勝とう常時のブログ一覧

本日、「大倉財閥」の創設者、大倉喜八郎氏を書いた本を読み終わりました。

氏の息子は、かの大倉喜七郎氏。“日本人で最初に自動車競技に参加した”といわれる御仁です。時は１９０７年、英国ブルックランズサーキット。
私、ちょっと前までずっと勘違いしてましたが、ブルックランズサーキットは舗装だったんですね。てっきりダートオーバルかと思ってました。
ブルックランズサーキットは閉鎖して久しいですが、まだ跡地は残っているようです。

で、喜七郎が走った３０年後、ここで催されたとあるレースで、タイの王族“B・ビラ”氏がマセラティを駆り優勝した時の映像をアップします。
氏のことは、以前ブログに書きました。大戦を挟み、この映像からは更に１７年の月日が流れます。



因みに、２分５８秒あたりから背景に見える“壁”は、コース（３０度バンク）です。

現状ドライバーに関して、確約をもらえてる方が４人だけで、その他に流動的で未確定の方が結構いらっしゃいます。人数としては、最低で４人、最大で１２人以上（？）となります。全てがうまくいけば１２人となる訳で、一人頭１時間の走行と、計算もしやすくなりますね。


今回の車両側の主な改造としては、


①SAFETY21　７点＋サイドバー式スチール製ロールケージ

②ＨＰＩ　エンジンオイルクーラー

③クスコ　油圧計＆油温計

④ライフライン　水溶性消火器2.４Ｌ

④カットオフスイッチ

⑥サベルト　３インチフルハーネス


１２時間の長丁場、また複数の人間が乗る以上、耐久性と安全性の向上は必須です。
因みに、例えば私がジェントルマンレーサーで、コドラにプロレーサー２人くらいと組んで参戦するのであれば、ちょっとまた考え方が変わりますが、今回ははっきしいって純粋な走行性能の向上という点は、二の次三の次ですね。


⑦タイミングベルト、テンショナー＆アイドラー、Ｗ/Ｐ、ファンベルト、ウォーターホース、ダストブーツ、燃料フィルターの交換


私のユーノスは平成２年式、２１年前に製造されたクルマです。消耗部品の交換は切りがありません。
取捨選択ってやつがなかなかに難しいのですが、これは予算も絡んでくるところで、慎重に見極めないといけないところです。


⑧エアコン、パワステ関連部品の撤去


快適性一切見限りました。これが唯一の「走行性能の向上」モディファイでしょうか。部品外しただけですが（笑）。


１２時間の長丁場、クラッシュ等の不確定要素は予測なんて出来ませんが、水温・油温管理をしっかりし、エンジン・ギアボックスを適度に労わりながら確実に走行をし続けさえすれば、完走できるという状態に車両コンディションを用意するのは、オーナーで責任者である私の務めですね。

無事にレースが終わってから、もし来年１月の大沼さんの７時間耐久にまた参戦すると仮定すれば、今度はハブベアリング交換、ブッシュ総取り替え、ダンパー＆ギアボックスのO/H等が必要になってくるのではないでしょうか。ま、そこまでは具体的にはまだ考えられませんが。

今週末はユーノスのダストブーツ＆シフトレバーカラーの交換と、ダッシュボードを外しての室内側のエアコン部品外しの予定でしたが、連日の雨で断念。ガレージ欲しいなぁ～。

ヤフオクでコンテッサレーシングの窓に使う予定だったポリカーボネートのシートを出品し、落札されたのですが、カットして欲しいとの依頼を受けました。本来その予定はなかったのですが、揉めるのもいやなので四つにカットしてあげることに。
本日一生懸命ベランダでハンディーソーを使いカットしました。えらい重労働で、とても割にあいません（泣）。

これで査定としては限りなくゼロになったな（笑）。

真ん中を走るＴＥ27レビンは、ＪＣＣＡクラシックカーレースのＦクラスで「ペンタゴンレーシング」の大久保選手という方が長く駆っている個体そのもののはずです。

トラストのＨＰを見ますと、三人で創業したとあります。長く社長を務めた早川氏、現（株）ＨＰＩ代表で様々なレースカテゴリーで活躍した人見隆作氏、そして大川氏の三人だと思います。間違ってたらご免なさい。

いつか、Ｏさんの工場でパネルを見ながら、「トラストは最初自分達でマフラーを作ってエントラントに売ってたんだよ」と仰ってたことがあります。よく見ると、Ｏさんのサニーにもトラストのステッカーが貼ってありますね。
ＨＰにもその旨記載がありますが、自分達のレビンや他の参加車両をサンプルに試行錯誤を繰り返しながら良い製品を開発し、その後国内でも一、二を争う総合アフターパーツメーカーへと成長していったその原点だと思って筑波のパドックで「ペンタゴンレーシングトラストレビン」を眺めやると、感慨深いものがあります。