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むらっち2のブログ一覧

2012年04月10日 イイね!

むらっち劇場⑰ ≪OVERCOME ≫

むらっち劇場⑰ ≪OVERCOME ≫

「なんだ!そのボロトラックは!?」


その人は俺に会うなり目をパチクリさせそう行ったw





ボロトラック・・・ 俺やプロシードにとってはむしろ褒め言葉だw
ワークツールというものは、きちんと整備(手入れ)され、ガンガン使われ
ヤレ感が出てきてこそ光り輝くというものだからだ!



それにその人がそんな憎まれ口をきいてくるのも俺にとっては嬉しい
17年前、その人は俺が野垂れ死にしそうだったところを助けてくれた恩人
そして現在、癌と闘い余命宣告をされてもそれ以上に生き延びている鉄人



話題はプロシード。少しの間その人と楽しくクルマ談義♪
そして最後に一言。 「このクルマ良いな!」 だってさwww




やはりこの人とは趣味が合うようだ♪








「バイクはよぉ、コケないから上手ぇんじゃない!上手ぇからコケねぇ
んだ!!」




その人のそんな言葉を思い出し、ロンソンのオイルライターでキャビン・マイルドに火を付け
旨そうに煙草を喫っている在りし日の姿が脳裏をよぎった。



「追い風だねw」 



まだ冷たい風が吹く春の夕暮れ。俺は思わずそんな事を呟いたw




オマケ♪

Posted at 2012/04/10 20:42:08 | コメント(10) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記
2012年03月30日 イイね!

むらっち劇場⑯ ≪valiant≫

むらっち劇場⑯ ≪valiant≫MkⅡ
 「キュキュキュキュキュ、ボッボッボッボ、ガリュウウウウウーーー」



今年は春一番が吹き荒む中、漆黒の獣が目覚める!
エンジンに火を入れた途端、無機質な物体に生命的な躍動感がみなぎり
獣の目に見えない圧倒的存在感は俺の周りの空気さえも変えてしまう



MkⅡ
「ガリュッガリュッガリュッ」



コイツのアイドル音は虎が喉を鳴らしているかの如く勇ましい
この腹に響いてくる振動と焼けたオイルの甘い匂いは俺の魂を狂わせる
そしてようやくエンジンが温まってきたころ漆黒の獣はニヤリと笑い
「そろそろ行こうぜ!」そんな風に話しかけてきた気がした



む(モノローグ)
 『まだ雪が残っているが・・・』



そう気にしつつもデニムの上にチャップスを履き
デスペラードジャケット  に袖を通した時
俺の中でスイッチが入り魂が加速し出した






漆黒の獣はまだ雪の残る道をゆっくり進み
アスファルトの出ている部分を探しながら広い通りまで走った
俺もアイスバーンでのアクセルワークには気を使う
なにせ獣のひと吼えで転倒間違い無しなのだから!
しかし、慣れてくると低速ながらもリヤタイヤの滑走を
コントロールしながらのライディングも面白いものである。
ついついヤンチャな心が顔を出しわざと滑らせて走ってみる


俺はまだガレージで眠っているもう一匹のモンスター(ヤックル)を想い
ついついこんな事をほざいた




 「早めに冬バイクも完成させねーとなw また付きっきりでお前さん達に関われる時間が欲しいもんだねw」


ここでも漆黒の獣はニヤリと笑った気がした






道●○○1.1㎞のストレート
俺はパワーリフトを押さえこむように前加重の体勢をとり
エンジン回転を上げクラッチを一気に繋ぐ



MkⅡ
 「ヴォォガァァァーーーー、ギャギャギャギャギャギャギャ」



この咆哮と爆発する躍動感!これこそが獣が獣たる所以
溢れ出すパワーとトルクはアスファルトにタイヤを溶かし付け大量の白煙を吐く
次の瞬間には離陸しそうな勢いの加速Gが襲いかかり
俺は振り落とされないよう下半身で獣を締め上げ自分の体を固定する

1速、2速、3速・・・ スピードが増すと共に小さくなる視界
自分の体にベタベタと纏わりつく粘着質な社会的概念は
狂速の風に引き剥がされ遥か後方へ飛び去っていった
師匠の言葉 「アクセルを開けるも戻すも自由 ≪Free throttle≫ 」

いまこの世界に居るのは自分だけ・・・自分だけの世界・・・
感覚がどんどん研ぎ澄まされ精神が獣と同調してゆく
腕の感覚がフロントフォークに融け込み
ブレーキキャリパーには指先の感触が宿る
それは最高に乗れている証拠・・・このままずっと道が続いていればいいのに・・・






その時だった、前方に白いモノが舞う




 「あ・・・雪・・・」



その雪は途端に吹雪となり乾いたアスファルト上で踊り出し一面を舞う




 「ファンファーレか!桜吹雪ならず雪吹雪w なかなかオツじゃねーのよ♪」



俺は頭の中で鳴り響いた管楽器の音色と共にアクセルをワイドオープン
前方へ突撃し獣は逆風の刃で吹雪の壁を切り裂いた




 「イィーーーーヤッッハァァーーー!♪」



俺はなんだか楽しくなり思わず叫んでいた
そしてヘルメットの中で独り言を漏らす




 「今年はどこまでいけるかな?」



MkⅡ
 「ハッ。どこにだっていけるさ!」



このとき漆黒の獣はようやく口を開いた。

Posted at 2012/03/30 20:21:51 | コメント(4) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記
2012年01月13日 イイね!

むらっち劇場⑮ ≪手紙≫

むらっち劇場⑮ ≪手紙≫拝啓 M さま

久しぶりだね。今日さ同じく久しぶりなヤツに会ったよ!
Sさんさ! 緊急の仕事でね、偶然もいいとこだったよw
Sさんといえば10年も前になるなぁ・・・
よく海に行って遊んだよね!俺等のグループは全部で15人くらいだったかな?
俺ぁ~、バイクに乗って海に遊びに行くってーのが
も~~楽しくて楽しくてね♪


ナンパもよくやったよねw 
夏の海というシュツエーション、ジェットスキー、バナナボートは3種の神器だったねw!
成功率がほぼ100%だったもんなぁ~www


本当にシンドイ時、いつも隣にいてくれてサンキュ~なw
理由も聞かず、ただ元気付けてくれてサンキュ~なw
一緒に泣いてくれてサンキュ~なw おっとコレはヒミツだなwww



そのさらに10年前は俺等が出会った頃だね。
よそ者だらけのバイオレンスな学校だったけど結構楽しかったね♪
富山から来たお前さん・・・おれの父方の曽祖父も富山だったんだぜ!知ってた?
母方は京都だけどねw


授業中、教科書の代りにバイクの雑誌を眺めてた俺に
「何?お前もバイク好きなんかぁ~」 なんてお前さんに話しかけられたのが最初だったかな?
FXは400しか知らなかった俺に750がある事を教えてくれたのもお前さんだったね!
両親と死に別れ、腹違いの兄きに殺されかけ・・・お世辞にも家族に恵まれたとは言えないお前さんだったけど仲間は本当に大切にしたよね。仲間がバカにされたら平気で目上の人間にも喰ってかかってた。だからお前さんの周りは友達がいっぱいいたんだねw♪


そうそう、バイク小僧だった俺がハチロクに乗り出したのもお前さんの影響だったんだぜ。
クルマのチューニングアプローチなんかもよく話したよな。
お前さんはロータリーエンジンに魅せられててパワー志向だったのに対し
俺はアンダーパワーでインフィールド重視みたいなw
おれのハチロクを仕上げるのに中古パーツ屋とか解体屋巡りにもよく付きあってくれたよな。
すごく感謝してるよ。でも結婚を期にハチロクは手放しちまったんだ。
バカだね・・・ナンバー切ってでも手元に置いておけば良かったって後悔してる・・・。

それにお前さんが大切にしてた 「湾●MIDNIGHT」 の20巻~24巻を読んだ時は驚いたよ!
偶然の一致かね? まだこの巻を読む前から ず~っと俺達が話しあってた事とか
お前さんが俺に伝えようとした事が全部集約されて書かれていたもんなぁ~。

今の俺はさ 「頭●字D」 の城島が言っていた言葉を目標にやってんだぜ。

「ドライビングは物理だ!元々ハガキ1枚分しか接地していないタイヤは1tを超える車体を支えていて、 走りの現場では刻々とG変化が起こる。ドライバーはそのG変化を感じ取りクルマに正しく入力し、そうして自然界を支配する物理に解け込んで行く」

見果てぬ神の領域・・・みたいなさw








なあ、なんで死んじまったんだ!?・・・

お前さんが逝って葬式が済んだ後、俺の元に 「●岸MIDNIGHT」 の20巻~24巻と
中古のハチロク用のオイルクーラーが届いた時は驚いたよ。
自分が死ぬのが分かっていたみたいに・・・まるで形見わけみたいにさ・・・
オイルクーラー・・・ずっと探してくれていたんだね・・・


会社帰りに通勤用のマー坊でトラクターのバケットに突っ込んじまうだもんな・・・
クルマは酷い有様だったよ・・・トラクターのバケットはAピラーを完全に切断して
Bピラーに食い込んで止まっていたんだから・・・
だいたいバケットを1m近く上げたまま移動してたトラクターってどうなのよ?
おかしくね!?



変わり果てたお前さんの姿を見た時は
「何もこんな死に方をしなくたって・・・」 そう言いながら
人目もはばからず声をあげて泣いちまった・・・ 見てた?
実は俺にもこんな一面があるんだぜw まあ、自分自身が一番驚いたけどねwww



そう、もう10年になるんだね・・・お前さんが逝ってから・・・

俺は相変わらずMkⅡに乗ってるし、クルマも形を変えて軽トラで走ってる。
バカかも知れないけどあの時に決めたんだ。お前さんの分まで走ろうってさ。
お前さんの 「RX-7」 引き取ってやれなくてゴメンな。
450馬力目指して作り込んでたのにな・・・さぞ無念だったろう・・・



だからさ、俺は走り続けるよ! また形は変わるかもしれないけどさ!
俺は俺のやり方でね!!


チャック・チャック・イエーガー。
この魅入られた魂に祝福を。


                                                          敬具




Sさんに会って急に思い出しちまった(>_<)

またな相棒・・・。
Posted at 2012/01/13 12:49:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記
2011年10月23日 イイね!

むらっち劇場⑭ ≪Y2K≫

むらっち劇場⑭ ≪Y2K≫
バイクだよ! バイクじゃなきゃダメなんだ・・・。






 「お前のバイクじゃ俺のクルマに追いつけないだろ!?」



 「なんだと!? (ーーメ)イラッ」



 「おーやってやろうじゃん!! どんな場面を想定してモノ言ってんのか知らねーけど
  こいつを持ってきてやろうか?」



 「なんだそりゃ?」



 「Y2Kだ。 3秒でバックモニターの点にしてやるさ」



 「バカな・・・ だいたいそんなバイクなんて・・・」



 「バカげてる? 俺から言わせりゃこんな事を言い出すお前さんの方がよほどバカげてる!
  だいたい、あわわ㌔くらいでナメられるワケにゃいかんのだよ」






コーナーリング性能もまずまずだそうで。
しかし消音機が付けられないのと排気温度が高すぎるため
日本では車検が通らず公道走行不可だとか・・・


まあ買えないけどねw

残念(;へ;)
Posted at 2011/10/23 13:34:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | 日記
2011年09月26日 イイね!

むらっち劇場⑬ ≪中華製モンキー風≫

むらっち劇場⑬ ≪中華製モンキー風≫日差しは暖かいが肌寒い秋風はそろそろバイクシーズンの終わりを告げている。
峠の頂上は更に風が冷たく木の葉は紅葉の装いだ。。



今年はあまり乗れなかったなぁ…
そんなおセンチな気分で一服していると下から一台のバイクが上がってきた。



「おお~!カスタムモンキー!!い~いペースで走ってんじゃん♪」



俺を確認したその人物は軽く頭を下げパーキングに入ってきた。



ヘルメットを取ると結構な爺様。しかし話してみるとかなり感覚が若い。
それもそのはず若い頃からバイクに乗り続け、たまにミニバイクで峠に走りに来ているのだという!



全く、この世代の人達には恐れ入るw



しかもこの S と名乗る人物は元ホンダ系のメカだったとかで
今乗ってきたバイクも中華製のモンキー風で
一度全バラにして組み直したとか!




「何から何まで悪いトコだらけでさ~w パーツ入れ換えたりナンだりして組み直したんだ~
おかげで不具合なく楽しいバイクになったよ~。125cc もあるんだよコレ!」



もう圧倒されっぱなしである (^_^;)



さらには、元農家の土地を700坪も借り上げていてそこにオフコースを作りCRM80で楽しんでいるのだという!




「君もオフやるんだ!じゃあウチに走りにおいでよw!」



隣町だということもあり嬉しいお誘いを受けたwww




フフフ(^ー^)


やっぱりBDは特別だ! いつも俺にとびっきりの出会いをくれる♪



さあ今度はヤックルで出動だw!
Posted at 2011/09/26 18:40:53 | コメント(5) | トラックバック(0) | むらっち劇場 | モブログ

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☆Youtubeで動画投稿してます。  「カントクの時間」です。よろしければ寄って行って下さい。 https://www.youtube.com/chann...
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