40÷2＝9あまり22と解答した生徒の潜んだ才能の芽

学校の成績がいいのは、もちろん、ほめられることだけど、人の才能って、きっと、それだけじゃ測れないんでしょうね。
政治家の先生のほとんどが、いわゆる有名大学をご卒業されたんだろうけど、ねえ…。

おっしゃるとおり、人の才能を測るのは難しいもので、何かの作業プロセスの中で他人とは違う光るものを持っていることを見つけてあげることができるかどうかだと思います
いっしょに仕事をしていても、「できる人」と「素頭の良い人」はあまり関係がないですよね

>あ、ジャム先生だったらどうすんだろう、とか考えてしまいました
何も考えません。✖です。
算数には感情を入れてはいけません。状況を自分で作っってしまうとそこにはなん通りもの式が存在してしまいます。
問題レベルとしては３年生ぐらいですが、このような答えを書くのは考えにくいです。なぜなら、小学生の問題には、単元名に「あまりのある問題」とか割り切れるまで計算しましょう、などと題が書かれていることが多いからです。この子の場合は、単に１０以上の商が出てくる筆算の考え、十の位からの計算についての理解がなされていないことから作り出された気がします。９が好きなのではなく、二けたの商を出す方法の理解が、なされていなかったのでしょう。

ちなみに、３年生の余りの問題で、もっとも間違いの多い文章題を紹介しましょう。
「４人が座れるベンチがあります。３７人が座るには、いすはいくつ必要でしょう。」
（式）　３７÷４＝９・・・１　　答え（９こ）✔

確かに、〇か×かとなれば×なのでしょうし、これが入学選抜試験だとすればこれ以上のことはないのは間違いないです
また、ジャムさんが縷々解説されているような不理解なところがこの子にはあるのも確かでしょう
ただ、少なくとも
a/b=c*b+d
という基本式にあてはめた時には間違っていないのも事実です
選抜試験でもない単なる授業の一環としての習熟度確認の段階のため、誤りは誤りを指摘したうえで、何かのセンスを見出して前向きな言葉をかけてあげられないものかと感じたまでです

ちなみに私は小学校２年生の時に、絵を描かせれば既に晩年の「ピカソの領域に達していた」（自賛）にもかかわらず、担任に「この子の絵は構図も配色もちょっと病的だ」と親に報告して芽を摘まれた過去があります(笑)