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2025年06月26日 イイね!

マツダ、この先いったい何を売るのか

マツダ、この先いったい何を売るのか
マツダが10年前に世に打ち出した「新世代商品群」大集合の今や見飽きた感いっぱいなこの画像、先日マツダが国内販売強化に舵を切ることを発表した時にもこれを使ったことに私はびっくりし、正直言って「もう終わりだ」と思いました

マツダの主力市場であるアメリカ、その5割を日本から、3割をカナダからの輸入に頼っているため、トランプ関税の行く先(決着)がつかないことには今期の収支見通しが立たないとしています

一方、国内の販売状況(台数)はこの10年で3割以上減って昨年度は約15万台とジリ貧傾向に歯止めがかからない

そんな背景もあってか、マツダは「国内ビジネスの再成長が急務」とし、先般「国内ビジネス構造変革の方針」を公表しました
私なりに乱暴に解釈すると、
①国内販売店(ディーラー)を都市部に重点的に配置し、その他地域では販売店の統合を進めるなど、立地にメリハリをつける。
②新規顧客が年々減少していることを知って、その掘り起こしに注力する。
③ブランドコミュニケーションや「黒マツダ」店舗の整備を進めるなど、ブランド力強化を図る。
④店舗での実践支援「スーパーバイザー」制度を導入するなどバックヤード機能を担う新会社を設立し、ディーラーの営業にテコ入れを図る。
というものだ

要は、当てにならない米国から昔たくさん売れた国内へ市場のターゲットをシフトしようってことにし、ブランド力を高めろ、たくさん売れ、と販売現場を鼓舞するというものだろうか

その心意気はよくわかったんですけど、、、、
で、何を売るの?


売る商品が見えてきません
日本と欧米市場の大きな違いは、ざっくり言うと、「新しいもの好き」な日本、「良いものは古くても良い」欧米、って感じがします
だから、自社の商品に自信を思っているマツダはモデルチェンジをしないでも世界市場全体を眺めれば十分にやっていけるとしていたことと思います

しかし国内では、鳴り物入りで投入した「ラージ商品群」のCX-60、CX-80が低迷し、5年10年選手のその他「スモール商品群」に頼っている現在、まず売る商品に魅力がなければ「V字回復」は不可能なのは明白です

で、今年モデルチェンジする商品はあるの? CX‐5って噂もあるけど相変わらずのディーゼルエンジン中心で大丈夫? 
究極のZエンジンなんて言ってるけどいったいつ出るの? えっ?2027年を目途? もう待てないよ、そんで蓋を開けてみたらsky-Xのようにまさかの「値段だけ高いエンジン」でしたってことはないよね?


90年代半ばのマツダの存続危機を救ったのは、実は手元にある材料で手っ取り早く、いわば「やっつけ」で作った96年に登場した初代デミオ、当のマツダもびっくり、コンスタントに月販7千~8千台を維持していた
台当たりの利鞘は小さいが、マツダの知名度を上げた貢献度は大きい、渾身ではなく、急場しのぎに作ったものが奇跡ともいうべき起死回生のモデルとなった
もっと言えば昭和時代の女子大生を魅了し、月販2万台を記録した「赤のファミリア」ブームは今や幻の伝説だ
で、デミオ改めマツダ2、ファミリア直系マツダ3は今どうなの? 数字的に見る影もないよね、目標達成には合わせて1万台は売らないと、だよね、モデルチェンジしないでも大丈夫?

マツダのクルマ、良いクルマなのかもしれないがもうみんな古くなって国内市場としてのアドバンテージは皆無、それでも売れ、売れ、でも値引きはするなと、なんだか、現状に陥った原因を販売現場に押し付けているような気がしてなりません
Posted at 2025/06/26 22:16:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ | ニュース
2025年06月03日 イイね!

「マツダで一番売れてるのはロードスター」の意味するもの

かつて、サバンナRX-7(SA)が登場した時、月販9千台を記録し、「ロータリーで死んだマツダ(当時=東洋工業)がロータリーで復活した」と報じられたことを思い出しました

先日、ヤフーニュースを見ていたら、「ロードスター、マツダの車種別販売で初のトップ 国内4月」という中國新聞デジタル配信の記事を見つけました

今、ロードスターがかつてのサバンナRX-7のような数字をはじき出したのならそれこそ大ニュースになったと思うのだが、これは全く違った意味での大ニュースかと思いました
確かに、自販連のデータによれば
28位 ロードスター 1,918台
33位 マツダ2 1,696台
36位 CX-5 1,122台
40位 マツダ3 897台
42位 CX-30 732台
46位 CX-3 670台
50位 CX-60 578台

とあり、一番新しいモデルであるCX-80はランキング圏外となっています

これ、「ロードスターがマツダのトップセール」というよりも、「どのモデルも売れてません」と言っているのに等しいのではないだろうか

このままでは本当にジリ貧で、海外に特別な販路が見込めない限り、少なくとも国内ではメーカーとしての存続危機かと思います

ついでに言うと、国内販売で、今はトヨタが5割近いシェアを不動のものにしていますが、1970年代、ざっくり言えばトヨタ約30%、日産約30%とほぼ拮抗した2強があって、その下の3位メーカーが東洋工業で約15%という時代でした(
大同合併した日産が首位を占めた年もあり、ホンダはようやくシビックを世に出したくらいの黎明期)

今のマツダ、現行モデルは多くが高齢化し、年次改良も限界、新規モデルは背伸びした無理な高級路線でいきなりの低迷、販売店は外装は立派にしたものの旧態依然としたフロントスタッフの対応、私も含め、この先マツダ離れのユーザーは増えていくと思います

今、日産があんなことを報じられて、この先どうなってしまうのかと案じていますが、マツダの方がもっと深刻な状況かと思います
Posted at 2025/06/03 12:39:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | マツダ | ニュース

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かつてはHBコスモターボクーペ、ユーノスコスモとロータリーに乗っていましたが、今はすっかりおとなしくしています 2008年にMPV(LY)の購入をきっかけにみ...
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