキットの導入自体はさほど難しくはないと思いますが、『ボリュームをどこにどう付けるか?』によって難易度や工期が結構変わりそうな感じです。
また、Jaianさん、ばじぽんさん、smallrockさんなどいろいろな方に助けてもらいながら、最終的にいい感じに実装できたと思います。ホントにありがとうございました😊
これと整備手帳が誰かの参考になれば。。。と思うんですが、『リアワイパーレスが前提』なのでなかなかいないか。。。😅
まあ、もし何か気になることがあればコメントにお願いします。