ついに ND試作車に
財務大臣と二人で
乗車しました!
THANKS DAYinJAPAN2nd レポート②の 続きです
前回 5. 質疑応答 時間 まで 触れましたので
以降、3グループ単位の個別プレゼンについて
6. エンジニアによる NDのシャーシ 詳細説明
PPF(パワープラントフレーム)と駆動系 サスペンション周りについて
PPFというのは 歴代ロードスターに採用される特徴的装備で ミッションとデフを結合するフレームの事 エンジン・ミッション・デフがエンジンマウントとデフマウントのだけで 車体に固定される理想的な構造でミッションはマウントを持たず宙づり状態になっている
今回は この PPFのプレートも 強度を考慮した 緩やかな曲線の デザインのものにしたらしい、なんとなく フォルムが NDのBODYサイドビューに相似している
そして その 斜め横に映る ミッションは内製の6MT シフトノブが ②で前述した こだわりの“フェラーリ純正+1φ”のものらしい
エンジニアによる このMTの シフトフィールは NAのMTストロークより さらにクイックで小気味 良いものにしましたとのこと
今回は 軽量化の為 ブレーキキャリパー周りも、サスアームも可能な限り アルミ採用らしいが
FDの経緯を見る限り おそらくND生産中止10年後には 純正部品価格が高騰しそうな気配がする
サスアーム周辺の ボルト類も あえて 近似寸の デミオのものを流用せず ロド専用ねじを 開発採用とのこと
今回 この1500ccエンジンは あえて 樹脂カバーで覆わず ヘッドカバーをオーナーが磨けるように考えたらしい
サス・ショックも ND用新設計で NCとの共通部品は アッパーマウントセンターの ●状の 銀の皿 のみだとか
エンジニアが 声高にアピールしていたのが 1500エンジンは ヘッド最前部が Fサスの中心軸より 運転席側にあり 理想的な フロントミドシップであることらしい
これが NDの 軽快なハンドリングの肝ですと 言っておられました
(では 2000のMIATAは ヘッド最前部が Fサスの中心軸より 少し前まで いくのだろうか?)
噂の 電動パワステは この スタビライザーの前下部に見える 円筒デザインのものらしい
7. デザイナーによる NDのデザイン 詳細説明
デザインコンセプトは ②のブリグで かなり 触れたので ここでは少し
NDは あくまで マツダ内製デザインとのことですが デザイナーさんは 欧州系の デザインが好きだとの雑談がありました
なんとなく エクステリアが 現行ジャガーのクーペ系と 相似している気がしますが、マツダが フォードグループだからなのか?
そして 約3m程 上空から NDを見せてもらいました、NDデザインは NBデザインの 再来と形容される方もいますが NBのボリューミーな いかり肩デザイン系のリアフェンダーではなく
NAのシュッとした なで肩デザイン系のキュートな リアフェンダーです 個人的には 25年のキーワード と合わせて 法律的に リトラクタブルライトが再現できないことを除いた NAの雰囲気と感じました(ただ 明らかに Aピラー周りとコクピット、インパネは 現代的なNCの雰囲気ですが)
皆さんは どう思われるのかな?
あと 上空から見ても 解かりますが 今回のNDは 左右シートを 可能な限り近づけて コクピットのタイト感と 重心の中心化に意識したようです (ロータス エリ、エク系程の 寄り方ではありませんが)
8. 商品本部による NDの 参加者個別乗車(一組 2分)
参加者全員が乗りました(動かない 試作車ですが)、タイムキーパーが ストップウオッチで 一組2分ぽっきりの 「カラスの行水」 的な お時間でしたが
その時間内は ホロ開閉も 体験させてもらえます、 ND幌は 左右ロックではなく ルームミラー上部の一か所 センターロック式、操作性も決して悪くありません
財務大臣とともに 幌開閉 実験してみましたが なにより 幌の重量が軽いこと、NA幌なら 座ったまま開けると 肩を脱臼しそうになりますが・・ NDは 片手で簡単に開閉可能でした
そして 幌開けたあとブーツトップカバーの装着処理はなく また閉めるには 、脱着式の樹脂ウインドリフレクタの近くの レバーを ガチャット引くと 持ち上がるのです
このレバーも 大変使いやすく ◎
幌を閉めると NA以上の タイト感があり 個人的には 駐車の時や 小雨程度まで 幌は閉めたくないと思わせるデザインです
あと タイヤサイズは PCD100/4穴 16インチ以上 とのことで、NA・NB系の ホイールも OFFSETと インチサイズが合えば 使えるそうです、まあ 1001&02純正は15インチ 1028純正は 14インチなのでOUTみたいですが・・
この後 今回のゲスト全員で 集合写真撮影があったそうですが ND 体験乗車 が終わった段階で 早退しました
/// さて 以下 あくまで 個人的見解の 総評ですが ///
★ この THANKS DAYinJAPAN2nd イベント ★
今回は Web申し込みで当選し 無償でお招きいただきました。 今回もし 有料企画で 入場料払っての参加だったとしても 一人5000円 払ってでも 十分満足できるイベントだったと思います、楽しかったです
★ ND は 買いな車かどうか ★
もし 周りに 予算300万円の新車で 楽しい趣味車が欲しい 方がいらっしゃれば NDは おススメできると思います 興味ある方は ぜひ 実車見られると解かります
排気量も 1500と ゆくゆく2000も 追って出るのかもしれませんが 個人的には 1500の130PSが バランスが取れおり NA初期モデル的な感じで 良いのかなと
(一つ言えるのは ロードスターは速ければ良いというクルマではないと思います、デザインを楽しむ
オープンエアを楽しむ、メンテを楽しむ、軽快な動きを楽しむ クルマだと思います
歴代ロードスターには 単に速さだけでなく 以外の部分で オーナーの感性に訴えかけてくる数少ない 趣味車だと思います
なので 速い車が欲しければ 同じ予算で買える ロードスター以外を購入すれは良いのです
そういったことも含めて 今回の 車体サイズも考えて NDは 開発コンセプトになった 1tの車重に対して 必要十分は130psの 1500が ベストバランスで イイのかな、と )
★ non-nonが ND に 乗り換えるか? ★
上述のとおりNDは 25年前NAがデビューしたときのような MAZDAの情熱にあふれた クルマです。
現在20歳になる M2 1028に乗っています 間もなく20万キロになりそうな この車 最近ドアの閉まりも悪くなり、風切音も雨漏りも起こります
でも このM2 から NDに乗り換える気は 今のところありません。 たとえば、不慮の事故や大きな故障で M2が 再起不能な状態になったら ND新車で買うかもしれません
M2を 温存状態での ND増車は 一切する気はありません、理由は簡単 M2の 粗を炙り出しても結果 何のメリットもないからです
開発コンセプトにもあがっていました “25年たっても色あせないクルマ” 個人的には まさに 今のM2が そのものなのです、だから M2がある間は NDに買い換えません
個人的には ゆくゆく NBベースのコンプリートカー、TD 1001Rの ND版マシンを D-テクニックさんが リリースしてくれたら 期待できるなあと思います
ND 素晴らしい ロードスターだと思います。 是非 市場に出回って あたかも NA再来のごとく ロド兄弟が 路上に溢れかえる 光景が見られることを 期待しています
このたび素晴らしい 体験をさせていただいた MAZDAさんには 感謝の気持ちでいっぱいです (完)