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むらっち2のブログ一覧

2012年09月10日 イイね!

むらっち劇場23 ≪椿≫④ ~追憶~

A子
「あっ!椿さん、ここだよ!」



A子は元気よく後ろから声をかけて来た。
そして俺がバイクを停めたと同時に、A子はピョンっと飛ぶように降り
ちょっとスカートがめくれてパンツが見えたのはヒミツの話しだw

それにしてもA子の彼が働いているという会社の名前をみて愕然となった。



む(モノローグ)
「≪有限会社 K内燃機≫・・・ まさか・・・」



A子
「Eちゃ~ん」



A子が工場に入ろうとした時、その彼とやらが出て来た
まだ若い。20代の中頃だろうか・・・




「A子・・・もしや君の亡くなったお父さんの名前はK・Mさんと言わないかい?」



A子
「え?椿さん、なんで知ってるの?」



やはりそうだった・・・。 K内燃機・・・ A子はKさんの娘だったんだ?



A子
「椿さんお父さんと知り合いだったの?すご~い偶然!」




「うん。直接会った事はなかったが・・・ けど・・・ このバイクのクランクのバランス取りをしてくれたのは君のお父さんだったんだよ。 2年前に亡くなったと聞いてね・・・ 本当に残念だった・・・ お父さんはバランス取りの達人だったんだ」



A子
「椿さんもお父さんのお客さんだったんだ~、すご~い!」




「本当にすごい。そう考えると今日の事だって偶然じゃない気がしてくる・・・君のピンチに向かわされた・・・そう思えてくる」



彼氏
「え?ピンチってなんすか?」



彼氏が口を挟んでくる・・・てゆーか黙ってろ!



A子
「今日ねウチでね・・・あの男に襲われそうになったところを椿さんに助けて貰ったんだよ」





彼氏
「え?ウチって・・・なんであんなとこに帰ったんだよ!?」



俺は少々苦笑いになった。




「それはそうと君、今は君一人でここをやっているのかい?」



彼氏
「はい。そうっす。おやっさんが亡くなる前にここを託されたんです・・・それに・・・A子の事も」




「そうだったのか・・・ おやっさん事故だったんだって・・・ 単独で崖に落ちたと聞いたが」



A子がまた涙ぐんできた。ついでにその彼氏も。



A子
「椿さんはまだ知りあって間もないけど信用出来そうだから話すね・・・ お父さん自殺だったんだ・・・」



なんと!とんでもない事実が飛び出してきた!



A子
「お母さんが変な男に嵌って知らない間に借金を作ってたの・・・ で、ここの工場が差し押さえられそうになって・・・ そして私にもその被害が来そうになって・・・」



A子は涙でしゃべれなくなってしまった。しかし本当に綺麗な娘だ。



彼氏
「もういいよA子。でもね、椿・・・さん・・・おやっさんは借金を苦に自殺したんじゃねーっすよ!おやっさんはそんな弱い人じゃねーっす。 確かに職人肌のおやっさんの経営は赤字ギリギリだったけどウチの技術をわかってくれているお客さんもいたし細々だけどやっていけたんです。ただ・・・その借金で・・・おやっさんが誇りをもっていたこの仕事と本当に心の底から愛していたA子を守るため、おやっさんは自分の命を差し出したんっす!後は保険金でって・・・ 死ね前、俺に後は頼むなって笑って逝ったんすよ!」


そこまで言って彼氏はボロボロと泣きだした。






まさかK内燃機の達人にそんな事があったなんて・・・
彼の仕事を分かっているバイク乗り・クルマ乗りが嘆き悲しむな・・・。





それにしても良い話しだ。誇りを持っていた仕事と最愛の娘を守るためなんて・・・ もらい泣きしちまいそうだ。 
しかしここで泣いてしまったら夜空を見上げる度にナイトライダーに笑われちまいそうなので
グッと堪えたつもりだったが・・・









A子
「あれぇ、なんで椿さんまで泣いてるのぉ~」



やばい!見つかった!!




「うるさいブス!見るな!」



俺は慌ててバイクに跨りヘルメットを被った。


が、ミステイク!これは罠だ!!

ヘルメットの内はA子のシャンプーの良い匂いが充満していて


それで不覚にも 3/4 勃起してしまったw



彼氏
「椿さん、なんて事言うんすか!A子はブスなんかじゃねーっすよ!」



可笑しそうにカラカラと笑うA子。本当に綺麗な娘だ。



む(モノローグ)
「うるさいバカ!ブン殴るぞこのガキ!そんなことは分かってるわい!」



と心の中で思ったが、ここで立ち上がるとはしたないイチモツがバレそうなので殴るのは勘弁してやったw
そして半分照れ隠しで俺はこう言ってやったんだ




「おい!2代目、今度は 1135㏄ で 150馬力だ! その時はまたクランクのオーバーホール 頼むぞ!」



彼氏が背筋を正し



彼氏
「了ぉ~解っす!」



と答えた。良い返事だ。よっぽどおやっさんの仕込みが良かったんだろうな。




「A子!お前さんの幸せになるための権利、大事にしろよ!」



A子は無言で頷く。クリクリお目々が本当に可愛いw







「じゃあな!」



そう渋く言い残し、俺は勃起したままバイクを走らせたwww








おしまい。











あと書きのようなもの

最後までむらっち劇場を読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。
いつものことながら戯れで書いたフィクションでございますm(_ _)m

また≪救出≫編は最近嵌っている東直己先生の 「ススキノ探偵シリーズ・駆けて来た少女」より
幾分か抜粋・・・いやパロディー・・・いやパクリ・・・ 真似させて頂いてます^^;
東先生ごめんなさいm(_ _)m

どうか皆様これに懲りず次回のむらっち劇場もお付き合い下さいまし。



あでゅーー。
Posted at 2012/09/10 19:47:32 | コメント(4) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記
2012年09月09日 イイね!

むらっち劇場23≪椿≫③ ~救出~

ガシャーーン! その木造の定食屋の二階で何かが割れた。
ドタンッ! そして何かが倒れて天井が揺れ建物全体に衝撃が走った。



む(モノローグ)
「慌てない、慌てない」



やはり心に引っかかったあの感じは胸騒ぎだった。様子を見に来て良かった・・・と、思う
俺はデスペラードジャケットを着たまま、延び加減の盛りそばを啜り様子を窺った。

ダダダ、階段を駆け降りる足音。下唇を噛みしめ涙目となった制服姿のA子が現われた。
その涙した姿もA子の綺麗な顔を引き立てている。





む(モノローグ)
「ほんと、綺麗な娘だ…」



その後からは下着姿の下品な男が続いて降りて来る。




「こら待てA子!言うに事欠いてお母さんに!」



そんな事を喚いている。




「待って!あんた!」




追いすがるように上から降りて来たおばさんが男に抱きついた。



む(モノローグ)
「ハハ~ン。コイツがこのおばさん(母親)のヒモか…」



俺は黙って見ていた。
A子がダッと駆け出しカウンターのこっち側に出て来て、そこで初めて俺に気付いた。



A子
「あれぇ、椿さん!?来てたんだぁ!」



涙まじりの笑い声だった。



む(モノローグ)
「椿?誰だ? あっ、俺だ!」





「ああ。ちょうど腹が減ってきたんでな」



A子
「なんだ、来てくれたんだ」



涙を拭きながら嬉しそうな口調でそう言い、わざとらしく俺の横に座った。




「こら、A子!」



男が絡みつくような声で言う。




「あんた、上に戻って!」



おばさんの金切り声が癇に障る。この声はA子を守ろうとしていない。
まるでA子から男を取り戻そうとしているみたいだ。




「こら、A子!」




「あんたぁ~!」



この金切り声… あーー、イライラする!



A子
「椿さん、お蕎麦美味しい?」



む(モノローグ)
「椿?誰だ? ああ、俺だ!」




「…ちと延びてる…」



A子
「お冷どうぞ」




「こらA子、おめぇ」




「あんた、上に戻って!」



あーー、イライラする!




「うるせぇな」



俺は普通の声で言った。




「あ?なんだ、てめぇ!?」



男が絡んでくる。まるっきりバカだ。
俺はちょっと溜めを作ってから、暫く振りに思いっきり怒鳴った。





「… うるっせぇーーー!!」




ああ気持ちいいw やはりたまに大声を出すとスッキリする♪
そして俺はゆっくり立ち上がった。

男は怯んで後ずさりし 「待て!」 と言ってきたが
俺は無視してそのツラに思い切り右の正拳をブチ込んでやった。
だがソイツはなかなかしぶとい奴で、一発では倒れなかった。そこで言ってやった。




「客の前で騒ぐなクズ!」



「… 客?… 」



ぼんやりする顔の低能っぽい表情が無性に腹立たしかった。
俺はそれから膝に前蹴りを叩きこみ、相手の体勢を崩してから鳩尾に右足刀をブチ込んだ






男は尻餅をついて壁にもたれ、横ざまに倒れ呻いた。
顔面にも蹴りを入れてやろうと思った、が、それは許してやった。

更におばさんをブチのめして、辺りの壁に手当たりしだい蹴りをブチ込んで穴だらけにして
店をひっくり返しても、俺はいささか後悔もないし、良心の呵責も感じない。
むしろ死ぬまで大切な良い思い出になっただろう。

だが、やはり、実の娘の前でそれをするのは良くない。そう思ったのさ。
俺はクルリと背中を向けA子を見た。
A子は目の下と鼻の下を擦りながら俺を見ていた。




「帰れと言って悪かった。彼の家まで送るよ」



A子
「うん」





やはり美しい娘だ…。思わず見惚れてしまいそうになる。




「おいで」



俺が右手を差し伸べると、A子は両手で握ってきた。




「死ね!恩知らず!」



後ろでおばさんが喚いた。




「ドロボウ猫!」



いやはや… 恋というのは恐ろしい。心底そう思った。
こんな所帯やつれしたおばさんが… いや、所帯やつれしたからこそ「恋の魔力」に取憑かれたのか

俺はA子に自分のヘルメットを被せ、早々に立ち去ることにした。
きっとA子だってこんな場所からは早く離れたかったはずだ。





む(モノローグ)
「汗臭いのは勘弁しろよ」



俺は心の中でそう思った。






≪椿≫④ ~追憶~ に続くw

Posted at 2012/09/09 16:17:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記
2012年09月09日 イイね!

むらっち劇場23≪椿≫② ~仮初~

A子
「ねえ、椿さんの革ジャンの毛皮って本物なの?」





む(モノローグ)
「椿?誰だ? あっ、俺だ!」


「ああそうだよ。本物のニホンオオカミの毛皮だ」





A子
「へぇ~。でもニホンオオカミって絶滅したんじゃなかったけ?」




「今はな。しかし俺の曽祖父が北海道に入植した時は家畜を荒らす害獣として駆除したんだ。だけどその時に手強いオオカミの群があったんだと。それがコイツなんだ。当時を知る祖父(もう亡くなったけど)が言うには賢いリーダーだったそうだ。≪狼王ロボ≫って物語を知ってるかい?正しくそんな感じでね・・・曾祖父はコイツと命懸けで闘い勝利したんだそうだ」





A子
「へぇ~、面白そうな話し。もっと詳しく聞かせてよ!」



A子は目を輝かせながら詰め寄ってきた。本当に興味を持ったらしい。
しかし変った娘だw




「さあ、それ以上詳しくは・・・まあ、バァちゃんがまだ生きてるから聞いてみるよ」



A子
「また会ってくれるの?」




「縁があればなw」



A子
「何それぇ~、あははははwww」




「ところでよ、サボるにゃ制服は目立ちすぎるぞ。一度家に帰って着替えた方が良いんじゃないか?」



そう言った瞬間。さっきまで明るく笑っていたA子の表情に陰りが生じ、曇天となってしまった。



A子
「う~ん・・・家には暫く帰ってない。彼の家に泊まり込んでるんだけど、この時間はまだ仕事だし・・・」



A子「・・・たぶんアタシなんか帰って来ないほうが良いって思ってるよ・・・それにウチはお父さんいないんだぁ・・・代りに変な男は住みついてるけどね・・・」




「・・・まあ、いろいろ事情はあるわな・・・でも君はまだ未成年だからな、ココだけは変えられない事実だ。彼の所に泊まるのも結構だがたまには家に帰った方が良いんじゃないか? そうでもしないとその彼にだって迷惑が掛かりかねんぞ! 世の中面倒臭い事の方が多いしな」



A子
「そうかなぁ・・・でも・・・」




「まあ、お節介ついでだが・・・自ら幸せになる権利を捨てるのは勿体無いぞ! 学校の先生や周りの友達もどきが中身スカスカのクズで顔を合わせるのもウンザリだとしても、学校には図書館がある。図書館には本物が詰まってるぞ! 望めばいつだって必要な知識が手に入るぞ! その先生も上手く利用すればより合理的に知識を吸収できる道具になる!」



む(モノローグ)
「アレ?何を言ってるんだ俺は?」


「まあ、兎に角だ、たまには家に帰って体勢を立て直すなんてのもアリだと思うぞ」



暫く考え込むA子。この思いつめた表情もまた美しいw





A子
「ねえ、椿さんお腹減ってない?ウチって定食屋やってるんだけど寄っていかない?」



A子の思いつめた表情・・・何かが心に引っかかる・・・



む(モノローグ)
「なんだ?どうしてそんな顔をする?」


「そうだな・・・また今度にするよ。そんなに腹は減ってないんだ」



A子
「そう。そういえばオジサン名前は?」



俺は思いっきり渋く答えた!




「三十郎、椿 三十郎!」



A子
「え?それ本名なの?」



それでも怯まない俺。




「もうすぐ四十郎だがな!フッ」





A子
「あははw やっぱりオジサンじゃないwww」



そうしてA子は自分の名前を告げ、笑顔で手を振りその場を離れて行った。






≪椿≫③ ~救出~ に続く

Posted at 2012/09/09 13:33:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記
2012年09月09日 イイね!

むらっち劇場23 ≪椿≫

一人南に向け放浪・・・。そんな時にA子と出会ったんだ。
旅の途中、なんとも気持ちよさそうな木々に囲まれた道の駅を発見
炎天下が少々キツク思えてきた俺はそく木陰にバイクを停め
ショートピースに火を点け煙を燻らせた
時間のある時にのんびりと喫うショートピースは本当に素敵だ
その甘く香るヴァージニア葉は魂の楽園へとショートトリップさせてくれる
俺は本当にのんびりした気持ちで煙草を愉しんでいた時だった
不意打ち!とつぜん女子高生のお嬢ちゃんに話しかけられたんだw




A子
「おじさんタバコちょーだい♡」



むM(モノローグ)
「ナニニニニ!?」

「オジサンじゃないからあげない!」






凄く綺麗な顔立ちの娘だった。でクリクリと大きな瞳が特徴的で
えくぼが非常に可愛らしいw






A子
「じゃ、オニーサンw」



「あのねぇ、制服来た女の子に堂々とタバコを渡せると思うかい?」



と、言いつつ喫えるもんなら喫ってみろと言わんばかりにショートピースを差し出した
A子はニコニコと笑顔で受け取り慣れない手つきで箱から1本ピースを取りだし
これまた慣れない手つきで火を点けた・・・が・・・



A子
「ゴホゴホゴホッ、エホ、エホッ、エホッ・・・」



凄い勢いでむせ返り涙目となった



A子
「ゲホッ・・・オジサンすごいね、こんなの喫って・・・ウェホッ」



むM(モノローグ)
「オジサンに変りやがった」

「ああ。凄く美味いよw」



A子
「うん。本当に美味しそうに喫ってたからさ、つい・・・あ~酷い目に遭った(笑)」




「あはははwww ところで学校は?」



A子
「うん?サボったw こんなお天気良いのに教室にいるのが勿体無くてw で、学校に戻れって?」




「ハハ、良いんじゃねーの。確かにサボるにゃうってつけの良い天気だw」






A子
「オジサンほんと変ってるねぇ~w」




「俺の名前は ≪椿≫ だよ!」



A子
「私はA子、K・A子。よろしくね♡」




こんなのがきっかけで俺はA子と暫く話しこんだ




≪椿≫② ~仮初~ に続く!
Posted at 2012/09/09 12:21:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記
2012年08月19日 イイね!

むらっち劇場 22 ≪桑畑≫




「今日はいったいどのくらい走ったのだろう・・・」





バイクでロングに出て一週間が過ぎようとしていた
見た事も聞いた事もない街、そしてこの辺りじゃ珍しい桑畑
キイチゴのような柔い粒が集まった果実は甘い香りを放ち俺の空きっ腹に響いてくる






「そろそろ休憩しよう」






街外れのコンビニ。客はあまりいない・・・





ただ時折、時代遅れの感がある下品な旧型のセダンがこれまた下品は雑音を撒き散らし
駐車場に入って来ては出て行く





俺はおにぎりをペプシコーラで腹に流し込み空腹を紛らわせ
今晩のベースを決めるべく地図に目を落としていた

流石に疲労も溜まって来たので早めに寝たかったのだ




そんな時 「ガボボボ、ボエーーボボボ」 そんな雑音が一台駐車場に止まる
「バンッ」 激しくドアが開き中からまだ若そうな3人の下品な男と一人の女が降りて来た
女は一目散にコンビニの中に逃げ込もうとするが一人の男が女に追いつき乱暴に後ろに引き倒した




「いいふりこきのがんべたかりがぁーー!なんぼカッコつけたって、顔(体)中かさぶただらけのみったくなしだべや」





などとその男はおおよそ最悪にして最も下品な北海道弁でその女をなぶっている
俺はその状況に少々驚きながらコンビニの方を見たが店員は全員みて見ぬふりだ
「もしかしたらこの粗暴な男は知り合いなのかも知れない」 とも思った


いつもならこういう場面は面倒臭いので係わらないようにしているのだが
これは明らかに一方的な暴力で女を虐めているようにしか見えない


その男は倒れている女の胸倉を掴み乱暴に引き起こした時、ブラウスのボタンが 「バチバチ」 と跳び思いのほか豊満で色白な胸元が俺の目に飛び込んできた。




「おい!その辺にしといたらどうだ!嫌がってるだろ」



俺は堪らず声を掛けてしまった!男と女は同時に俺の方をみる
しかし男の印象は薄い・・・ それ以上に女の泣き腫らした顔が不憫でならなかった。

女の乱れた髪の間からみえる瞳はボロボロと涙を流し
言葉は聞こえないがパクパクと唇を動かし俺に助けを求めているようだった






そんな女をみた男は、女の頭を平手で 「バチン」 と叩いてから路上に突き飛ばした




「ん~だテメ~は!?いいふりコイてシャシャってくると怪我するど!」



男は俺のデスペラードジャケットの襟に手を伸ばしてくる
が、俺はその手を無造作に払いのけてやった




「俺か?俺は 桑畑三十郎! ふっ(笑)もうすぐ四十郎だがな(大笑)」






「テメェーー!!ふざけてんのかーーー!」




「ふざけちゃいない。だだベルヌーイの定理を知らんのか?会話のレベルを先に選定したのはお前だ低能め!!」



もちろんそんな事は口から出まかせであるw
そして俺は相手との間合いを取るため2歩後ろにひいた
しかし男はそれを見て 「ニヤリ」 と口角を吊り上がらせ唇を歪める
俺がビビったと勘違いしたのだろう次の瞬間には右拳を大きくスイングバックして殴りかかってきた

「バカなヤツ」 そう思い俺はカウンターの右足刀を男の脇腹にめり込ませる
「ボキッ?グシャ?」 少々形容しがたいがそんなアバラが砕ける感触が伝わってくる
「~~~!」 よく聞き取れない獣の声を上げ男が路上でもんどりをうった



次に後ろに立っていた取り巻きの一人が俺の肩を掴んできた
「~~~~(怒)!!」 ソイツも何を言っているかはっきりと聞き取れなかったが
俺はその掴まれた腕の感触から相手の背格好を瞬時に感じとりイメージした相手のこめかみの辺りにめがけてノールックで右の回転肘を喰らわせる
クリーンヒット!ここでも 「グニョかグショ」 に近い感触が伝わりその取り巻き①は糸の切れた人形のようにペタンとその場に座り込み泡を吹き失神した





取り巻き②
「なんなんだらテメェーは!?」



取り巻き②はしきりにポケットの内を探る仕草をするがお望みの物は無かったようだw





「さっき自己紹介しただろ(苦笑)」



大人の余裕で笑顔を見せたつもりだが思いっきり引き攣ってしまったw



取り巻き②
「だらぁぁぁーーー!!」



取り巻きが俺に殴りかかって来る
「大したものだ。これだけ力の差を見せつけても臆さずかかって来るとは・・・」

取り巻き②が一足一刀の間合いに入った時
間髪を入れず俺の右足は相手の顎を下から蹴り上げた
こちらは 「カパーーン」 と良い音がして白い物体が宙を舞う。それはコイツの歯だった

「トドメだ!」 俺はサイドステップでソイツに詰め寄り
ブルース・リーヨロシク的なサイドキックを胸元に入れた・・・

























トワイライト。沈みゆく太陽が辺りを茜色に染め上げる












俺は思いっきり渋くそこに立ちつくしていた女にこう言ったんだ




「もう大丈夫だ!」 ってねw



そうしたら






「テメェーーー!このオヤジがぁ!何やってんだよ台無しじゃねーーか!!」




「え?え?え?」 正直俺は混乱した・・・   

そして導き出した答えは






「ま、まさかそういうプレイだったのか!?」




「パチーーン」 女の平手が俺の左頬を打った

同時に俺の理性もブッ飛んだ!
顔じゅうの筋肉が引き攣り鬼の形相になる!
それを見てドン引く女の顔



そして女の顔に恐怖が入り混じる





俺はまるでバキバキと音を立て変身するかの如く精神も肉体も全てが野獣と化し
その女を桑畑に無理やり引きずり込み X X X した・・・

















そ~~~んな夢を見た
8月19日(バイクの日)w





皆さま如何お過ごしですかw?



それではまたwww


Posted at 2012/08/19 15:54:22 | コメント(6) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記

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「91時限目 第2弾!カントク冒険隊! 神の湯へ http://cvw.jp/b/381698/45694253/
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☆Youtubeで動画投稿してます。  「カントクの時間」です。よろしければ寄って行って下さい。 https://www.youtube.com/chann...
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2020/05/23 23:46:46
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2020/05/17 15:25:11
チョットここで、アーカイブ~♪ 10  もう二度と見られない此の光景・・・ 2 
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