
今日は曇りのち晴れ。
一日仕事、それなりに暇。
合間には事務仕事。
富士山はすっかり冬景色。
さて
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マツダは自動車会社としては小規模ながら
開発資金不足で苦しんだり、車の出来具合がイマイチでも
常に”車を運転する楽しみ”を提供すべく励んできた会社
だと思っています。
決して商売上手ではなく、いろいろな失敗で
危機を迎えたりもしてましたが、それでも
このロードスターのような、ニッチな存在を
提供し続けている事は賞賛に値するかなと。
ただ気になったのは、社長自らが”若者の車離れ”
という認識にある所でしょうか。
今の若者、ゆとり世代とか悟り世代とか言われていますが、
決して車に興味が無い訳ではなく、欲望が無い訳でも
ないです。
また社長の思い出にもあるように、子供の頃
”助手席”で楽しめたのならばともかく、
今の世代は、荷物代わりに後部座席でほったらかし、
助手席は母親、地味に運転奉仕する父親の
姿を見せられて、ドライブが楽しいとは思っていません。
これから行く目的地までじっと我慢の我慢場所
というマイナスイメージでしょうか。
例え自分が車を所有したりしても、騒げる仲間とドライブだったとしても
運転者として乗客に奉仕するのは負けという風潮すらあります。
敢えて我々世代との違いを挙げるならば、
我々世代はインフレの世の中、コツコツと地道に努力して
上手になったり成功したりというサクセスストーリー型の
未来を夢見る事ができた世代なのに対して、
彼らは努力は無駄、結果のみ求め、その経過を楽しんだり
評価したりしない、楽して成功した奴の勝ちという風潮があります。
良く言えば”効率”のみを追求したいと言う事でしょうか。
自動車の免許取得にもその傾向は大きく表れ
AT限定免許が大半を占めます。
現在販売されている車の大半がATでMT車に乗る事は一生ないかもしれないのに
お値段が少しでも高くつく、そして面倒なMT免許は要らないという事のようです。
昔と違って過当競争により、ユルユルの教習で、尚且つATでやってて、
それでも苦労するようなタイプの人が、
車に乗りたいから、ではなくて将来免許の一つも持っていないと就職で損するかも
と焦燥感に駆られて免許取得しているようです。
この辺、自動車メーカーにも責任が有るように思います。
実際ATばかり揃えてますから。
また、安楽に運転が簡単になるように、アイサイトやら
児童運転装置を売り物に”抱き合わせ商法”でMT捨てる企業もあります。
(そういう企業が家族とは、とか愛とか謳うCMやってる矛盾が痛いです)
やっちゃえといいつつやっちゃってる会社では、
運転中仲間と会話すると真っすぐ走れない前見れない
頭逝かれたアホにも響く自動化されたお車の宣伝してたりします。
これじゃ志ある若者も、能力ある若者も、
”運転を楽しむ車”を選ぶことができないじゃないですか。
同調圧力が強いので、人の出来ない事が上手に出来ても
評価されないし、自分が出来ない言い訳にしてたりもします。
或る意味まともだったり優秀だったりする人が生きにくい世代
とも言えるかなと。
小中学校の教育が一番デキの悪い奴に合わせて授業する
みたいな方針だったりするから、そうなるのも当然かも。
されど人間の進歩への欲求というか、面白味は
常に向上心を持ち、努力の結果じわじわ得られる成果を
楽しむ所に有ったんじゃないかと思います。
こういう風潮はもう遅きに失するかも知れませんが、
今すぐにでも改めるようにしていくべきではないでしょうか。
努力すれば上手になって運転が益々楽しくなるクルマ。
そういう循環に乗れないならば、自動車は単なる便利な移動手段、
としてしか存在価値を失っていくと思われるし、
お金的な効率を重視するならば、個人で所有せずにシェアするとか、
無人児童運転タクシーにするとか、世の中が変わり過ぎてしまうような
気がしてなりません。
せめて私が生きている間、自由に走り回れる
世の中であって欲しいと思います。
最後に提言としては、もう少数派とも思われる
まとも以上の志有る若者が、周囲の価値観圧力にめげずに
買える車の値段は”軽自動車クラス”で有る事を
忘れてほしくないです。
デフレの時代に、給料が年功序列で上がっていく訳でもないのに、
ひょっとすると収入下がるかもと不安を抱える若者に、
ローン組んでまで車買う理由は薄いのです。
業界の本気を見せて欲しいものです。
Posted at 2016/12/06 10:56:20 | |
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みんから | 日記