2021年10月22日
CX-8の納車1年で感じた装備・機能の総括、第3回は「使わない、使えない、要らない」装備編です
以下に指摘している装備・機能の中には、もう30年以上も前から多くのクルマに装着されているものもあり、しかしもしかしたら見違えるように良くなっているのかと淡い期待を抱いて試してみたのですが、やっぱり要らないと感じたものです
第1位 スポーツモード
不要装備の代表選手!引っ張りたければステアリングシフト(パドルシフト)またはマニュアルモードにして自分の好きなタイミングでシフトアップ/ダウンさせれば良いだけのこと
引っ張りたい時って、ドライバー個人の感覚がとっても敏感になっていて、人任せではなく、チェンジしたいタイミングに自分でやるのがベストでしょう
何度かスポーツモードで運転してみましたが、シフトチェンジのタイミングが私の感覚とちょっと違うため、イライラするだけでした
第2位 インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM)

最初は面白半分にやってみましたが、もうどうでもいいと思い、追うのをやめています
住宅街を運転している時など、歩行者や自転車の不意な挙動に対してブレーキを踏むと、これを不規則なブレーキ操作とみなされたり、逆に信号のタイミングでちょっと急なブレーキを踏むと爽快なブレーキングと高く評価されたり、果たしてその評価は本当に正しいのかと疑問が多く、かといって点数を上げるために「傾向と対策」を立てて運転するのもなんだかと思いますし、そもそも人の運転にいちいち点数を付けるなど大きなお世話です
第3位 ドライバー・アテンション・アラート(DAA)
高速道路を長い時間続けて走っていると、ピピッと警告音とともに「休憩をお勧めします」というメッセージが表示されます
確かに、疲れているのかもしれないけど、そんなに疲れているわけでもない時にもこの警告を受ける時があります
アラートを判定するアルゴリズムがどうなっているのか分かりませんが、疲れている時は自ら次のパーキング/サービスエリアに向かうので、ちょっとうざったらしい機能と思っています
というか、このアラートを聞いて初めて疲れていることに気づいて休憩する人ってどのくらいいるのだろうか
第4位 オートワイパー(レインセンサーワイパー)
これはかなり昔から高級車を中心に付いていたところ、最近は一般的に普及してきた機能ですが、私には未だにその必要性が理解できません
オートライトのような、明るい道路で「点け忘れ」してしまうのとは異なり、雨が降っているのにワイパーのスイッチを入れ忘れることは普通はないと思います
また、私はどちらかというとワイパー間隔や速度が遅いのを好むタイプ、一応感度調整ができることになっているものの、感覚的に今一つしっくりきません
第5位 フルオートエアコン
これもクラシックな装備で、今は殆どの車種に標準装備されていますが、ところで実際のところ、一度設定したあとはずっと快適な状態が続いているのだろうか
結局、温度を上げ下げすることを繰り返したりしてることってないですか?
これも個人的にはマニュアルエアコンのほうがコントロールし易いと思います
機能の設定でON/OFFを選べるものはOFFにしました
いずれも、「要る要らない」は個人の感想、個人の好みであり、この感覚を絶対価値観のように主張するつもりはありません
Posted at 2021/10/22 23:29:09 | |
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my CX-8 | クルマ
2021年10月20日
CX-8が納車されて1年、先日の「良いね」に続く第2回目は、機能が装備されていること自体は評価できるが、果たして「どうなの?」とやや疑問のものを2つ記します
① アダプティブLEDヘッドライト(ALH)

アダプティブハイビームコントロールともいうやつで、オートハイビームよりも進化しているものとも言われてますが、これまで作動したのは夜の空いた高速でハイビームになっただけで、これではオートハイビームの域を超えていません
ところが、こと都内の道路は街路灯も充実していて夜でも明るいため、一般道ではグレアフリー(防眩)ハイビームの出番はまだ一度もなく、これでは評価のしようがありません
また確か30キロ以下の低速で運転するときは作動しないため、自宅周辺の住宅街ではいったんオートを解除してマニュアルでハイビームにせざるを得ず、なんだかな、という感じです
② 交通標識認識システム(TSR)

この機能は、将来、自動運転走行が実用化された際に絶対に必要な装備のため、今はまだ開発途上段階もいいところ、それにしても、幹線国道上にもかかわらず首都高速5号線の案内を見て速度制限5キロと表示するなどの誤認識が多いのはご愛敬、もはや笑ってしまうレベル
追い越し禁止や一時停止(止まれ)の誤認識は今のところありませんが、車両進入禁止(一方通行出口)はたまに原因不明なまま表示されることがあります
誤認識が多いといえば、コムテックのドラレコについている運転支援機能の一つに「先行車発進お知らせ機能」というのがありますが、交差点の先頭で止まっていると交差道路を横切る車に反応することが多く、これも間違いだらけ
ちなみにマツダはドライバーに常時緊張感を持たせるためにあえて採用しないらしい
いずれにせよ、こうした装備はまだまだ完成の域には達しておらず、しかしそれを承知で温かい目で見守ってあげるくらいの懐の深さ、楽しみ方ができると良いと思います
Posted at 2021/10/20 21:29:44 | |
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my CX-8 | クルマ
2021年10月17日
子供の頃に父親に連れられて西早稲田の明治通り沿いにあった「えぞ菊」本店の行列に並んで食べたみそラーメン、今日はぴな妻と「二郎党」の息子を連れて早稲田通りの「えぞ菊」戸塚店へ昭和の札幌みそラーメンを紹介してあげました

昭和43年創業と書いてあります
店内に入った瞬間、店内に流れていたのはアリスの「チャンピオン」、続いて中森明菜の「セカンドラブ」、席に座る前からもう昭和にタイムスリップしました
ようやく座れ、注文を終えても紙ふうせんの「冬が来る前に」や高田みずえ、田原俊彦と昭和歌謡、昭和フォークが続きます

濃い目の味噌、しかし辛くもしつこくもないスープに中太縮れ麵がよく絡んで見事です
私が父親と食べた味までは覚えていませんが、しかしここのラーメンは紛れもない正統派札幌みそラーメンそのもの、奇をてらわず、王道を行く昭和の味です
二郎ラーメンも良いけど、たまにはこういうのもどうだ、と息子に聞いたら息子も美味しかったと言ってくれました
最後の会計でペイペイが使えるのを知って、大将なかなかやるじゃん、と思いました
Posted at 2021/10/17 22:30:40 | |
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お昼 | グルメ/料理
2021年10月16日
MPV(LY)からCX-8に乗り換えて、間もなく1年
クルマのモデルとしては10年以上の差があるため、技術の進展、進化を実感することができ、多少の不満点を差し引いても、トータルでは満足できるレベルと考えています
マツダに限らず、総じてどこのメーカーも新車価格が高くなったと言われていますが、その要因は走行支援や安全装備など、この10年くらいの間に実用化されたような機能が価格として上乗せされているためで、それ以前からある既存装備品は、テレビやパソコンと同様に基本的には安くなっているのも事実です
ちなみに、私の前車MPVと今のCX-8の価格差(定価ベース)は、ディーラーオプションまで装着した状態で一万円未満とほぼ同額です(これに一番寄与しているのはMPVの約30万円のオーディオ付きナビに対するCX-8の約5万円のナビソフトでしょう)また、MPV購入時の消費税は5%だったことなどを考えれば実質的にはMPVよりも価格が下がったと言えます
クルマの装備品は、カスタムメイド的に作ることはできず、パッケージ化してグレードを設定しているため、どうしてもある程度は「あれが欲しい、これはいらない」となってしまいます
そんな中から、1年乗って感じた「いる、いらない」を総括してみたいと思います
第1回は「付いてて良かった使える装備編」です
第1位 アクティブ・ドライビング・ディスプレイ

画像はマツダのウェブサイトのもので、一般的には多くの他社が呼んでいる「ヘッドアップディスプレイ」というやつで、実にこれは良い
CX-8は、ウィンドウへの直接照射タイプで、遠方の視距離位置に見えるため、目の疲れは全く感じることもなく、視覚的にも本当に見やすいです
運転中もほとんど計器類やナビ画面に目を移す必要もなく、次のアクションまでの距離と右左折などの動作指示、さらにはこの画像には映っていませんが進路変更の可否判断に必要な斜め後ろの状況(BSM)も表示されるのはありがたいです
第2位 360°ビューモニター

後進での駐車時にはいろんな線が画面に現れ、最初は慣れるまで状況を把握するのが難しかったですが慣れてしまえばけっこう役に立つ優れものです
この1年間、ホイールを縁石にガリガリとやってしまうことが一度もなかったのはこれおかげと言ってよいでしょう
解像度がやや粗いものの実用上の不満はありませんが、2019年のマツダ3以降のモデルでそれを改善したあたりはかつてのマツダからは考えられないことです
第3位 G ベクタリング コントロール プラス
機能の説明は他に譲るとして、というか、文字や絵で説明されても全く実感できず、かつ半信半疑でしたが、結果として首都高の急カーブなどでもスピードをほとんど落とさずに楽にハンドルを切ることができ、しかも体の感じる横揺れも少ないなど、運転の楽しさと快適さを実感できます
まさに、体感して初めてわかる機能でしょう
第4位 全車速追従型クルーズコントロール(ACC/マツダ名MRCC)
高速道路では本当に便利、過信することは危険ですが、ロングドライブでの疲労軽減に大貢献しています
以前の車速維持機能だけの単純クルーズコントロールを使った友人が、あわや追突する寸前で急ブレーキを踏んで何とか幸い事故回避できたことがあって、その話を聞いて以来欲しいとは思わなかったですが、今のは交通状況に応じて車間距離を保って流れに沿ったドライブをしてくれるので本当に助かります
但し、遠くに渋滞の最後尾を発見した時の減速度、それに前走車が進路変更などで消えた時や停止又は超低速時からの加速がやや雑なのはまだまだ改善の余地があるでしょう
第5位 レーンキープ・アシスト・システム(LAS)
マツダのLASはこのCX-8までは時速60キロ以上の作動条件のもと、受動的な車線逸脱回避支援と積極的なライントレースの2つから選択するもので、実質的には高速道路で働く機能で、私はライントレースを選んでいる
この機能を、どこまで望むかは個人の好みで、事実上の自動運転的なものまで求めている人には正直言って期待外れの装備と言わざるを得ません
マツダは「運転する楽しみ」をモットーに、あくまでもドライバー自ら運転することを前提にした運転疲労軽減・安全運転支援としてのライントレースなのでハンドルから手を離すことはできませんが、軽く手を添える程度で高速道路を快適に走ることができます
LASとMRCCで高速道路の疲労は本当に軽減されたと実感しています
いきなり褒めてばかりですが、褒めるのは今回限りです
Posted at 2021/10/16 22:39:22 | |
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