一口に10万キロと言っても実感がサッパリ湧かないけど、地球1周が4万キロで地球2周半相当というとなんだかスゲ~って感じがしてくるでしょう。その10万キロを平均時速223.345キロで翔け抜けた車、それがレガシィ(BC5A)でありました。それも十数個に及ぶ世界記録(!)付きで。世間ではツインカム4バルブの高性能者が雨後の筍の如く出始めていて、そんななかでなんと4カム(ツインカムの2倍!それも4気筒で、ですよ(水平対向でツインカムだとカム4本は当たり前だけど))の豪勢なオーラは、他社には無かったです。デザインはというと、特別に流麗なわけでもなく、モッサリしてるわけでもなく限りなくフツーの車である事も、”羊の皮を被った狼”(国内ではKPGC10の事ですね)の言葉にワクワクした世代としては”ツボにハマル”感じでした。
ただ、不満が無かったわけではなく、小型軽量高出力愛好家としては、もちっと小さく軽く内装もいらんとか、トルクスプリット4WDがAT限定なのはずるい、屋根にベンチレーターつけて欲しい(後にいずれもインプレッサに搭載されて羨ましかった)とか騒いでDラー担当さんを困らせていました。燃費が悪いのは覚悟してたから半分目を瞑ってるけど。
さて偶然そのドキュメント番組を最初から見る事ができたのは、運命の出会いの前兆だったんだと思う。10万キロ無給油無整備で走るわけ無いから、実際はほぼ全開で走り通した事になるんだと思うけど、その頑丈さも惚れ込んだ理由の一つ。(なので未だに半分は全開だ。笑)ただし、ノーマルは175キロでスピードリミッター作動、燃料完全にオフ(危ない効き方だと思う)だから、その速度で走るにはなにか改造してるでしょとDラーで結構しつこく聞いてみた。そしたら保安部品とリミッター解除(プローバでやったと言ってたと記憶してるけど・・)の件を別にすれば後はノーマルですと言っていた。釈然としないものを残しつつ、追求を終え、快走の日々が始まった。
今頃になって判った事だけど、当時はこの挑戦車はメーカーで作成と思ってたのに、実は知る人ぞ知る
KITサービスの手がけた車だったようです。(現物2号車、つまり記録達成車が在る!)この会社はスバルのモータースポーツ、特にラリーとは随分古くから関わっており、先代はスバル360で第1回日本グランプリに参加してたりします。(その他一杯)
更にサファリ参戦完走したヴィヴィオまで・・。感涙
こりゃ一度は見に行かねば・・。そして速度記録車の改造範囲を聞いて来よう♪
(あと記念撮影だな 笑)
この記事は、
10万キロ速度記録挑戦車 について書いています。
Posted at 2008/02/21 02:11:46 | |
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みんから | 日記