
僕がこれまで行っていたツーリングは、走りもするけど、その先には目的地があり、そこでの食事や観光などを楽しむことがセットでした。
そこから、もう少し「走り」に特化したのが、年の瀬ツーリング。房総半島の楽しい道を走ることを主眼に、ついでに?食事などをセットしたもの。
一方、最近「走ること」に重きを置き、走ることそのものをトコトン楽しむツーリングのブログを見たりして、その価値観に僕は強く惹かれました。
景色や曲がり具合、あるいは路面が素晴らしい道を、出来るだけ自分のペースで駆け抜ける・・ことを最大目的としたツーリング。
幸い、我が家は下の子も大学生になり、GWで家族旅行、という感じはありません。一人で泊りがけで出かけても家庭内で孤立を招くことは無い環境になりました(それはそれで寂しいのですけど)。
そんな背景で、GWでのツーリングに仲間内に声を掛け、都合がついたQさんと二人2台で、2泊3日の信州ツーリングを敢行しました。
ルートは重要。慎重に練りこみます。
房総半島での経験が、僕らの楽しい道は一般的な地図で推奨される道ではないことを知っています。むしろ、マイナーな県道や一部に狭い区間がある道ほど、楽しさが増える傾向にあります。
ブログにて、そのような走る楽しさを視点にした道案内は、バイク用のツーリングマップルが参考になるということを知り、早速購入し、眺めまくりました。
なお、バイクのツーリングとクルマ(特に我々)では、多少望む道が違うので、それも踏まえながら決めていきました。
前置きが長くなりましたが、そのようなツーリングに行ってまいりました!
<集合>関越三芳PA 朝4時
連休中の混雑を避けるため、また自分たちの走るペースをつくるために、早朝スタートとしました。最初は控えめに朝6時と言っていたのですが、Qさんは朝3時でも4時でもよい!との返事が来ました。
流石、わかっています。4時集合にしました。
まだ暗い中のスタートです。
それでも関越を新潟方面に向かうとクルマは多いと感じました。少なくともガラガラではありません。
<駒寄スマートIC~榛名南麓スカイライン>
まずは榛名湖を目指すことにしました。
ツーリングマップルで「この道を走れ!2022」で紹介されていた榛名南麓スカイラインを抜けていきます。2021年6月に全線開通したばかりの広域農道。
まだ暗い街中を抜けて、榛名南麓スカイラインを抜けると・・
誰もいない(交通量はほぼ0)広い2車線の緩やかなワインディング。
ワインディングといってもタイトなコーナーは無いのが残念ですが、その分周りを見渡しながら走る気分は最高でした。
<県道33渋川松井田線~天神峠1090~榛名湖~県道28裏榛名>
先頭をQさんに譲って・・いよいよ本格ワインディング。まずは峠の1本目。
朝焼けの山を駆け上っていきます。
控えめに言って、最高です。
しっかりと2車線確保され、最後はタイトコーナーへと織りなしていく峠道。
榛名神社の門前を駆け抜けていきます。
Qさんの作るペースは僕にとっても最適で楽しさを弾け飛ばして疾走するER34を追いながら・・カメラも撮影する器用さ!
あっという間にヒルクライム終わり、榛名湖のほとりで小休止。
ようやく朝日が榛名富士の向こうから照らします。
今日はいい天気の予感がします。
続いて、県道28号、マップルによると通称「裏榛名」とも言われる快走路を駆け下りていきます。これも実にいい道!
写真撮る余裕もありませんでした。
<中之条町~国道353~県道53暮坂峠1088~道の駅六合>
ここから草津方面へ向かうのですが、ルートは県道53号をチョイスし、暮坂峠を越えていきます。
県道53号は、時折1.5車線も混じるよくある峠道。深い森の中のコンパクトなワインディングを抜けていきます。
イメージは箱根スカイラインの北側の細いワインディングを思い出しました(伝わるか?)。
クルマと会話しながら、ひとつひとつのコーナーをクリアしていく作業が楽しい。あっという間に暮坂峠へ到達。
この峠に至るまで、前走車に詰まることはなく走れました。
GWのど真ん中で、ここまで楽しめるとは予想していませんでした。
まさしく、早起きボーナスですね。
既に二人はかなり満足しています。
六合道の駅は、まだ早朝の部類ですが、クルマが溢れていました。
自転車の方も多く、多くの人がこちらに来ていることを改めて実感。
事前の予想より早く着いたので、今後の方針を相談します。
ひとまず、草津温泉で朝ごはん。
方針が決まり、草津を目指します。
<国道405~国道292~草津温泉>
草津温泉を目指すルートは流石に交通量も多く、マイペースというわけにはいきません。それでも、遠い山並みに白い雪が見えて気分が上がります。今日はあそこを超えていくのです。
草津温泉では、朝食を食べようとしたパン屋が開店前なので、少し散策することにして、湯畑に行きました。
朝8時前にも関わらず、人も多く、流石の観光地です。
家族のお土産に草津の温泉饅頭も買いました。(それが唯一のリクエストだったので)
8時になって、パン屋が開いて、朝食をいただきました。
ご当地ならではの美味しいパンでした。
行き当たりばったりにも関わらず、結構観光も楽しめたかも。
<国道292~山田峠~渋峠2,172>
初日のメインイベントは渋峠越えです。
よくTVでこの時期に出る、雪の壁の間を抜けていくやつです。
なんだかんだで観光じゃないのか・・?
ここも混んでいなければ、良いワインディングなのです。
ただ、つい数日前に開通したこの峠が混んでいないわけがありませんよね・・
でも、この時期の渋峠越えはそれでも行く価値があると思いました。
森林限界を超え、標高2,172mの日本一の高さの国道を目指します。
道中、クルマは多かったですが、渋滞で動かない、ということは無かったですね。
サイクリストも多く走っていました。彼らのその姿勢は自分の理解の外ですが尊敬します。自分には絶対できません。
上手いこと駐車スペースにクルマを止めることが出来ました。
「富士5合目とどっちが高いのか」
Qさんと話していました。
先ほど調べたところ、富士5合目は2,400mでした!富士5合目はクルマで登れる最高到達点とのことです。
こちらも以前に行ったことがあります。雲海が印象深い思い出です。
R34全国ミーティング+富士山ツーリング
2014年ですから、8年前のことなのですね・・
この時もQさんと一緒だ。
お互い、高いところが好きですね・・笑。
これで最高到達点と国道最高点を体験しました。
<国道403~国道292飯山街道~高倉峠~国道18上新バイパス~日本海>
まだ時間は10時過ぎ。
宿に向かうには早いので日本海を目指すことにしました。
ルートをいろいろ検索しましたが、まだ新潟県の山合いは雪深く通行止めも多く(情報の信頼度もよくわからないのも事実ですが、自治体のHPを信じます)、あまり選択肢はありませんでしたので、国道でむかうことに。
国道は交通量が多く、それほど楽しい道程ではないのが残念でしたが、道のまわりに広がる風景は、普段知っているのとは違って感じて新鮮でした。
1時間ほど走って、日本海に到達しました。
ひとまず、日本海に抜けたことで満足しました。
その後、昼食をとったあと、ホテルに向かうことにしました。
まだ日は高いのですが、早起きの代償がここに・・・正直疲れてきたのです・・
<日本海~県道63~国道18~県道94~県道504~ホテル>
ホテルは斑尾高原。3時過ぎには着きました。
そこまでの道中、国道18までは交通量も多く道は広いものの(県道でも片側2車線ありました)、その後の県道は楽しめました。
ホテルはGWで値段高かったですが、部屋も広く、バイキング夜と朝も美味しく、居心地よかったです。
とりあえず温泉入って昼寝してしまいました・・。
まあ、
ホテルに泊まるのが目的なわけではないので割愛しますが・・笑
今回、クルマのカーナビでは細かなルート設定が事前に出来ないので、スマホのグーグルマップを使いました。
僕的には、初めての試みで、特殊な使い勝手に戸惑ったり、良い学習の機会になりました。時々更新に失敗したり、行き先を見失ったり、近道として攻めすぎ、とかありますが、スマホで地図を見ながらルートを決めれるのは楽です。
初日のルート(関越自動車道を降りたあと)は以下のとおりでした。
初日はここまで。
ずいぶん長くなったので、2日目は別の日記でまだ後日あげます。