ABV-VSV(ブローオフバルブ制御装置)をバイパスしよう!(失敗
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ジムニーJB23-4型からABV=エアバイパスバルブ(以下ブローオフ)はソレノイド制御となり、冷間(暖気)、アクセルオフ、リミッターそれぞれの時に強制的に過給圧をリリーフする(逃す)ようになっています。
基本的?いにしえ?はサージタンクからそのまま接続し過給圧がかかっているとブローオフ内部にも圧をかけてリリーフバルブ押さえ付け、リリーフ出来ないようにしています。
逆にスロットルバルブが閉じられサージタンク内が負圧になるとリリーフバルブが緩まりタービン〜スロットルバルブに掛かっている過給圧によってリリーフバルブが押し開かれてリリーフします。
1〜3型がこの方式です。(少し細工がありますが)
2
前置きはこの辺りにしておいて…
どうもブーストが掛かると逃げている音がするのとパーシャル開度で妙な動きをする事があるので一度バイパスしてみる事にしました。
まず赤丸のブローオフへの配管を抜き、青丸も配管を抜いてキャップをします。
3
次にインタークーラー裏のサージタンク⇄チェックバルブの配管を抜いてサージタンクからブローオフバルブへ直接繋ぎます。
4
これでABV-VSVをバイパスしてサージタンクの圧力によるブローオフ制御になります。
5
で、いざ試走!
結果は最悪でした(笑)
信号ダッシュ3速アクセルを10%〜20%ぐらいでクっと踏んで固定する走り方をすると、ブーストが立ち上がって0.5k4000回転辺り、スーッと伸びてくれるここからーって所でブローオフが開いて一気にブーストが抜けます(笑)
まだまだ加圧しようとするタービンからの過給がスロットルバルブに干渉、そこを境にタービン側が高圧に、サージタンク側の過給圧が若干低くなり、このような場合に補助をしてくれるバネが内部にありますが、純正はバネレートが低い為耐えきれずに開いてしまうのだと思います。(あとブローオフのニップル穴がやけに小さく見えるのでオリフィス替わり?絞ってる可能性?)
一度開くとアクセルを踏み足してブーストを掛けても上手いこと圧力が均衡しているようでなかなか閉じないのでブーストの立ち上がりがめちゃくちゃ悪いです(笑)
6
と、ここで「じゃあ何故、純正配管ABV-VSV使用時は同じ症状が起きないのか?」という疑問が出てくるかと思います。
実は純正配管の場合、リリーフバルブが開かないように掛ける圧力はサージタンク(スロットルバルブ以降)では無くタービン側から取っている為、圧力差が生まれにくいからだと思われます。
「じゃあバイパス配管もそこから取れば良いじゃん?」となりますが今度はアクセル急閉した際に差圧が生まれず、リリーフが遅れる(出来ない)のでバックタービン状態になってしまうと言う…
ABV-VSVの場合はアクセル全閉を検知したらソレノイドに信号を送り、圧のかかってない配管(サージタンク)に切り替えて圧力を抜いてリリーフできるようにします。すごい!!!
ただこれが曲者で、スロットル開度をモニターしていると結構雑なもので、エアコンやファンの作動など電圧低下した際にスロットル開度信号の電圧が下がりスロットルが閉じられたと勘違いしてリリーフする動きをしてると思います。
アクセルちょい踏みエアコン使用時にやけにギクシャクするのはこれが原因?
7
長々と書きましたが、
結論!純正ブローオフバルブは純正状態で使いましょう(笑)
ブローオフの動きが気になったら素直に社外ブローオフに変えましょうと言う事ですね、やはり純正という物はとても良く考えられているんだと改めて痛感しました。
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