引き際について考える

先日、隣県で高齢ドライバーが、複数の小学生をはねる悲惨な事故が起きた。
この手のニュースを見聞きするたびに、胸が締め付けられる。

そして、この手の事故のニュースに接して思うことがある。
それは、加害側の高齢ドライバーのクルマが、現在の水準から見ると安全装備の劣ったクルマであることが多いように思えること。

事実だとすれば、理由はいくつか考えられる。
70～80歳代の中には、ATミッションに馴染めないケースが、少なからず存在する。
今時は、マニュアルMTの設定がないクルマも多く、選択肢が少なくなってきているので、仕方なく古い車に乗り続けている場合も多い。

ただ、新しければいいという問題でもないよう。
いくら最新の安全装備車であっても、使いこなせないケースもある。
高齢ドライバーの中には、取扱説明が頭に入っていないため、警報が鳴っただけでパニックしてしまうこともあると聞く。
私もそうだけど、クルマに限らずあらゆる製品が、どんどん多機能化、複雑化していて、頭が追いついていかない。
色々考えさせられる今日この頃。

年齢的に言って、私の免許人生もあと十数年と言ったところ。
次のクルマが、人生最後のクルマになると思う。
残りの免許人生を後悔ないものにするためにも、引き際だけは見極めないと…