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半ねりのブログ一覧

2020年03月11日 イイね!

タラレバ娘にダークナイトの面白さを注入したい(が難しい)

タラレバ娘にダークナイトの面白さを注入したい(が難しい)ちょっとメモ

東京タラレバ娘という漫画で、男のダークナイトの自慢が分からん、というシーンが出てくるが、この映画の意義を説明するのは意外に難しい。





この映画は3人の人物が対比して描かれる。

一方には、ハービー・デントというtheアメリカの正義を体現する検事が置かれる。金髪碧眼、頭は切れてスポーツマンで紳士という、アメリカという国が建国以来蓄積してきた価値観を結晶化したような存在だ。

正反対の位置には、ジョーカーという完全な愉快犯が置かれる。ジョーカーは、金銭的な欲望や政治的要求がなく、正義の堕落こそを目的としている。つまり、悪をなすという、本来であれば手段である行為自体が目的かしている(このハービー・デントとジョーカーとのちょうど中間に位置するのがバットマンになる。)。

そして、映画ではハービー・デントが、徹底的なまでに敗北する。両者の対比、つまり、アメリカが信じて疑わなかった絶対的な正義は、絶対的な悪というものが存在し、それには敵わないことが示される。

ダークナイトのラスト、ジョーカーを倒したバットマンは、悪に堕天したハービー・デントの罪を自らが被り、ハービー・デントを「悪と戦い殉職した正義の検事」というピエロにしたてゴッサムシティは秩序を回復する。正義は見せかけのハリボテであり、バットマンという「ダークナイト」が存在しなければ、もはや立ち行かないことを示したのが、このダークナイトという映画の意義だと思う(それを高いエンタメ性と高度に両立させた)。

しかし、だから何?と思うかもしれない。東京タラレバ娘の主人公もそう思ったことだろう。

この点は、絶対的な正義や、絶対的な悪といった二元論に慣れない日本人には理解しにくい気がするが、例えばグッドワイフというドラマで、主人公は旦那が選挙に出馬するとき「側に立ち、夫を支える」という「良き妻」であることを求められ葛藤する。

グッドワイフの舞台はシカゴであり、オバマの地元ということを考えておも、リベラル色が強いだろう。そのシカゴでさえ、このような保守的な、つまりアメリカが今まで信じてきた正義が息づいている。だからダークナイトという映画が価値を持つのであって、そのような正義のない日本ではピンと来ないのも無理はない気がする。

と、いう訳で下記のような、全てを無効化するチート武器みたいな感想のタラレバ娘に「ダークナイトの面白さを注入はできない」という結論になってしまった。



本当は、次のような点について整理したかったのだが、疲れたから明日にする。

1. ジョーカーと、ノーカントリーのシガーとの違いは何か?
2. ダークナイトのジョーカーと、ホアキン・フェニックスのジョーカーとの違いは何か?
3. 日本における「正義」とは何か?
Posted at 2020/03/11 01:40:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年03月09日 イイね!

[本の小並感 108]新・所得倍増論 日本の生産性が低いのは、みんな悔しいでしょ?私は悔しい

[本の小並感 108]新・所得倍増論 日本の生産性が低いのは、みんな悔しいでしょ?私は悔しい108. 新・所得倍増論 3点

デービッド・アトキンソンの本は、3冊目くらいだろうか。この本の構造は次のとおりだ。

1. 日本の生産性は低い(ファクトの確認)
2. なぜ日本の生産性は低いのか
3. どうすれば生産性を向上させられるのか

このうち1は、要は「1人当たり」で見ると、日本の現状は世界に冠たる経済大国とはもはや言えないと言う話で、以下のような感じだ。

GDP 3位 → 1人当たりGDP 27位
輸出額 4位 → 1人当たり輸出額 44位
研究開発費 3位 → 1人当たり研究開発費 10位
ノーベル賞 6位 → 1000万人当たりノーベル賞 39位
金メダル 11位 → 1メダル当たり人口 50位

つまり人口が多いから総額が大きくなるのは当たり前であり、問題の1人当たりの生産性、これが各国に比べて軒並み低いのだ。

この問題は、私はなんなら中学校か高校くらいから疑問だった。国力としてのGDPは理解するが、重要なのは1人当たりでしょ?とずっと思っていたし、彼の指摘で「やっぱり」と肯定された印象を持った気がする。そういうこともあって、日本は見かけほどすごくない、と言う彼の主張には何の疑問もない。そして、この本では一般的な先進国並みに生産性を向上させることができれば、輸出は3倍、農産物輸出は8倍、GDPは770兆円まで増やすことができるという。そこまでではなくてもポテンシャルが大きいという実感はある。

この本では、この1の部分の検証を丁寧に行っているが、一方で、2と3についての議論は荒っぽい。ざっくりまとめれば、2については「人口増加時代の経済モデルが生き残り、人口減少時代への転換が遅れている。よく言われる責任を曖昧にする文化も、計画性のなさ、検証しない文化、縦割り行政、年功序列のような、よく言われる問題もこの一貫だ」と言ったところで、そして3については、経営者の意識改革である。

この3については、つまり「どうやって経営者の意識改革を行うのか」については、本書では「政府がGPIFを通して株式市場から時価総額を最大化するよう経営者に圧力をかける」などの提言に止まっているが、彼の最新の著書である「国運の分岐点」で、最低賃金の値上げを提案している。※

[本の小並感 No. 93]国運の分岐点(最低賃金の引き上げというベタベタの左派の政策が、日本のグランドデザインなのか?)

私は、3への提言は賛成できない。業務を効率化してそれでどうする?と言う問いに経営者が答えられないのだ。経営者は効率化ができることは知っているが、それによって何をすればいいか、新しい価値をどう提供するかがわからない。だから仕方なく非効率を意図的に温存している側面があると思う(悪く言えば惰眠を貪っている)。それに対して株式市場からのプレッシャーが必要ということは間違いないが、それは政府の役割ではない。政府ができることは制度設計までであり、そこから先に踏み込めない。株式市場のような冷酷で無慈悲な決定は政治にはできない。しかし、彼の熱い意思は下記の文言からも伝わってくる。

「皆様が学校でこんなに熱心に勉強して、塾にも通って、就職してからも毎日長い時間を会社で過ごし、有給休暇もほとんど取得せず、一生懸命働いているのに、「生産性は世界第27位」と言われて悔しくないですか。先進国最下位の生産性と言われ悔しくないですか。私は悔しいです。」
Posted at 2020/03/09 21:29:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年03月08日 イイね!

[本の小並感 107]空気の研究 匿名のネット空間は「神殺し」を実現するか

[本の小並感 107]空気の研究 匿名のネット空間は「神殺し」を実現するか107. 「空気」の研究 3点

コロナウイルスのマスクやトイレットペーパー騒動を見ると、この国における「空気」というものの強烈さを再確認する。イベントの自粛や小中高の休校が、法制度上は要請であっても実質的に強制力を持ちうるのは、この「空気」のなせる技だろう。それは、中国のように強権的な手法を使わなくても、国全体を極めて効率的に運営できるという長所がある一方、一旦過熱すると暴走が止まらないという側面もある。直近では3.11による原発の停止要請がそれであり、山本七平や丸山真男世代では戦争への突入だったことだろう。

この本では、日本における「空気」がどのように発生し、どのような力を振るい、そしてどのように対処すれば良いのかが記載されているわけだが、最も重要などう対処すれば良いのか、という点について著者の答えは曖昧だ。著者は「水をさす」の表現から、空気に抗うものとして水を対地する。会議で盛り上がった空気に対して、現実的な意見(金がないとか)を述べると、その空気を邪魔するものとして否定的に対地されるもの、それが水なのだ。しかし、その水を挿せるかどうかすら「空気」が支配してしまう。戦艦大和の出撃は、陸海空軍のエキスパートが決めたことであり、素人衆が煽ったわけではない。それでも「全般の空気よりして、当時も今日も大和の特攻出撃は当然と思う」となってしまうのだ。

面白いのは、この「空気」を西洋における「神」と対地していることだ。唯一絶対の神の存在を巡っては、西洋では科学の発達、特に進化論を巡って神学論争が行われてきた。本中、アメリカ軍の兵士から、天皇を現人神とするなら、猿から進化したと言う事実を受け入れるのか?と問われ、答えに窮するシーンがある。キリスト教における神の否定、空気の打破はそれに比するような「神殺し」のワザなのだ。

公害問題が華やかだった頃、経団連の周りを囲んだデモ隊は日本の全工場を止めろと叫んだ。そしてそれを聞いた経済記者は「一度やらせてみればいいのさ」と投げやりな態度で答えたという。国力を見ればアメリカに敵わないのは明らかなのに、理解されない。そのうち言うことすら憚られ、戦争に突入していった。経済記者の発言は「空気」に対する諦めであり、おそらくサイレントマジョリティと呼ばれる人々は、この諦観の状態にあるのだろう。ネットにおける熱心な左右の対立は、不毛ではあるが、「水を挿す」ことのハードルの低下に一役かってはいると思うが...
Posted at 2020/03/08 19:59:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年02月24日 イイね!

[本の小並感 106]10万円でシルクロード10日間 下川裕治は他の誰のためでもない「自分の旅」を取り戻せたのか

[本の小並感 106]10万円でシルクロード10日間 下川裕治は他の誰のためでもない「自分の旅」を取り戻せたのか106. 10万円でシルクロード10日間 2点

内容はよく分からないけど、この人の本だから。そういう「名前で買う」人は少ない。下川裕治は、そんなうちの1人である。彼のことは、多分処女作である「12万円で世界を歩く」で知った。真っ黒な表紙で、幾多の引越しの整理を乗り越え、まだ私の本棚に眠っている(と思ったら無かった。売ってしまったか。後悔)。当時から12万円という金額縛りで旅を続けており、貧乏旅行の下川さんでしょ?みたいな有名人だった。

この「12万円で世界を歩く」は、とにかく貧乏ドタバタ旅行記で、ある意味悲惨な体験を笑いにしてヒットしたのだと思う。ヒマラヤのトレッキングでは、一日中ヒルの出る森を歩き、疲れ切ってやっとたどり着いた宿の主人が一生懸命作ってくれた夕飯は涙が出るほど不味かった。牛の飯かと見紛う夕飯を死んだ目でモソモソを咀嚼し、倒れ込んだベッドはダニとノミの巣になっていた。みたいな感じだ。何せ航空機代を入れて12万円なのだから仕方がない。

もう一つは、彼が「好きを仕事に」した人だということだ。これについて彼は別の本で、好きを仕事にしてしまったことで「自分の旅」を失くしてしまった。と書いている。そして、いつか僕の本が全く売れなくなった時、自分の旅を取り戻せるだろうか?と、旅に捧げた人生を振り返っていた。

日本における仕事観は、次のような変遷を辿ってきたと思う。

1. 仕事はつらいもの(みんな好きな仕事は競争が激しい、80年・90年代)
2. 好きを仕事にした方が良い(13歳のハローワーク、2000年代)
3. 好きを仕事にしないと稼げない(ホリエモンとか田端さん、2010年代)

そんな中で、彼の「好きを仕事にしたことで、自分の旅を失ってしまった」という言葉はずっと心に刺さったトゲのようなものだった。

はっきり言ってこの本はイマイチだった。写真はキレイでパッと見楽しそうだが、本文は歴史紹介が多く、自分が旅をしているような気分にさせる旅行記という感じではない。かと言って実際にシルクロードを旅したい人向けの実務本というほど専門的でもなく、やや中途半端な印象を受けた。しかし、この退屈さが、下川さんが「自分の旅」を取り戻したことを示すものなら嬉しい。その辺に転がっている石一つから当時の交易と砂に埋もれた歴史に思いを馳せる。そんな彼の旅を。
Posted at 2020/02/24 20:08:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年02月24日 イイね!

久々に奥多摩に行ってきた(キャンプと自転車は分けられない気がする)

3連休中日、本当に久々に奥多摩に行ってきた。多分半年か1年ぶりくらい。

いつも休憩する青梅のコンビニ。広くてキレイ。おにぎり系がなかったので肉まんとパンの昼食だが、ここまで3時間半かかるので、疲れもあって美味かった。いつもお世話になってます。


キャンプするためにキャリアを探していたが、私のロードはキャリアが付けにくい構造らしい(店に持ち込んだが、キャリアはつかないと言われた。)。キャンプと自転車は分けるか〜と考えていたが、やはり両者を切り離しては意味がない気がした。とにかく疲れていなければならん。

ダム到着。コンビニから約2時間(奥多摩駅まで1時間半、そっから30分)。


雪が降ったらしい。小さいスノーマンブラザーズ。


青梅の駅まで下って電車で帰った。100 kmでめちゃめちゃ疲れた。


Posted at 2020/02/24 13:40:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「ビート、手放しました。13年ありがとう! http://cvw.jp/b/410066/45136597/
何シテル?   05/23 22:55
「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」
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