昨年発表されたBIMOTAの新しいハブセンターステアリングシステム、どんな機種に搭載されるかと思っていたら今年のEICMA(ミラノモーターショー)で
実車が発表されましたね。
フレームだけの発表では背が高い感じでオフロード系のモデルかと思いましたが、実物は今流行りのクロスオーバー系?のモデルでした。4輪で言うとSUVみたいな感じでしょうか。
見た目は大きそうですが、ホイールベースは1445mmなので普通か逆に実車を見ると意外とコンパクトかもしれません。
昨年はフレームだけの発表でしたが、エンジンハンガー部分やスイングアームの形状が微妙に違うだけでほぼ一緒のレイアウトですね。
エンジンはTESI H2と一緒の998ccスーパーチャージャーを搭載しており、200ps/137Nmでパワフルですね。テストでは0-100km/h加速3.5秒、0-200km/h加速8.2秒をマークしたそうなので4輪と比較しても十分速いですね。最高速も250Km/h以上出そうですが、スポーツ系のフルカウルではないのでライダーの方がまいってしまいそうです。
BIMOTAのハブセンターステアリングシステム独自のフレームレスのため、タンクは大ぶり(22L入るようです)ですがシート周りはスリムで乗りやすそうです。2人乗り出来るのも良いですね。
新ハブセンターステアリングシステムは操舵系がハンドルと直結していて今までのリンクを介したものとは違うのでフィーリングも良さそうですし、メカトラブルも少なそうですね。ラジエーターがばかでかいのも何だか安心感があります。センターハブからのブロックがブレーキキャリパーのサポートとステアリング系に直結しているのが独特の設計ですね。ブレンボのキャリパーも一品ものの専用設計でしょうか。
切れ角も35度ありますし幅広のパイプハンドルなので取り回しも問題無さそうです。
マフラーはカワサキのH2とは違ってアクラポビッチ製のものが装着されており、オリジナルよりはかなり軽そうな印象です。車重はTESI H2と大差ないかもしれませんね。
バリエーションとしてアドベンチャーモデルもあるようです。BMWのGS系をライバルに想定しているのでしょうか。価格は倍以上でしょうから比較対象にはならない気がしますが(爆)。
ごついパイプとサイドバッグですが、中は上質な革張りでゴージャスです。アドベンチャー系だと逆に汚れものを入れるのに躊躇してしまいますね(苦笑)。
こちらのモデルではマルゾッキのダンパーがオプションで用意されており、標準モデルのオーリンズのダンパーのストロークが前114mm/後135mmなのに対して前145mm/後165mmと30mm拡大されていてよりオフロード寄りになるようです。
シート高も820mmとそれほど高くないのでそれほど気を遣わなくても良さそうですし、TESI H2と比べてライディングポジションはずっと楽で車重も大差ない?感じですし同じエンジンでパワフルさも一緒でハブステアリングシステムも進化していそうなので結構楽しいマシンかもしれませんね。
BIMOTA初?の2人乗り可能なマシンですし、結構使い勝手も良い気がします。ちょっと欲しくなりました。あとは価格の問題ですね。TESI H2と一緒で800諭吉くらいしそうです(爆)。
Posted at 2023/12/05 06:20:23 | |
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