先日、キャトルクラブ事務局からのメールで、『吉田 匠さんが編集長をされている
「CG classic Vol.04」にキャトルが出るよ!』との案内がありました。
その中で、吉田 匠さんが1984年2月号の「CAR GRAPHIC」に「CINQ et QUATRE」と言う試乗記を寄稿されていることを知りました。
「CG classic 」の発売前に、当時の試乗記が読みたくなりネットで購入‥

2月号の紙面のトピックは、表紙の黄色の「ウェストフィールド」、ブルドックのあだ名の「シティーターボⅡ」のロードテスト、そして「ルノー・サンク」と「ルノー・キャトル」の試乗記‥

試乗記は、日本仕様の「サンク」に5ドアが加わったことに関する内容ですが、比較対象として、当時珍しかった「キャトル」も紙面に登場させたようです。
もちろん、当時正規ディーラーだった「キャピタル企業」のディーラー車です。
写真は、銀杏並木の風景から、代々木から神宮外苑あたりと思われますが、新宿の高層ビル(三井ビル)の周りに何も建物がないのと、道路を走る当時の国産車に35年以上経った月日を感じます。

少しでもフランスの雰囲気を出そうと、乃木坂あたりのカフェで撮影したのでしょうか‥
お店のネオンが「カプチーノ」になっているのが残念。

所で、この「サンク」の価格、ベーシックグレードで200万円以下でしたが、「キャトル」は、250万円(ゴルフと同じくらい)を超えていました。
そりゃ、街中で見かけないわけです‥
この試乗記の翌年、吉田 匠さんは、二玄社を退職されフリーランスとなったのですが、その時購入した車が「ルノー・サンク」のATだったそうです‥
先のキャトルクラブのメールにこの試乗記の締めの一文が書いてありました。
試乗記の本文から一部転載します。(ちょっと長いですが‥)
すっかり、黄色くなったいちょう並木を辿って代々木から神宮外苑に至り、乃木坂あたりのカフェ・レストランで夜景を収めるという今回の撮影コースで、サンクとキャトルは実に生き生きとして見えた。そのうえ夕暮れの表参道なんぞ走っていると、パリ・コンプレックスの女の子のような気分になって、シャンゼリゼーが想い出されてきたりするから楽しい。こういった、ある種の思い込みをパセンジャーに与えるところがこの手のフランス車のもう一つの魅力で、やっぱりゴルフやカローラでは、絶対に
トーキョー・タワーがエッフェル塔に見えたりしないのである。
私もキャトルに乗って「通天閣」を見たら「エッフェル塔」に見えただろうか‥
Posted at 2021/02/23 18:32:13 | |
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