バンジョーボルトのガスケットワッシャーの考察というか
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
バンジョーボルトのパッキンワッシャーはフロントのバンジョーユニオンにはリーク止めのサークル状のモールドがあり、ワッシャーにはモールドの型がまんま転写されてました。だから再利用を決め込んで、もし締め付ける際、多少のズレが生じたら、モールドの段差が裏目に出て空隙が生じる恐れなどよろしくない感じですね。まあ自分的には再圧着できるとは思うし、意外に漏れることもないとは思いますが、精神衛生上交換が無難です。
リアはそのようなモールドは無く完全に面圧着なのがわかってたので、手持ちのパッキンもなかったので再利用しましたが、一度プライヤーなどで挟んでバンジョーボルトを抜いて外すと柔らかいアルミなのでプライヤーで変形し再利用どころでもなくなりますので、そのあたりの判断力が要ります。結果を想像して作業の方向を決めないといけませんよね。
でも仮に漏れが有るならブレーキフルードは油圧は強いから滲むような事はなく、フルードが水鉄砲のように吹き出してペダルの感触ですぐにわかるはずです。
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画像はフロントのバンジョーユニオン
リアはサークル加工なしのフラット
時計や歯科技工で使うようなマイクロ拡大鏡で良ーくみたらパッキンワッシャーのユニオンをはさんでボルト側とキャリパー側の径はフロント、リアともにボルト側の方が1.0mmほど大きい物が使われていて、ボルトの頭のヘリよりほんの少し大きくなるように設定されています。
内径もボルトの頭側は大きく、キャリパー側の内径はバンジョーボルトのスレッドが効くように(要するにねじってワッシャーをハメてボルトが抜けないようにする)ような微妙な小径になっています。
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この純正が設定するワッシャーを市販品で探してもとりあえずはありませんでして、代用できるものとして、しかも上側下側も兼用できるもの、それは、フロントは内径10mm外径15-16mm、厚さ1mmの物、リアは内径12mm、外径16-17mm、厚さ1.5mmのものです。
キャリパー側は平面に挟まれるので少しくらいの径の違いは影響ないのですが、ボルト側は、というかフロントのボルト側だけですがボルトのワッシャ-に面する座面のフチにRが付与されていてその純正のワッシャーはそのヘリより大きい物が設定されてますが、これをもしキャリパー側に使うワッシャーと同じ少し小さい径を使うとするとRになっているヘリの部分からワッシャーがスルーというかショートになるだけで座面の平面の部分は完全にヒットし、圧着の機能は変わらない。
仮にも内径の誤差でパッキンがずれても言うほどシールに影響するほどの公差もないです。現物合わせすればイケるかどうかは判るもの。
画像は代替パッキンのフロントのバンジョーボルトでわずかにヘリよりショートしてます。
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じゃあなんでこんなややこしいサイズのワッシャーの設定をしてるのかというと、一見違うサイズなので純正を使わないといけないよとユーザーに思わすための取って付けた策で、実際は有っても無くてもさほど機能は変わらない物だと推測します。丁度VWのホイールボルトのキャップのトリプルスクエアのボルト穴みたいなフェイクと同じようなセンスかと。でも一応、そのへりのRは規定トルクで締めるとうどん粉を麺棒で伸ばす様にワッシャーの外周を逆テーパー状に盛り上げるようになり立派にシールしてる様になるんですけどね、そんな風にな見えなくても立派にシールはできてますからね。
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こういう細部の設定は積み上げられた英知の結集のように見えます。いろんなところでそういう類のがあり、しかも丁度ヘッドライトのスイッチのように古い時代のスタイルを頑なに引き継いでるようなところがVWは独特ですし、それがまた好きなところではあるんですけどね。最新のはどうかわかんないですけど、、
画像は代替ワッシャーをはめたリアのバンジョーユニオン。いい感じの適合
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これはフロントの純正ワッシャーで、ヘリより0.5mmずつ位わずかに大きい。この大きさでワッシャーの選定の足を引っ張ることになります。でも気にしないで下側の径と同じでも大丈夫
大きめを狙っても17mmまでです、それ以上だとバンジョーユニオンの幅を超えてしまって締め付け時の応力の均等分配に影響があります。
キャリパー側にもワッシャーの座くりの段差がありますが、よほど大きいワッシャーでない限り影響はないほどの物ですね。 以上。
追記
厚みですが厚すぎるのはダメですね、
某まっすぐを英語訳した名称の東大阪の工具メーカーが良い径のパック詰めが安いんですよ。でも厚い。締め付けトルクは規定より高くしないといけなくなる→ボルトやキャリパーのネジ部に規定値以上の負荷が掛かる→やめといたほうがいい
ということになります。あと上と下の厚みが違うのもダメと思います。両側から一定の負荷がかかって両側が均等にクラッシュさせるのが理想だからです。
市販品はですね、径だけで合わすと厚みに問題があるのです。だから径より厚みにこだわって上下とも同径のものを利用した方が実質の限界機能は上だと思います。
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