2012年08月29日
重い十字架を背負ったジョン・ジョーンズ「ファイターとファンに心から謝罪」
前代未聞のキャンセルとなったUFC151の波紋はまだまだ続きそうです。UFC151の対戦変更を断り、批判にさらされているUFCライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズが、UFCファイターとUFCファンに謝罪を表明しました。
「もしUFC151がキャンセルされてしまったことの責任を誰かが取らなければならないなら、オレがその批判の矛先となるよ。無駄な時間やお金を使わせてしまったUFCファイターとUFCファンに心から謝罪したい」
UFC151が中止になった経緯をめぐり、UFCライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズは重い十字架を背負うことになってしまいました。ジョン・ジョーンズの「今、置かれている立場は本当に辛いよ」という告白が、UFC151のイベントが中止になってしまった「事の重大さ」を表していますね。
ジョン・ジョーンズは、UFC151のわずか8日前に急遽、UFCのデイナ・ホワイト社長からケガをして欠場することが決まったダン・ヘンダーソンからチェール・サネンに挑戦者を変更することを告げられました。
しかし、ジョン・ジョーンズは「準備期間の短さを理由」に対戦を拒否。ジョン・ジョーンズの対応をめぐって、UFCファイターやUFCファンから賛否両論が巻き起こる大論争へ発展したのです。
デイナ・ホワイト社長やチェール・サネンは、ジョン・ジョーンズの対応を激しく非難。前ライト級チャンピオンのフランク・エドガーも「僕なら対戦を受けていたね」と発言するなど、ジョン・ジョーンズに対する風当たりは日に日に強くなっています。
ジョン・ジョーンズはUFC152でビクトー・ベウフォートとUFCライトヘビー級タイトルをかけて防衛戦を行うことになっていますが、精神的な影響がめちゃめちゃ心配です。これだけ批判にさらされたら、練習どころじゃないと思います。
驚異的な身体能力を駆使して、圧巻の勝利を重ねてきたジョン・ジョーンズ。UFCの将来を背負う逸材として最も期待されるファイターが今、窮地に追い込まれています。ジョン・ジョーンズはどれほど重い十字架をいつまで背負うことになるのでしょうか?
でも皆さんはどう思いますか?
僕は仕方ない決断だったと思います。
準備期間は絶対に必要だと思います。
挑戦者は日頃から打倒「ジョン・ジョーンズ」をかかげて練習しているのでコンディションさえ問題がなければ試合をしたいはずです。
何せ勝てばチャンピオンになれるのですから。
その点ジョン・ジョーンズは対戦相手を研究して弱点を攻撃する抜け目のない戦いをしたいはずです。
いつ誰と試合しても圧倒的に勝つなんてこの格闘技が進歩している現在不可能なことだと思います。
その点で調整に時間がないので戦えないという大きな決断をしたジョン・ジョーンズを僕は支持します。
ジョン・ジョーンズもスーパーマンじゃないのですから。
Posted at 2012/08/29 07:11:02 | |
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2012年08月29日
セルヒオ・マルチネスとチャベス・ジュニアの舌戦がヒートアップ!
セルヒオ・マルチネスとフリオ・セサール・チャベス・ジュニアが激しい場外戦
9月15日(日本時間9月16日)に「ミドル級最強」の称号をかけて激突する「驚異の男」セルヒオ・マルチネスと「伝説の続き」フリオ・セサール・チャベス・ジュニアがビッグマッチを前に激しい舌戦を繰り広げています。
ボクシング界屈指のテクニシャンとして絶大な人気を誇るセルヒオ・マルチネス。偉大な父のDNAと名前を受け継ぐファイターのフリオ・セサール・チャベス・ジュニア。正反対の特徴を持つボクサーの頂上対決は2012年最も注目の新旧対決です。
ミドル級の将来を占うビッグマッチを3週間後に控え、まず「口撃」を叩き込んだボクサーは、37歳のセルヒオ・マルチネス。3階級制覇の実績を誇る「メキシコの伝説」フリオ・セサール・チャベスの息子を思い切りこき下ろしました。

「チャベス・ジュニアは、チェベス・シニアの名前が生み出した幻想の産物だよ。いつになったら、幻想の世界から抜け出せるんだろう?彼にもアイデンティティがあるはずだけどね。いつになったら『フリオ・セサール・チャベス』として歩み始めるのかな?」
「リングに上がれば、ボクサーは一人だ。大好きなパパはいないよ。9月15日は、私がチャベス・ジュニアをボコボコにするから、チャベスの名前がボクシング界から消え去る日になるかもしれないね」と言いたい放題です。
一方、26歳のフリオ・セサール・チャベス・ジュニアも黙っていません。12年前、セルヒオ・マルチネスがフリオ・セサール・チャベス・ジュニアと同じメキシコ人のアントニオ・マルガリートにプロ初黒星を喫した苦い思い出を引き合いに出し、真っ向から応戦します。

「9月15日は、マルチネスが2度目のラスベガスで再びメキシコ人に負ける日になるね。同じメキシコ人に同じラスベガスで負ける心境を聞いてみたいよ」とセルヒオ・マルチネスに再び悪夢をみせることを宣言しました。
さらに続けるフリオ・セサール・チャベス・ジュニアは「9月15日は、私がどんなタイプのボクサーなのか知る日になるだろう。『偉大なフリオ・セサール・チャベスの息子』であると同時に『新しいフリオ・セサール・チャベスであること』を証明するよ」と力強く語りました。
「ミドル級最強」をかけた夢の新旧対決。「最もエレガントなサウスポー」のセルヒオ・マルチネスが世界中のボクシングファンを魅了するのでしょうか?それとも「伝説の後継者」フリオ・セサール・チャベス・ジュニアが「新しいフリオ・セサール・チャベス」に生まれ変わる日になるのでしょうか?運命のゴングまで、あと3週間です!
Posted at 2012/08/29 06:35:34 | |
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