
木曜日も作業報告がありました。作業報告が詳細でブログが間に合いません!
【その1_エンジン周りの配線の(最低限の)引き直し】
「エンジン回りの配線がゴチャゴチャで、必要なくなった線がそのまま残っていたりと、後々、トラブルの原因になりかねないので、今回、最低限の引き直しをやらせて頂きました。」

今まで指摘された事も無かったのですが、今後のトラブルを防止するために先回りで対応してくれるのはありがたいです。
【その2_ファンハウジング裏にあったフューエルホースの分岐ブロックの作製】
「パイプに対してホースのサイズが合わないとこうなります・・・。」

ここも今まで指摘もなかったところですが、ご自身でパーツを作る事でコストを抑えつつ、パーツの信頼性も確保する姿勢にメカニックとしてのプライドを感じます。
【その3_フューエルパイプ&ホース交換完了】
「配線ももう一息で完了します。」

パイプやホースが綺麗になっていますね。また、追加されたパーツがどんな効果を出すのかも楽しみです。
【その4_デスビの分解とフルトラ化】
「ガバナの点検とフルトラ取付のためデスビを分解しました。
シャフトのスペースワッシャー(ベークライト製)が変形していたので、自社製のものに交換しました。
フルトラのピックアップを取り付けるのに、オリジナルのベースプレートが使用不可のため、009デスビ用のものに変更してピックアップを組み込みました。
バキューム進角用のアクチュエーターは内部スペースの問題で外しました。」
こちらが取り外し直後のデスビ

分解・洗浄・フルトラ化の模様

フルトラ用のキットをはめ込んだ後のデスビ

今回、唯一、追加でお願いしたのが、デスビのポイント式からフルトラ式への変更です。ポイント式を維持したい気持ちはあったものの、「キャブもソレックスからウェーバーに換装されてるし、オリジナルに拘らず、快適性を求めても良いんじゃ無いですか」と言うので、採用してみました。
【その5_ブローバイベタベタ原因の解消】
「ヘッド内部の上面にある黒いゴムに刺さっていて、ゴムの劣化もありグラグラです。パイプを抜きたいのですが、エンジンカバーに邪魔されて上に引き抜けません。
ここを処理しないとまたベタベタになってしまうので、カバーを分解してこのパイプを固定する必要があります。」

今回、想定外な作業が必要になったのがここです。
「ヘッドカバーガスケットにシール材がベットリ付けてあり、ほぼ接着状態でした。
これではメンテナンスの度にシール材を剥がして、洗浄して、ガスケット交換してと面倒この上ないです・・・。」
「チョットお高いですが、このガスケット使わせて頂いても宜しいでしょうか?」
https://shopping.flat4.co.jp/products/detail/11379
勿論、OKです!
「チューブ外れました!
結局またキャブ外しました・・・。」
「ヘッドの穴に入っていたチューブとゴムのグロメットです。
上側は外す時に割れました・・・もはやゴムではありませんね。」
「割れた側がチューブが入っていた方で、白い材が付いています。
これはヘッドカバーガスケットに塗りたくっていたシール剤と同じですね。
という事は、ダメなの分かっていてシール剤でごまかしたわけです。
ここはアルミでスリーブ作ってヘッドに接着しちゃいます。
現代ではゴムである意味がありませんので!」

あまりに雑な作業なので、アメリカでの作業かと思ったのですが、「シール材が古くないし、日本だから大丈夫とか無いですよ。」との事。うーん、残念。確かに最近、日本のお店に出して、痛い目にあったんだったわ。まぁ、そこでは何も作業してもらって無いけど。
しかし、何で、こんな対応したのか、理解に苦しみます。
最後に「変なイレギュラーが出なければ、明日には目鼻つくかと思います。
ヘッドカバーガスケットがあんな事になってなければ今日終わったかもなんですが・・・。」
早い…。しかも報告がマメ。
ご自身の作業に自信があるから、マメに詳細な報告が出来るのでしょうね。
アクセルペダルのビビリ音も「テスト終わって無いけど、たぶん大丈夫かと。」との事で、その進捗の早さと仕事ぶりにビビってます。
うーん、今までのメカと違いすぎないか?
Posted at 2024/07/27 08:30:36 | |
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