2024年04月21日
要らぬトラブルの元だからOBD接続の機器は車に付けない方が良いって言われます
OBD接続は車の故障診断機用だから…
なんて言うけど、これはCAN通信を理解してれば使う機器で大丈夫です。
例えばオートロックさせる機器の場合はオススメしません。
アレはアクチュエーターを作動させる物なので、そう言う何かを動かせてしまうヤツはヤバいです。
OBD接続のレーダーで各種データを見る場合には、問題は無いです。
ただ、経年劣化でアダプターが逝かれてたり、なんらかの原因で配線がショートした場合には、高額修理代は覚悟になります。要はちゃんと規格に合った物なら大丈夫です。そう作らないと高い診断機を買えない店は潰れてしまうので。
診断機つないでECUが飛ぶとか仕事出来ません。
診断機はOBDの配線からの電力で作動しイグニッションオフでも使える様にしてます。
じゃないとキー無くした時にイモビ登録出来ません。キー無くしたら全損って怖すぎて…
レーダーが電源切れなくてバッテリー上がるとかのトラブルが有りますが半分くらいが説明書を読んでなく設定が出来てないです。粗悪品、不良品もありますが。適合無視も居ました。それでもレーダーは常時電源が入ってるので僅かな待機電力は食ってるのは事実です。海外の安物だと待機電力が高いので注意が必要です
ちなみにOBDの配線を分岐して使う場合、データを読み取れる機器、指令を出せるのは1台です
もし、見えないところで分岐して何かを繋いでいる場合、診断機を繋いでもなにも見れないし出来ません。ウチのマーチは裏で分岐してますが診断機を繋ぐ時の為にレーダーの常時電源を切るスイッチを付けてます。イグニッションオフにするスイッチではダメです。
私も持ってますがスマホと繋いで見たり出来たりするドングルは使う時だけ、繋ぐようにします。トングルのレベルでレーダーの様に見るだけってのも有りますが輸入車のコーティングが書き換えれる物も有ります。OBDのアダプターのチップ次第で色々と違いがあるのですが、能力はあっても品質が伴わない製品が出回ってます。私もAmazonで買って経験しましたが書き換えアクセス中に基盤爆発しました💥会社の車だったので実害は有りませんでしたがECUが一個死にました。事故車が無ければヤバかったです
ちなみにちゃんとしたレーダー探知機でデータを見る場合にも不具合はたまにあります。違法電波喰らうと、信号線にノイズが乗る。
これはレーダー探知機だけじゃなく、何もしてない車両でも同じなんですがアンテナを内蔵してる都合で影響が少し強い
CAN通信は車両の各種ECUやセンサーを繋ぐ為のデータ通信技術です
CAN HIとCAN LOWと2本の信号線が有り、やりとりする為に使う電圧を変えることで通信ミスやノイズ対策をしてます。あと、この線をコヨル事で更なるノイズ対策をしてますが電圧が低いので必要な加工です
電圧も変動させるため0Vになるわけではありません。電圧はあんま覚えてないですがCANHIが2.5Vと3.5Vの変動でLOWが1.5Vと2.5Vの変動で2進数でやり取りしてます。
高速キャンと低速キャンって呼びますが通信速度が5倍違います
信号はオシロメーターでは確認出来ますがそれくらい起伏の早い信号です。サーキットテスターで電圧を測ると、2vとか3vとか平均値を表示するって面白いことが起きます。断線チェックならこれで出来ます。
各種ECUへの信号線は並列回路ですのでデータや指令はある意味垂れ流しですが相互通信が出来ますので便利です
何かの理由でショート等のトラブルの対策である程度のグループ分けして運用されます
CANを利用した悪事がキャンイノベーターでCAN信号線に繋ぎイモビ情報を確認してるECUになりすまし車を起動させます。逆を言えばグループ分けして無い車が盗み易いです
Can通信の他にも車両内通信技術は有りますが大部分がCAN通信で制御されます
CAN通信はISOで決められた規則があるので故障診断機に活用されてます。
故障診断機もデータを見るだけのやアクチュエーターの強制駆動が出来る物、更にはECUのデータを書き換えれる物など様々ですがOBDのコネクターを使うってのは共通なので、よく考えると怖いコネクターでは有ります
CANの通信線も至る所にあるので、変なノイズを出す可能性のある物を私が恐れる理由です。
Posted at 2024/04/21 20:41:34 | |
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