旧いのに、新鮮に映ることがある

今、「横倍角」文字って使いますか？

今日の会議で配られた資料に、懐かしい「横倍角」文字がふんだんに使われてました

２０代前半の後輩同僚に見せたところ、「初めて見た」（えっホントかよ？）っていうんです
いわく、 「初めて見た文字設定で新鮮」とまで言い出し、痛く感激していました

恐らく、この資料は年配の方で、ワープロ専用機で作ったものと私は想像します

パソコンのワープロソフト（要するにワード、希に一太郎）が主流となった今、いつのまにかワープロ専用機時代に良く使っていた「横倍」とか「縦倍」は姿を消しました

ということで、今日のお題はワープロの変遷とぴなじろう

学生時代（１９８０年代前半）
大学の研究室にあったパソコンがＮＥＣのＰＣ８８、９８シリーズで、ソフトメーカーは忘れました
①「漢神」　　「ワープロ」というより「電子和文タイプライター」と言う感じでした
②「松」　これは文節変換ができるのが売りで当時１２万円だったことを覚えてます（教授が１２万円と騒いでいた）
なにしろ、パソコンのメモリーが１２８キロバイトの時代、大変な発明だと思います
でも、あまりのかったるさに、私を含め、卒論はみな手書きでした

社会人新人時代（１９８０年代後半）
まだ個人では持ってなかった時代、ワープロ専用機（機種名不明）が導入され、ディスプレイは１行のみ
ほとんど、テプラみたいな「のぞき窓」で、よくもレイアウト構成ができたものだと感心してしまいます
そして、プリンターはまだリボンの時代、時間がかかってしょうがなかったその時、
片道３行いっぺんに印刷される「三行革命」が起きる

個人でパソコンを買えるようになった初期（１９９０年代前半）
まだ、ＤＯＳ全盛時、一太郎を買う　ワープロの技術が１００年早まったといわれた名器
個人のパソコンを仕事に使ってた時代、「自腹」で買うことへの抵抗感との闘いでした
ちなみに、表計算は「ロータス１－２－３」派と「三四郎」派に分かれ、私はロータス派
その頃、職場にオアシスとルポが導入され、ワープロ専用機全盛時代となる

ウィンドウ革命勃発（１９９０年代中盤）
マイクロソフトのwindow3.1が革命を起こし、window95の発売でマイクロソフト時代全盛となる
ワープロソフトも、ワードとエクセルのプレインストールモデルが主流で一太郎が劣勢に追い込まれる
私は、この「ワード革命」に抵抗し、暫くは一太郎を使い続けていました

気が付けば、一太郎を捨て、ワード、エクセル、パワーポイントとＭＳ漬けの今、横倍角文字などもすっかり忘れていました