東芝が現在最新鋭2次電池であるリチウムイオン電池を超えた2次電池を開発したようです。
2次電池の評価は
①充放電特性
②体積質量あたりの充電容量
③充電時間
などでされますが、リチウムイオン電池は②の点で最高クラスの電池でした。
一方①はあまり良くないので改良されてきたとはいえ自動車の回生ブレーキシステムに使うにはまだまだな存在でした。自動車メーカーは止むを得ず回生率を諦めるか、キャパシタ(コンデンサー)を一時的に用いたりして凌いでいましたが、今回発表されたこのSCiBはキャパシタ並みの充放電特性を持っているようです。
またノートパソコンなどの事故で良く知られていますが、リチウムイオン電池は製造上のミスがあったり、外力から圧力変形など起こすと短絡して破裂炎上の危険性が有りましたが、このSCiBは無いようです。更に急速充電にも向いているようで。
現在電気自動車開発にあたって担当者の頭を悩ませていた電池の問題が一気に解決する可能性が出てきました。残ってる問題は単位体積重量当たりの充電容量ですが、これがリチウムイオン電池やニッケル水素電池を超えていれば世界の電気自動車の電池トレンドはこれで決まりと言っても過言ではないでしょう。
東芝の株、下がってたかな~。
【CES 09】東芝、新型二次電池「SCiB」を出品
Posted at 2009/01/08 00:43:56 | |
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みんから | 日記