2017年02月27日
BMW3シリーズ…小さくて高品位、高価。こういうのはめったにない
「六本木カローラ」でしたっけ?
E30タイプの3シリーズ。
好きだったなあ。
丸4灯のヘッドライトが、当時流行り出した異形ヘッドライトに対するアンチテーゼのようで、かえって新鮮でした。
いくらよく出来たクルマだったとは言え、これがカローラ並みに走り回っていたと言うのは、バブルおそるべしです。
ただ、「六本木」ではゾロゾロいたのかもしれませんが、愛知県では、言うほど見かけなかったな。
東京、おそるべし。
メルツェデス・ベンツSL…テクノロジーの集大成だ
4代目のSLにあたるのが、1989年のベンツSLです。
5代目から電動メタルルーフ(ヴァリオルーフ)のモノに変わりますが、この代までは、電動のソフトトップでした。
ベンツの大きなクーペとして、ソアラを鼻で笑うようなクルマでした。
ソフトトップとは言え、完全に全自動でオープン/クローズにできるのは当時として驚きでした。
ベンツなんかも「下品を気取れる」クルマだと思います。
ポルシェ・カレラ2…新しいオートマチックは東京では便利だ
いかにも「ポルシェ」という印象が強いのは、これの前の930型なんですが、89年に、964型にスイッチしました。
随分ソフトな印象になったのは、オートマが強調されたのと、4駆がラインナップされたからでしょうか。
いいクルマに違いないんでしょうが、スーパーカー世代の自分からすると、何となく「スーパーカー」とは呼びづらい911でした。
Posted at 2020/02/02 13:40:53 | |
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いろんなクルマ | クルマ
2017年02月24日
日本車は、前回までで終わりました。
ここからは、ちょっとオマケ的に添えてある輸入車コーナーになります。
VWゴルフ…美点は合理に徹していてしっかりできていること
1989年当時のゴルフは、ゴルフⅡですね。
今や、キープコンセプトという言葉を使うのもバカらしいくらい、頑なに変わらないゴルフのスタイルですが、個人的には初代のスタイルがいちばん好きです。
「間違いだらけのクルマ選び」を読んでいると、とにかくいかにゴルフがよく出来ていたか・・・というより、いかに徳さんがゴルフに衝撃を受けたかが痛いほど伝わってきます。
それにしても、コンパクトですね、初期のゴルフ。
でも、初代から二代目で、全長で20センチ以上、幅でも5センチ以上大きくなっています。
その後もゴルフは、代を追うごとに大きくなって、3代目では4m超え、4代目では3ナンバー超え、今の7代目では、1,800mmの全幅を持っています。
なんかちょっと、さすがに大きくなりすぎて魅力が薄れてしまった気がします。
コンパクトでこそのゴルフだと思っていたんですが。
アウディV8…高級車としての認知にはまだ時間が必要
ドイツ車と言えば、高級車はベンツ、高級でスポーティーなのがBMW、大衆車がワーゲンと、なんとなくカテゴライズされていて、アウディはなんとなく立ち位置がはっきりしない印象があります。
あえて言えば、先進的なアウディ、というトコロでしょうが、それだけではちょっと印象が薄いなあ。
今でも、アウディって、なんとなくどこにいきたいのか、キャラクターがはっきりしてませんね。
少なくとも、一般人には。
徳さんの予言通りです。
Posted at 2020/02/02 13:39:44 | |
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2017年02月23日
レジェンド…アメリカ人とこうも好みがちがうものか
ホンダが初めて作った3ナンバー車で、「高級車」のはずだったんですが、なんかパッとしませんでした。
当時のホンダは、ボンネットを低くすることに熱中していて、それは5ナンバーまでのサイズのクルマならカッコ良くて説得力があったんですが、当時の日本の高級車にはちょっと合わない感じでした。
この年、下位車種として出てきたインスパイアの方が高級感が漂っていました。
2ドアクーペもあって、持っていき方次第ではヒットしたと思うんですが、絶好調だったホンダにも、今ひとつの子はいます。
ルーチェ…積極的に買おうという気にさせるものがない
マツダの高級車はルーチェです。
全体のシルエットが、やっぱりベンツに似ているんですが、レジェンドよりは日本人に受けた気がします。
少なくともワタシは、ルーチェと言うとこのクルマが浮かぶんですが、この代で終わってしまいました。
デボネアV…お好きにどうぞ。そういうしかない
三菱の高級車がデボネアVです。
昔のアニメに「コンバトラーV」とか、シュワちゃんがCMしてた「アリナミンV」とか、そんな感じがしますが、もちろんV型エンジンの意味ですね。
あまりにも武骨なのに、角の3センチくらいが面取りしてあって、なんだかちぐはぐなデザインでした。
その後、エアロが付いたりしてだんだんとおかしな方向に向かっていきますが、エアロでゴテゴテになったデボネアは、それはそれでAMGとかゲンバラとか、当時のドイツのえげつないエアロみたいで逆に似合ってました。
このあたりの「高級車」は、5ナンバーに収まるサイズのものもあるんですが、その意味ではよく頑張ってデザインされてますね。
Posted at 2020/02/02 13:38:21 | |
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2017年02月22日
シーマ…ポルシェを食ってしまう暴力的な加速
いわゆる「シーマ現象」なんていう社会現象まで起こして、絶対王者であるクラウンを脅かしたのが、初代のシーマです。
3ナンバー専用のボディを持ち、明らかにセドリックより上(=クラウンより上)という立ち位置を与えられ、暴力的な加速をするターボを搭載した、「分かりやすい」クルマだったところが、同じ日産の3ナンバーのマキシマとは違うところです。
バブル全盛の日本は、まだクルマ文化が成熟してはいなかったので、その分「分かりやすい」という条件は重要だったんでしょう。
もっとも、クルマ文化が成熟しても「分かりやすい」魅力は大事ですけどね。
インフィニティ…高級車を超えようとしつつやや中途半端に終わる
トヨタのセルシオの対抗馬として日産が総力を挙げて(?)作り上げたインフィニティQ45ですが、残念ながら、セルシオに完敗してしまいます。
もちろん、セルシオというライバルが強すぎたのが原因でしょうが、ワタシはインフィニティの悲劇は、実は、身内のシーマにも責任があるンじゃないかと思っています。
セルシオは、クラウンの斜め上という立ち位置をもらって、どちらもwin-winな関係だったワケですが、セドリックの斜め上にシーマ、そのまた斜め上にインフィニティという妙な関係が紛らわしかったんじゃないでしょうか。
しかも、一周回ってベンツ顔になったセルシオもどうかと思いますが、ハナからフロントグリルを諦めたインフィニティQ45は、なんだかその時点で勝負を投げているように思えました。
シーマで思い切ったことをやっちゃった分、インフィニティの印象が薄かったのもあります。
クラウンワイドボディ、シーマ、セルシオ、インフィニティへと流れる高級車争いの流れが、どうもうまくいかなかったのがインフィニティの不運でしょうか。
Posted at 2020/02/02 13:37:15 | |
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いろんなクルマ | クルマ
2017年02月21日
セドリック/グロリア…これで下品を気取るのもひとつのスタイルだ
この徳さんのコメントは、凄いですね。
どうしてもクラウンに勝てないセドリックでしたが、「グランツーリスモ」なんていうスポーティグレードを用意して、確かに「下品を気取れる」クルマでした。
残念なのが、けっこうホントに下品な方たちに気に入られちゃって、「気取る」どころか、「下品なクルマ」に見られちゃいがちだったこと。
リアウインドウから見えるティッシュの箱とヘルメットが純正オプションのようでした。
マキシマ…国産車には珍しいゆとりとぜいたくさがある
何をもって「ゆとり」とか「ぜいたくさ」と言うかは人それぞれですが、確かこの89年に税制の改正があって、3ナンバーになるとベラボウに税金が上がるということがなくなってます。
逆に言えば、それまでは、「3ナンバーに乗るのはお金持ち(お金がかかる)」という事実がありました。
だから、3ナンバー車は高級車だったワケです。
クラウンやセドリックでさえ、5ナンバーに収まるグレードを出していたくらいですから。
その意味では、ごく普通の、ただ大きいサイズというだけのクルマは、日本では成り立ちにくかったんですね。
そんな中で登場したのがマキシマで、確かに、ワタシもこのクルマには「ゆとり」とか「ぜいたくさ」を感じます。
今じゃ、3ナンバーの普通のクルマは当たり前になってますけどね。
Posted at 2020/02/02 13:36:23 | |
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