むらっち劇場２３ ≪椿≫

一人南に向け放浪・・・。そんな時にA子と出会ったんだ。
旅の途中、なんとも気持ちよさそうな木々に囲まれた道の駅を発見
炎天下が少々キツク思えてきた俺はそく木陰にバイクを停め
ショートピースに火を点け煙を燻らせた
時間のある時にのんびりと喫うショートピースは本当に素敵だ
その甘く香るヴァージニア葉は魂の楽園へとショートトリップさせてくれる
俺は本当にのんびりした気持ちで煙草を愉しんでいた時だった
不意打ち！とつぜん女子高生のお嬢ちゃんに話しかけられたんだｗ




A子
「おじさんタバコちょーだい♡」



むM(ﾓﾉﾛｰｸﾞ)
「ナニニニニ！？」
む
「オジサンじゃないからあげない！」






凄く綺麗な顔立ちの娘だった。でクリクリと大きな瞳が特徴的で
えくぼが非常に可愛らしいｗ






A子
「じゃ、オニーサンｗ」


む
「あのねぇ、制服来た女の子に堂々とタバコを渡せると思うかい？」



と、言いつつ喫えるもんなら喫ってみろと言わんばかりにショートピースを差し出した
A子はニコニコと笑顔で受け取り慣れない手つきで箱から１本ピースを取りだし
これまた慣れない手つきで火を点けた・・・が・・・



A子
「ゴホゴホゴホッ、エホ、エホッ、エホッ・・・」



凄い勢いでむせ返り涙目となった



A子
「ゲホッ・・・オジサンすごいね、こんなの喫って・・・ウェホッ」



むM(ﾓﾉﾛｰｸﾞ)
「オジサンに変りやがった」
む
「ああ。凄く美味いよｗ」



A子
「うん。本当に美味しそうに喫ってたからさ、つい・・・あ～酷い目に遭った（笑）」



む
「あはははｗｗｗ　ところで学校は？」



A子
「うん？サボったｗ　こんなお天気良いのに教室にいるのが勿体無くてｗ　で、学校に戻れって？」



む
「ハハ、良いんじゃねーの。確かにサボるにゃうってつけの良い天気だｗ」






A子
「オジサンほんと変ってるねぇ～ｗ」



む
「俺の名前は ≪椿≫ だよ！」



A子
「私はＡ子、Ｋ・Ａ子。よろしくね♡」




こんなのがきっかけで俺はA子と暫く話しこんだ




≪椿≫②　～仮初～　に続く！