19億

東日本大震災の津波で宮城県にあった常磐山元自動車学校の教習生と事務職員計26人が死亡したのは、学校が安全配慮を怠った為だとして、遺族が学校などに約19億6700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は今日、津波の到達を予測してより速やかな避難が可能だったとして学校の責任を認め、学校に約19億1300万円の支払いを命じたそうです。

提訴したのは、死亡した18～19歳の教習生と職員の遺族で宮城県と福島県に住む46人。

訴状によると、学校側は巨大地震の発生から約50分たった3月11日午後3時35分ごろから教習生を送迎車に分乗させ校舎を出発。4台が津波にのまれ、乗っていた23人が死亡したほか、歩いて帰宅しようとした2人と教習所に残っていた事務職員1人が亡くなったのは、学校側が迅速な対応を怠ったためだと主張しているそうです。

提訴後に遺族会の代表の方が「賠償金が目的ではない。遺族が望むのは学校が罪を認め、正式に謝罪することだ。夢や未練を残して亡くなった子供たちに謝罪してほしい」と訴えていたそうで対する教習所側は海から750m離れている教習所で津波の予測はできなかったとの事で地裁の判決(19億円の支払い命令)が出ましたがこれは最高裁まで争うでしょうね。

震災の事は被災者でも当事者でもなく現地の事を知ってるわなけでもないので何とも言えないですが果たして教習所が全面的に悪かったのでしょうか？

18歳をこえた教習生、未成年とは言え18歳や19歳は子供か大人かと言う議論はあるにせよ車を運転できる年齢でかつ地震発生から50分後、それも大地震で各自の判断で避難する事はできなかったのでしょうか？

教習所の画像を見ても被害の甚大さは分かるくらいで周囲一帯も同様でこの様な未曽有の大災害を果たしてイチ教習所が予測して的確な避難指示ができたでしょうか？って話ですね。

とは言え亡くなられた遺族の方にはご冥福お祈りしますですが。