金曜、米国ビッグ3の救済案を米国下院は通過したものの上院で否決され、GMやクライスラーの自力再生の道は閉ざされたかのようでした。これを受けて今度の月曜、株価の大暴落が起こるであろう、そして世界的に経済は破綻へと向かうであろうと暗澹たる週末を送っているわけですが、そんな中でこんなニュース。
自動車会社救済に向け方策見出すと期待=オバマ次期大統領
米政府のTARP利用検討は「心強い」=GM
今迄米国政府はTARPで用意した7000億ドルはあくまでも金融機関の支援の為行うものであり、自動車産業には使わないと明言してきましたが、このニュースによれば、一部を使用しつつ破産させず再生の道を開く事を検討するようです。米国では一旦法案可決されてしまえば、多少用途が異なっていようと政府の匙加減が許されているのかな??疑問ではありますが、実行されると世界経済を破壊する”信用収縮”の波は少しは緩和される事でしょう。景気が悪くなろうとも緩やかなれば、徐々に対応もできますが、一気にドカッと来ると規模が小さくても混乱しますから。それにGM参加の金融機関やGMの債券などが紙っぺらになってしまうと、それを抱える金融機関がより苦しくなり、7000億ドルでは足らなくなる恐れもあるわけで。英断を下して欲しいと思います。破産してもしなくても労働者の解雇と賃金抑制は行われることになり、解雇される人は可哀想といえば可哀想ですが、いざ職を失い世間に放り出された時の不幸さ加減は、その世間が大不況&大混乱状態である場合と不況程度である場合と比べてみるまでもないはずです。いたずらに悪をつついて急激に破壊してしまえば、混乱を助長するだけ。冷静に穏やかに悪を追求する程度におさめて欲しいものです。
さて米国ビッグ3や日本自動車産業が打撃を受ける中、ポルシェの快進撃やアウディの販売増を聞いてすげーと思ってましたが、ホンダですら撤退し、逃げそこなったトヨタが頭抱えてるF1をやる気満々の雰囲気を醸していたルノーですが、こんなニュース見つけてしまいました。
アロンソ、HONDAの09年オファーについて語る
後半にさりげなく書いてありますが、今回の株価暴落騒動の中、ルノーの株価は82%の下落?ひょっとして元の5分の1になっちゃったんでしょうか!!!?
酷い酷いといいつつホンダもトヨタもそんなじゃないですし。
ゴーンさんF1ごっこして遊んでる場合ではないんじゃないでしょうか・・。
今のF1はかつてのF1とは異なり、F1の知名度と伝統を傘に金の亡者が私腹を肥やすために私物化してる遊びですから。そろそろ縁を切っても良いかと。
コスト削減のためエンジン統一なんてバカげた事を主張する一方で1チーム3台でやったらなんて言い出すのは真面目にスポーツとしてのF1考えてる人の意見ではないですよ・・。みんなそろそろ目を覚ましましょう。
Posted at 2008/12/13 23:37:40 | |
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みんから | 日記