秋山成勲を沈めた“天才”ビクトーの野望=ＵＦＣ１３３ 

アンデウソンとの再戦へ、「ギブアップ」は存在しない

 　ＵＦＣ１３３で秋山成勲を僅か１１２秒で仕留めたビクトー・ベウフォートは、試合前にこんなことを言っていた。
 「私の家族は誰も“インポッシブル（不可能）”という言葉を信じていない。もしなにかしたいことがあるなら、最後までやり遂げればいいんだ。もちろん、人生に敗北は付き物だが、“ギブアップ”はそうじゃない」
　前戦でＵＦＣミドル級王者アンデウソン・シウバに１ラウンドＫＯ負けを喫した３４歳のビクトー。それまで誰も見たことが無かったようなアンデウソンの前蹴りがアゴを直撃すると、試合終了までビクトーは立ち上がることが出来なかった。一部では限界説も浮上したベテランの頭の中には、しかし、再戦しか無かったようだ。敗戦後、家に帰ると息子がビクトーにこう言った。
「パパ、次の試合はいつなの？　今度はいつ彼と戦えるの？」

　ベウフォート家には“不可能”や“ギブアップ”という言葉は存在しないのだ。

 「強い、この人は精神的にも強い」
それが、ボクのビクトーの印象だ。
この人には半端な覚悟では勝てない。
秋山もここまでの精神力はなかったはずだ。
素晴らしい選手だと改めて思った。
多分、息子もファイターになるだろう。

午前中に父の墓に行きお迎えに行ってきました。
お墓を前にしても実感が無いんですよね。
脳梗塞を起こす前。
前日まで塾の軽井沢合宿に行っていて１週間勉強漬けだったんです。
１日１６時間勉強の合宿。
クタクタになって帰ってきて駅まで迎えに来てくれた父ともろくに話もしないまま帰宅。
その後はご飯を食べて直ぐに寝てしまいました。
起きたのは父の悲鳴。
「頭が割れるように痛い」
ボクは何が起こったのか分からない状態。
母親が直ぐに病院に連れて行きました。
ボクはとりあえず留守番。
直ぐに病院から連絡があり病院にくるようにとのこと。
父は危篤状態になっておりＩＣＵにいて面会謝絶。
ボクの頭の中は「？？？？？？」
そのまま離れたくないので亡くなるまで１週間病院に寝泊りしました。
「父が死んだ・・・」
未だに理解出来ていません。
その後は皆さんが思っている通り荒んだ学校生活を送りました。
父に喜んでもらうのが嬉しくて頑張っていた受験勉強。
父を目標に生きていた。
目標を失ったボクは人生を彷徨いました。
未だに彷徨っている気がします。
両親がご健在な皆さん。
今のうちに親孝行して下さい。
そして辛いですがいつかは親は亡くなるということを覚悟しておいて下さい。

父親の命日が１７日です。
ちょうどお盆明けです。
ボクが中学３年生の時。
早朝、脳梗塞で倒れて直ぐにＩＣＵへ。
その後１週間後に亡くなってしまいました。
あっという間の出来事で実感が湧かないまま葬式をあげたのを覚えています。
未だに実感が湧きません。
どこかで生きているような気がしてなりません。
今のボクを父が見たらどう思うんだろう？と考えては自分に失望したりしています。
この時期は物思いにふける時間が増えます。