
横浜市消防局
人員輸送2
横浜800は・・・・(自家用登録)
日産ディーゼル スペースランナーRA ADG-RA273PAN改+西工96MC E-Ⅲ
06年式
横浜市消防局にかつて在籍していた消防の所有する人員輸送バスです。
ベースはスペースランナーRAで、当時UDの純正指定だった西工架装の車になります。
ルーフの高いE-Ⅲが選ばれており、巨大なフロントガラスが迫力です。
九州などではそれなりに見かけるらしいE-Ⅲですが、関東では採用例が少なく貴重な存在と言えるでしょう。
この車両の最大の特徴は、E-Ⅲ架装でありながらも中ドア付きでしかも4枚折戸を採用している点です。
基本的にE-Ⅲを選択するような場面では高速バスなどが多いため、4枚折戸は採用されないのです。
消防車両という特殊例ならではの組み合わせですね。
側面はT字窓が並んでいます。
消防車両ではありますが、29人乗り以上のバス(31人乗り)であるためきちんと非常口が設けられています。
リアガラスは通常よりも小さいものとなっており、元々のガラスサイズのプレスが残されています。
その下には広告枠がつけられており、消防関連の広告を入れることができるようになっています。
ガラス上に補助赤色灯があるのもポイントでしょう。
これだけ高い屋根でもルーフ上に赤色灯が載ります。
フロントパネルには補助赤色灯が備わり、フロント行灯部には横浜消防の文字が入れられています。
車体にはフロントからサイドにかけて青/白のラインが入れられており、ただ赤一色ではなくデザインの入った車体となっています。
こちらは人員輸送2なので、当然人員輸送1も存在し、そちらも同じくスペースランナーRAがベースになっています(いずれご紹介する予定です)。
基本的には出初式などでの音楽隊の輸送に使われており、その時は緊急走行しませんが、大規模災害では緊急走行することもあるのだとか。
1号車とともに揃って活躍をしていましたが、コロナの時期に音楽隊活動の規模縮小があり使われることもなくなってしまったからか、現在は除籍され横浜消防の姿では見られなくなってしまいました。
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Posted at
2025/03/18 07:54:25