右こぶしを痛めていた世界ボクシング協会（WBA）スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志（ワタナベ）が9日、東京都内の所属ジムで本格的な練習を再開した。
　内山は三浦隆司（横浜光）と対戦した1月の防衛戦で右手甲を脱臼。手術を受け、約3カ月間はロードワークや左を打つだけの練習しかできなかったが、この日は右も使ってミットやサンドバッグを打った。「まだ強く打つのは怖いが、少しずつ違和感をなくしていきたい」と回復を図る。ジムの渡辺均会長は、「7月には全力で打てる状態にさせたい」と話した。
　次戦は未定。内山は「まずは右手をしっかり治して、秋頃にはやりたい」と意欲を見せた。