2023年10月14日
映画「トータル・リコール」のエンディング
1990年のアメリカ映画「トータル・リコール」には、2つのエンディングがあるという。
トータル・リコールは、近未来を舞台としたSF映画で、火星に植民地があり、多くの人類が居住しているが、酸素が薄いためマスク無しでは建物の外に出られない世界。
模造記憶による火星旅行をしようとダグラス・クエイド(アーノルド・シュワルツェネッガー)がリコール社を訪れるところから物語が始まる。
しかし、記憶の植え付けに失敗し、ダグラスは消されていた記憶を逆に取り戻すことになる。
彼はもともと火星の諜報員で、彼の監視役として送り込まれていた妻に襲われるなど、ダグラスの悪夢のような逃避行が始まる。
劇場版エンディングでは、その後火星の支配者を倒し、火星に大気と美しい青空が蘇るというもの。
映画館で鑑賞した場合はこのエンディングとなっている。
もうひとつのエンディングでは、ダグラスがリコール社の夢を見る機械から起き上がり、左右をキョロキョロと見て、最後にニコリと笑う…
いわゆる“夢オチ”というものらしい。
これは、日本語吹き替えビデオ版限定で収録されており、エンドクレジット後の5秒ほどのシーンだという。
このエンディングが何故日本語吹き替え版ビデオにのみ収録されていないのかは謎である。
ビデオメーカーが勝手に付け加えてしまったという噂があるが真偽は定かではない。
また、このエンディングは、現在販売しているDVDには収録されていないということから、ある意味で幻のエンディングと言えるのではないだろうか。
Posted at 2023/10/14 06:58:32 | |
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