えー!あんなに元気だったのに,それが逆にアダとなったのかな?
今から24年前,私は北海道でエア・ドゥ創業者の浜田社長(当時59歳)の講演を聴く機会を得る。
当時は,ベンチャー企業がついに航空業界に参入した驚きと期待で,TVをはじめ様々なメディアから引っ張りダコだった。
講演内容は忘れてしまったが,拍手に送られ降壇したときに…
「これから東京に飛んでJALと打合せなんです」と,とても嬉しそうに先を急がれていた。
しかし,数時間後に氏は不慮の死を遂げる。
その後,死因が都内の愛人宅での腹上死だったことを知り,なるほど!私は氏の嬉しそうな笑顔を思い出した。
老い先短くなったときの自分を想像してみよう。
長く患い苦しんだ挙げ句に息を引き取るぐらいなら,愛する女性の柔肌に包まれ,幸福と絶頂に浸りながら人生を全うする。
老体に鞭打っても男として,もう一花咲かせたまま逝きたい。
案外こう考える猛者(もさ)も少なくないであろう。
リヒャルト・ワーグナー,ネルソン・ロックフェラー,佐藤栄作など…歴史に名を刻んだ偉人たちにも,腹上死した者は意外に多い。
だがその一方で,パートナーは妻以外の愛人であるケースが多く…
相手からすれば,ベッドで突然ぽっくり逝かれようものなら,堪ったものではない。
亡骸を放っておくわけにもいかず,秘め事は明るみに晒され,同情より非難の声が集まるのは必至だ。
残された遺族にしても,世間の風当たりを慮(おもんばか)ると,その心痛は察するに余りある。
愛人,遺族どちらの心情も愁傷と嫌忌の念が入り混じった,最終回のない人間ドラマだ。
それだったら相手が妻ならどうだろう?
しかし,喪主挨拶で「主人は先に一人でイッてしまいました」なんて下手に言われようものなら…
本懐である男気を見せるどころか,草葉の陰からせせら笑いに気を取られ三途の川で足元をすくわれ兼ねない。
やはり妄想は心に留め,現実から目を背けぬ事が肝要かも知れないな…
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